新興国チェックには、こんなところを見るのもおススメ!? | さいますみのブログは引っ越しました。こちらでUPデートしています→http://saimasumi.hatenablog.com/

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Good News and Companiesの経済アナリスト崔 真淑 / さいますみです!
経済学/経営学/金融を社会的意義あることに活かすためにどうしたらよいかを考えていきます!

崔真淑プロフィール http://about.me/saimasumi/

みなさまこんばんは
Good News and Companiesの崔真淑/さいますみです
無事に本日、帰国して参りました。私は、新興国に行くと必ずチェックすることがあります。新興国の経済成長には、その国の政治の安定度合や、民主化拡大が必須と私は考えています。なので、新興国投資をする際は、必ず上記のことがどれぐらい浸透しているかのメドを付けるために、あることをチェックします。

*街が洒落乙になりつつある…
今回、韓国に8年ぶりに訪問しました。これまた驚いたのが、街に洒落てる所がちらほら…これは、私の完全な主観なのですが、経済成長が著しい新興国には背伸び感を感じることがあります。自国の良さというよりも、先進国の良さを入れ込んでる感じというか。。韓国も、8年前は背伸び感を私は感じました。が、今回は、自国の良さを取り入れた博物館の作り。そして、国の建造物に現代アートの作家が関わったと思われる場所もちらほらありました。表現の自由化が進んでいるように感じました。

*洒落てるかどうかが、なんで投資に関係があるの!?
街の作りももちろんなのですが、現代美術やアートに力をいれている国は、成長が著しいと思います。理由は、アートは政治や民主化が安定されてなければ、自由に表現できないからです。昨年はアジア新興国のいくつかに訪問しましたが、安定した成長期に突入しているなと感じる国は、有名な作家さんが多くいたり、(完全にド素人目線ですが…)面白い!と感じるアートを見かけることも。

一方で、民主化といっても、やはりまだまだかなぁと感じたのは、ミャンマーでした。もちろん高い成長が期待されていますし、私もそう思います。しかし、現地の画廊で見た絵は、風景画が中心で、かたいなぁと思ったり。まだ、自由に表現ができないのかなと感じました。こんなところに、国の政治観なども垣間見え、投資判断の参考指標の一つになるのかなと思います。

*現代アートが、国の成長と何が関係ある?
小川登美夫氏の著書「現代アートビジネス」には、「芸術が特権階級のためのつくられた時代があった~しかし、近代以降、封建的社会が崩壊して~市民が文化の担い手になりました。やがて民主主義と資本主義経済の浸透と共に文化の大衆化加速し、かつてないほど芸術のす裾野はひろがりました。~現代アートとは、現代を生きるわたしたちのアートのことです。」と記されています。

つまり、民主化が進んだ国ほど、現代アートが発展している国といえそうです。そして、不思議なことに国
策で現代アートに力をいれているオランダなど、経済優等生国が多かったりします。

あくまで、私の主観ですが、新興国投資で政治/民主化の安定度合を測るために、現地のアートにふれてみるのは楽しいかもしれませんね


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崔真淑/さいますみ