~言葉の力であなたの背中を押す~

朝倉真弓です。

 

今日の珠玉の言葉は

「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」


これは、小学校のとき、

書道の時間に座右の銘を書くことになり、

私が選んだ言葉です。

小学生が選ぶ座右の銘というと
「一日一善」とか

「笑う門には福来る」などの言葉が

多いかと思います。

ですが私は、

ちょっと渋いこの句を選びました。

 

 

この句の意味は、

立派な人ほど謙虚な姿勢であるという意味です。

稲は生長すると実をつけ、

その重みで稲穂の頭が垂れ下がっていくことから、

人格者ほど頭が低い、

謙虚な姿勢だということを表しています。



実は当時、私は、いじめにあっていました。

モノを隠されたり、捨てられたり、

教室で誰も話しかけてくれなかったり……。

負けず嫌いな私は、

そんないじめっ子に対しても歯向かい

ケンカを売っていたのですが、

なんだかそれもむなしくなってしまい、

学校に行くのが嫌になってしまいました。

でも、やっぱり負けず嫌いなんですよね。

いじめっ子が悪で、

自分は善、

ということをアピールしたかったんだと思います。

それで、この言葉を選んだんです。


頭を下げつつ、

あんたらにはわかるものかと

虚勢を張っていたんですね。



本来この言葉は、

立派な人ほど謙虚だよということを示した言葉です。
 

でも、幼いころの自分の、

精一杯の嫌味というか、反骨心というか、

そういった気持ちを表したものだと考えると、

また違った味わいがある言葉だなと思います。

頭を下げつつ、心持ちは下げない。

その在り方が正しいのかどうかは

今でも分かりません。

 

でも、私にとって、忘れられない言葉のひとつです。

 

「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」

朝倉真弓でした。

 

 

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