年齢とともに自分の体のアンバランスが気になっている。
 アスペルガー人は肉体的にも特徴があるらしい。脳との関連について科学的にどれだけ説明がつくのかどうかは知らないが、少なくとも経験的には特徴的なものが観察されるのだろう。ベストセラーになった『アスペルガー症候群』には手の指の話が出ていて、私の手は妻の手と比較すると、本に書かれているような特徴がぴったり当てはまる。これには驚いてしまった。
 左右のアンバランスということで言えば、顔に耳がついている位置が私は左右で違っていて、眼鏡は必ず左からずり落ちる。右足の踵の骨が後ろに出っ張っていて、靴下には3回も履けば必ず派手な穴があく。これは若い時分にはなかった特徴だ。私はかなりのO脚だが、特に左脚の膝下の骨が大きく曲がっている。
 いずれも若い時には僅かにしか見られなかった歪みが年齢と共に大きくなっている。これは何か私の脳の特性と関係があるのだろうか。あるのかもしれないし、ないのかもしれない。どっちにしても実生活上の大きな不便はないし、どんな人でも多少のアンバランスや凸凹はあるだろう。ただ自分としては次第に大きくなる凸凹が少し気になっている。