みなさま、大変ご無沙汰しております
前回は夏越の大祓のお話をさせていただいて
あれから
すっかり一か月半
こちらのブログを放ったらかしに・・・
、にもかかわらず
どなたかが
お立ち寄りくださり
読んでいただいていて…
感謝、感謝の気持ちで
いっぱいでございます
昨日の京都は
五山の送り火でしたね
ニュースなどで様子をみると
ああ・・・夏が終わったなあ
、という気持ちになります。
今年のお盆は
台風直撃、ということで
すべての予定をキャンセルし
家にこもる、という
・・・
なんとなく、それはそれで
とても有意義な時間を過ごしました。
一昨日の奈良は
中元万燈籠でした。
春日大社の1000基の燈籠に
灯りをつけてご祈祷する、
諸願成就や
疫病退散、という祈りをこめて
今年は雨の中行われたようです。
この万燈籠、室町や江戸時代には
「雨乞い」を願い祈っていたそうで
一昨日のような大雨は
その時代にはきっと
ありえないことだったに違いありません。
8月の中旬に台風がくる、など…
傘をさして
本殿にむかう神職さん・・・
雨の日も
風の日も
雪の日も
・
・
数千年つづく
こういった儀式、行事を
とりやめることはありません。
台風のため
規模を縮小して
神職さんのみで執り行われたと
春日大社のインスタグラムなどで知りました。
ほんとうにありがたいことです。
さて。
秋は夕暮れ
「秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて、雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。 」
現代語訳:
秋は、夕暮れ。夕日が赤々と射して、今にも山の稜線に沈もうというころ、カラスがねぐらへ帰ろうと、三つ四つ二つ三つなど思い思いに急ぐのさえ、しみじみと心にしみる。まして、カリなどで列を連ねて渡っていくのが、遥か遠くに小さく見えるのは、なかなかにおもしろい。すっかり日が落ちてしまって、風の音、虫の音などがさまざまにかなでるのは、もうことばに尽くせない。(『枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』角川書店より )
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