成長戦略ってなんだろう。金利の意味を考えるとみえてくる!? | さいますみのブログは引っ越しました。こちらでUPデートしています→http://saimasumi.hatenablog.com/

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Good News and Companiesの経済アナリスト崔 真淑 / さいますみです!
経済学/経営学/金融を社会的意義あることに活かすためにどうしたらよいかを考えていきます!

崔真淑プロフィール http://about.me/saimasumi/

みなさまこんばんは
Good News and Companiesの崔真淑/さいますみです。
今週も思いっきり駆け抜けました(笑)日々、新鮮なことばかりで有難いです。本日は、先日のブログでも書かせてもらった成長戦略の意義について考えてみます

*10年間借り続けれる金利が年0.75%。低い?高い?
この答えは何でしょうか?答えはわからないです。金利ってのは相対的な概念なので、絶対的に低い、高いということはありませんもんねでは、何と比較すれば良いのでしょうか?何を調べたいかにもよりますが、ここでは国債の行方を考えるためにはどうしたらよいかを考えてみましょう。

*会社Aの借金100億円。さあどうする?
ある会社Aは借金が100億円あるとします。借金を年利10%で借りているとします。会社Aは、年1%成長(何をもって成長かは定義はちがいますが、売上、営業益…)で、新たに借金をしなくても、あてれる金額が年1億円しかないとします。そうすると、2年目の借金に返済できる金額は1.1億円…。どう考えても会社Aの稼ぎだけで借金返済はできなさそうです。新たに借金をする必要があります。

*成長率と借金金利
上記の話ってどこかで聞いたことがありますよね。日本です。つまり、国債金利が0.75%でも、それよりも経済成長率(GDP成長率)が低ければ、その国にとっては高い金利といってもおかしくないでしょう。なので、借金を拡大させないためには、経済成長率>金利になることは必須です。

(*経済学では企業と国を同じような例えに使うのは超ナンセンスです。全く違う側面があるので。しかし、ここでは概念をつかんで頂きたいので、例えさせてもらいますね


*成長戦略の目的は?
低金利でも、それ以上に日本が低率成長だと借金は膨れ上がります。仮に、ここで政府が歳入と歳出のバランス(プライマリーバランス)をトントンにしても、それだけでは金利分が残るので借金は拡大します。なので、安倍政権の三本の矢の一つの財政政策で国債残高を拡大させて、インフラ便益をUPさせても日本は安泰ではありません。成長戦略とは、借金を返済するためにも、国の経済成長率>金利を行う意味も含んだ政策と言えるでしょう。
(*今回は概念のみを書かせてもらったので、実質、名目の概念は触れてません)

*成長戦略とは?
国の経済成長率は、「成長率=労働力の質×労働力の量」で示せます。日本は少子高齢化で量は減少します。そうなると、質をたかめるしかなく、イノベーションしかないです。効率化、生産性向上にはITの更なる発展は必須です。構造改革も必須。。お役所の人たちの仕事をもっと民間に移したり、ゾンビ企業とベンチャー企業との新人代謝も必要かなと。痛みをともなった成長政略が必要そうですね

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崔真淑/さいますみ