大切なご門徒のお葬儀がひと段落した3/11(金)から・・・三日連続で県境越え。
週末にかけては、またもや夜までの濃密スケジュール
ここいらは真宗所縁ゾーン・・・大坂本願寺の時代に思いをはせながら。
このあと、両親(前住職・前坊守)がお世話になっているケアマネさんから携帯着信・・・いよいよ母が生まれそう?
奈良に舞い戻り、夕刻、家族皆んなで母の療養先に向かいました。
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コレ2月の画像ですが・・・法衣DE防護服!!笑
着用順が決まっていて、少々勿体なく感じますが使い捨て・・・こまめに取り換えることで防護度があがるのでしょうね。
振り返れば、ここ数年間・・・法務以外もなかなか濃かった。
通院の送迎や付き添い、カンファレンス、あらゆる書類への署名捺印、新たなステージについての検討、身内からの面会や病状についての問合せ応対、多発した施設内外でのトラブル、深夜の救急搬送、昼間の救急搬送、受診先が見つからずの消防署駆け込み、繰り返す入退院、発熱するたびのPCRや抗原検査・・・コロナ禍ハードル高し
私自身のスケジュールもスリリングでした・・・たとえば、葬儀から還骨まで空き時間など・・・法務の隙間を利用し、コンビニ駐車場の車中にて法衣から私服に着替えたり(法衣で病院にいくと視線が突き刺さるので)・・・そして、病院で合流し・・・またひとけのない駐車場の車中で法衣にもどり・・・いざ法務先へ。
ケアマネさんのアドバイスと絶妙な手配・・・そして、馬車馬の如く動き回ってくれた坊守。
父と母と坊守☝・・・病院にてなが~い時間を過ごす。
坊守と前坊守(母)・・・昨夏の入退院後に、とうとう要介護5に認定された母。
今年にはいってからは好不調の波があるものの、発話ができないぐらいに衰えてまいりました。
2月初旬頃から看取りをどのようにするか?何度も話し合い、緩和ケア病棟のある病院の面談をすませ予約を入れるも1~2ヶ月の順番待ち・・・生活拠点での外部から看取り医療の契約という二段構えで臨終にそなえました。
〔契約書が無く自宅や施設で亡くなった場合は・・・警察の介入があり面倒なことになる場合もあるのだそう〕
2月中旬ぐらいからだったか?食事もとれなくなり。
2月下旬にいちど血圧がさがってきたとの報をうけ、内孫たちが集合し見舞ったときは・・・酸素吸入で少し回復し、孫たちにかすかな声で「よう来てくれたな」と。
それ以外は聞き取れませんでしたが、私の手を痩せ細った指で名残惜しそうに握っておりました。
以後は、ほぼ危篤のような状態に。
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で、3/11(金)にもどります・・・母をふくめて今生最期のスリーショット。
父は状況を理解しているようでしていなかったり(^^;・・・まだまだしっかりしている面もあるのですが(^^;・・・老いが深まってきています。
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午後6時半頃、母は往生の素懐を遂げさせていただきました。
耳にとどいているかわかりませんが、私と坊守でお念仏を称えました。
「いろいろ大変やったなぁ」「やっとラクになれたなぁ」
下顎呼吸から穏やかに眠るように。正直ホッとしました。
〔死亡診断書は、医師が最終確認した午後9時37分〕
十年前からの癌、二年前からのパーキンソン症候群など、様々な持病がありましたが・・・眼も衰え、耳も衰え・・・【老衰】・・・寿算90歳
もちろん、根本的な死因は・・・『生まれてきたから』・・・盛者必衰、生者必滅。
親に死にめにあうことへのこだわりは、実はまったくなかった。
親の臨終より、ご門徒のお仏事が優先・・・逆の立場だったらそうしてほしい。
しかし、今回は絶妙なタイミングで呼んでいただき・・・貴重な経験・・・有り難いことでした。
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翌3/12(土)、午前中は月参りとご門徒さまの一周忌。
午後は、別件でお墓の建碑法要と納骨法要。
引き続いて、私服に着替え母を自宅へ搬送するための立ち会いと付き添い。
午後4時からは、隣寺会所にて日曜学校の修了式。
午後5時からは、門徒総代方々・責任役員方々・めぐみ会会長・仏教婦人会会長をまじえ、臨時の役員会をひらき【前坊守の葬儀について】相談をさせていただいたことです。
途中で抜け、またもや県境越え
午後7時から、大阪市は住吉区にて七回忌のご法事。
とにかく事故のないよう安全運転で。
この踏切は・・・おそらく南海電車?
自坊にもどってから片付けなどやるべきことを深夜までこなす
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翌3/13(日)、午前は本堂にて七回忌法要のご縁。
そのあと残っている月参りをこなし・・・またもや県境越え
午後は、東大阪市は俊徳道にて十七回忌のご法事でした。
この日の法事はすべて、母の親友のお連れ合いさまや、母と同郷で幼馴染みの方を偲ばせていただくご縁で・・・不思議な”つながり”を感じました。
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自坊に舞い戻り、お通夜・・・関係各位には失礼なことでありましたが、親族に直近でコロナ陽性者が続き・・・大事をとって寺族(家族)のみでの内勤とさせていただきました。
ド派手な輪袈裟は、世界仏婦CANADAバージョン
この時点でワタクシ電池切れ寸前(^^;・・・こうして正解だったと感じます。
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◇この記事の最後に書いておきたいこと◇
八十代半ばから急激に老い衰えた両親、生活面でも深刻なトラブル多発。
異変に気付かれた通院先医療機関からの紹介で、コンタクトをとった香芝市包括支援センター。
行政サービスや介護福祉は神さま仏さま、介護福祉課のSさん、Nさん・・・そこからのご縁、ケアプランセンターRのケアマネージャーTさん、この方々に、どれだけ励まされ助けられたことか。
もちろん、両親にとっても最良のサポーターでした。
心のあるプロフェッショナル・・・こういった方々がいなければ様々な面で破綻していたかもわかりません・・・ただただ感謝であります
釋俊彰