おはようございます。
東京の地名で「目黒」と「目白」がありますよね?
まるで対になっているこの2つの地名ですが、この地名の由来は皆さんご存じですか?
今回は、目黒と目白の地名の由来を紹介します。
結論から言いますと「不動尊」が由来しています。
不動尊とは、江戸の町を守る「五色不動」のこと。
五色不動というのは、陰陽五行思想(木・火・土・金・水)に相対する五色(白・黒・赤・青・黄)の色にちなみ選ばれた不動尊で、目黒不動、目白不動、目赤不動、目青不動、目黄不動のこと。
目黒と目白だけでなく、目赤、目青、目黄もあるんです。
ご存じでしたか?
その5種類があったものの、目黒と目白だけ山手線沿線にあるため駅名となった結果、その2つだけ特に有名となったんですね(目黒は区の名前にもなっていますしね)。
ちなみに、それぞれ
目黒不動→瀧泉寺
目白不動→金乗院
目赤不動→南谷寺(本駒込・白山)
目青不動→最勝寺(三軒茶屋)
目黄不動→永久寺(三ノ輪)・最勝寺(平井)?
となっています。
暗記しても良いですが、別にテストには出ません。
(目黄不動のみ諸説あり)
皆さん何気なく通っているであろう目黒と目白、今回で理解が深まったのではないでしょうか?
先ほど紹介した五色不動を全て巡ってみるのも面白いと思います。
今回は以上です。
ではでは。