貴方の世界の仕組み | 原初の星の物語

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オリジナル作品「紺碧の採掘師」のブログ。更新情報など。

妙なタイトルになりましたが

いつも謎めくこのブログ、今回はかなり謎めく記事です爆  笑

 

 

…「現象世界」を説明するのに最適な例は

個人的に「アニメや漫画の構造」なんだけど、

アニメや漫画の構造は、デジタルで言うと

 

透明レイヤー → 背景画 → キャラの絵 → セリフ等 となります。

 

背景にしてもキャラ絵にしても全ては

「透明レイヤー」の上に乗っている訳で

(…「乗っている」訳でもないけど説明の表現として使う。。。)

だから「透明レイヤー」と、「表現されているもの」は、一体です。

 

この「透明レイヤー」が、

大嶋先生や心理系統の言う「無意識」であり

エックハルトとか悟り人の言う「意識」「本当の自分」「静寂」「空間」。

 

「背景画」は「世界」

 

「キャラの絵」は、「私」とか「自分」とか思っている「自我」…ではありません。

 

「キャラの絵」は、「肉体・身体」に当たりますが

 

貴方が「自分」だと思っている「自我」に当たるのは

キャラ絵(身体)ではなく、「セリフ(思考)」「感情表現」です。

 

なぜならば

 

…例えば皆さんは、この絵だけで、このキャラがどんな人かわかりますか?

 

このキャラが「どのような人であるか」は

この絵を見る個々人によって全く違う解釈になります。

 

このキャラの上にフキダシを付けてセリフを言わせた時

このキャラに感情表現をさせた時

それが、「見る人には」、このキャラの自我だと認識される。

 

セリフが全く無い、この絵だけでは、

このキャラの「自我」を認める事は出来ない。

 

何のイメージもつけず

判断も解釈もせず

本当に、あるがままに、この絵を見るなら、

上記は「ただの図形」ですので。

 

上記の絵を見た時に個々人が感じる事こそが

つまり「それを見て沸き起こった解釈」こそが

 

 あなたの 自我 なんです。

 

 このキャラの自我 ではなく

 

 解釈した貴方の 自我です。

 

そして

このキャラの上にフキダシを付けてセリフを言わせた時

このキャラに感情表現させた時にも

それを読んだり聞いたりして貴方がどう思ったか

つまり解釈しているのが 貴方の 自我であり

 

じゃあ、そしたら

 

「このキャラの自我」は、どうなるの?というと

 

それは、このキャラクター自身以外には絶対にわからない。

 

つまり「本人にならなければ分からない」んです。

 

 

とりあえず「身体(キャラ絵)」だけで思考も感情も無いならば

それは単なる「身体」という物質というか、…それだけで

セリフとか感情が無いと「自我」が無い

 

逆に言うと

だから、「小説」が成り立つ訳ですよ。

絵が無く、セリフや感情表現の文章だけで

自我(キャラクター)が成立してしまう。

 

…だから、臨死体験が成立するんです。。。

肉体から離れても思考と感情は存在する。

そしてそれを「自分だ」と認識し同一化しているのは

「肉体に生きている時」や「睡眠時の夢の中」と全く同じ事です。

 

 

何はともあれ

「誰かが認識して解釈しないと『個人』は存在しない」

 

過去記事で、私は

 

ニサルガダッタ・マハラジの本で
「貴方の存在が対象に実在感を与える」だったかな
そんな感じの文章を読んだ時に激しく「なるほど!」と納得したし
だから世界が存在するように感じるし

存在しない自分が存在するように感じるんだなと腑に落ちた。

 

と書いたけども、それを説明すると上記になります。

 

…「他人」は全て、貴方が創造(想像)しているとも言える。

 

では「自分」は誰が創造しているのか?

 

自分の思考や感情という「自我」を感じているのは誰なのか?

 

透明レイヤー → 背景画 → キャラの絵 → セリフ

全ては「透明レイヤー」に起こっている現象で

だから透明レイヤーと表現されているものは一体。

 

全てを受容し全てを存在させている「本当の貴方」

つまり「透明レイヤー」が貴方を創造しています。

 

だから、「その人の自我は、本人にならなければ分からない」んです。

 

謎めく記事になってしまった爆  笑