小学5年生時点で灘中が狙える成績はどのくらい？

みなさん、こんばんは。

今回は、新５年生についてです。

５年生の成績は一体どこの辺りなら、灘中合格を狙えるのか？についてです。

私のいた浜学園や、同じ系統の希学園を例に出してお話しますと、

やはり合格圏は一番上のV1クラス、希学園ではPC0、PC1クラスまで、というところでしょうか。

浜学園のV2になるとV1からやや遠のいた感じがします。

それは、普段の平常授業（マスター・ベーシック授業）の平均点を見れば分かります。

同じVクラスとは思えないほどの差があり、その隔たりは埋めようにも埋まりません。

毎週の復習テストで、私が教えていた当時の平均点は、

V1ではほぼ毎週平均点が１００点満点で９５点以上が当たり前でした。

みんなミスなどというものをしない完璧さでした。

ところがV2になると、７０点から８５点辺りを行ったり来たりします。

もうほとんど別の階級と言っても良いくらいの差がありました。

つまりV2では安定感が足りないのです。

とは言っても、私の教え子の中には、５年生の時はV2でずっと私から算数を教わり、

６年生になってV1に上がって見事灘中合格した生徒もいますし、

S1から灘中へ合格した私の中でも非常に数少ない稀な教え子もいます。

が、基本ラインはここです。

もう一度書きますと、灘中を目指すなら、

毎週の平常（マスター・ベーシック）授業の復習テストの得点を９５点以上を採って下さい。

さらに最高レベル特訓ですが、これは９０点以上（９割）採って下さい。

そういうレベル、そういう完成度を当たり前とするのが灘中に安定的に合格できるラインです。

浜学園の場合ですと、５年生の最高レベル特訓の復習テストが１２０点満点ですから、

１１０点以上を採り続けることが灘中合格の安定ライン（A判定）と言えます。

これを越えていても、合格率は、私の経験では１００％ではありません。

こんなに５年生の時に得点がとれていても、合格率は８０％くらいですから、

灘中って一体どれだけ恐ろしい中学校かが想像つきます。

本当に恐ろしいです。

少しでも怠けていたり、口だけは「灘へ行きたい」君を容赦なく叩きのめされます。

また、５年生の平常授業や最レの完成度、理解度、定着度が、

後々の６年生になってからの伸び率に大きく関わってきます。

この辺りの完成度が低いまま５年生を卒業すると、

６年生になってから宿題をする時に、一向に前に進まず泣きながらやってる、

なんて話も沢山聞きます。

そう、灘中受験の基礎は５年生中にきっちり固めなければなりません。

５年生から甘えが許されなくなります。

５年生の平常（マスター・ベーシック）授業と最レの勉強が一番大事です。

何よりもそれをみっちりやってから６年生になりましょう。

それでも余裕のある人だけ、他の＋αの勉強をやって下さい。

本日は、以上です。

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