カワスケのひとりごと~ビュートゾルフとは~ | セントケア四国㈱のブログ

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皆さんこんにちは照れ 

今週に入って急激に寒くなりましたが

いかがお過ごしでしょうか?ウインク


今日のカワスケのひとりごとは

『 ビュートゾルフとは』

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前回、ティール組織について触れました。

 

本当に優れた組織というのは、有機統合体的な

要素をもったひとつの巨大な生き物のような

もの、という話です。

 

その組織の一例としまして、オランダ最大の

訪問看護の会社「ビュートゾルフ」を

紹介させていただきました。

 

日本でも結構名前を聞くようになっています。

 

既にご存知の方には退屈な説明となって

しまうかもしれませんが、今回は私の

知っているこの会社の特徴について

お話をさせていただきます。

 

まず、包括的にケアを実施しているという点。「患者さんの自立」というゴールに向けて、

プランニング、ケア、ナーシング、すべての

面で関わっていくということ。

 

包括的に関わることで、短期間で結果を

出すことができ、それによって保険費用も

抑制されているようです。

 

また、上下関係をつくらない。

リーダーを置かないことで、スタッフ

ひとりひとりが患者さんの自立に向けて

責任をもって関わるということ。

非常勤職員は配置せず、あくまでもフル勤務か

時短の正社員という位置付けで、

「患者さんの自立」というゴールに対しての

責任は皆平等に負うというスタンスです。

 

そして、チームの最大構成数が12人

ということ。皆で決めていきますから、

意見のまとめやすい最大値を決めて、

この人数をオーバーするようだと、

アメーバのようにまた次のグループを

生成していくという流れのようです。

メンバーが欠けると、全員で面接をして

足りないメンバーを補っていきます。

 

チームの構成要員や特徴なども、チームに

よってそれぞれ特色があるようです。

 

地域の医療機関からしたら、丸投げすれば

自転車で回れる範囲のその地域の在宅医療の

全てをカバーしてくれるわけですから、

頼りがいがあります。

 

働く側としても、ただ単に年齢が上だからとか、

看護歴が上だからとかいって患者さんのために

ならない間違った看護観を振りかざすような

扱い難い上司や先輩は存在しませんから、

本来の「看護がしたくて看護師になった」

という目的のために自分の力を皆と

協力しながら発揮することが可能となります。

 

だから、わざわざ人材募集をかけなくても、

働きたいという看護師が次から次へと

応募をしてくる。

 

そのような夢のような環境を何とか日本でも

創造できないかと、実は当社・グループでは

こちらの会社と業務提携を交わしており、

日本におけるライセンス契約の代行会社と

実運営の会社も東京で運営しておりました。

(2022年6月よりセントケアの

持分法適用会社からは外れています)

 

ただ、海外での生活経験のある身からすると、

「敬語」という概念がある日本において

上下関係をつくらないというのはなかなか

難しいものがあるのではないかと個人的には

思っていました。

 

向こうは基本皆タメ口ですからね。

 

また、日本が「言わなくてもわかるでしょう」

というお約束的な前提条件で成り立っている

ハイコンテキスト文化だとすると、

モデルとなっているオランダは

ローコンテキスト文化であり、思ったことは

全て言うし主張するし情報共有するという

対極の位置づけです。

 

なにせアメリカでさえ、オランダに比べると

主張が緩やかであるという捉え方を

されていますから、日本とは隔絶の差が

あるのですよね。

 

その文化で育まれた仕組みを取り入れて

いくには、まだまだこれからの課題が

多そうですが、良いものは取り入れて

少しでも理想的に近づくよう環境を

整えていきたいものです。


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今日のカワスケのひとりごとは
いかがでしたか?ウインク

来週もお楽しみに〜キラキラキラキラ