前栽(せんざい) | 奏楽山西光寺BLOG

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浄土真宗本願寺派西光寺(奈良県香芝市関屋)は、早期から檀家制を廃止し、現在は門徒会で護持されています
環境問題へのささやかな取り組みとして超小型モビリティを導入
グランドピアノを常設し地域交流を意識した音楽イベントなども企画発信中

GW法務を終えホッとひと息・・・今年の梅雨雨早いですね。

鑑賞レポートやら新企画やら課題はあれこれたまっているのですが、コロナ禍における奏楽モチベーションの低さがあいまってぜんぜん進んでおりません(^^;

 

さて、少し間があきましたが、いつものようにお寺の近況を中心に綴らせていただきます上差し

 

夏場の食糧確保のため、二年ぶりにゴーヤを植えました。

ここらへんの場所を祖父母や父は”前栽/せんざい”と呼んでましたが、現在の棟の有り方からすると前栽ではなくなりました。

中庭とか裏庭という呼び方が・・・相応しいのではないでしょうか。

お寺の土地建物すべて、住職個人のものではありません。

アミダさまのものとか、宗教的な概念は横に置いておいて・・・日本の法律に照らしあわせると公益法人(宗教法人)の所有になります。

〔※稀に法人格のないお寺も存在します〕

永く住みついているので紛らわしいですが、住職や坊守などの寺族は言わば住み込み管理人なのです。

管理できなくなったり僧籍のある者がいなくなると、即刻に出ていくことになり、また別のどなたかが入寺されます。

こんなとこに勝手に植えていいのか?って話ですが(^^;ご門徒から苦情がなければ問題ないでしょう(^^;

グリーンカーテンにもなりますし、景観を著しく損なうわけでもありません。

寺族でそれぞれ苗と植える位置をジャンケンで決め、収穫を競っていきますクローバー

ちなみに私はゴーヤ大好物ですが、子どもの食育にもなりそうです。

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うちのお寺に関しては、オモテの庭はご門徒が植えられた樹木が多く、逆にウラ庭はほぼほぼ寺族が植えた樹木や草花です。

昔の寺族は、南天、樒、花梨、ユキノシタ、ドクダミ、ミョウガなどを植えていたようで、きっと薬草利用や仏華目的だったのかと思いますが、今でも少しだけ残っています。

近年は、私が柑橘系の果樹やイチジクを数本植えさせていただきました。

柑橘系にはアゲハ蝶などがたくさんやってきて、幼虫を観察するのも楽しみです。

しかし☝彼(彼女?)は発見した翌夕刻には居なくなっていました汗きっと鳥に食べられたのでしょう・・・残念。

☟鳥の糞に擬態した段階のはたくさんいますので、今後の成長に期待したいと思います。

今年はレモンやカボスの花がたくさん咲いて期待できそう。

 

イチジクもほったらかしですが順調です。

 

野鳥もよく遊びにくるので巣箱を増設したのですが・・・なんと!!いちばん気に入ったのはハムちゃん!!

もはや・・・散歩コースの別荘。

一般的にジャンガリアンと呼ばれるドワーフ種ですが、賢くて意思疎通ができます。私もかれこれハム歴ながく、知友から”ハム使い”と呼ばれるほどになりました(^^;

人懐こくて癒しをあたえてくれる存在がハムちゃんずハムスター、現在お寺に三匹暮らしております。

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空き時間をみつけて、オモテ庭の草引きも続けています。

画像奥がアフター。

 

西光寺にはハナミズキが二本ありますが、どちらもピン~チドクロ

庫裏改築時に役員さんが植えられたオモテ庭のほうは、半分以上が枯れています。

街路樹としてよく見かけるようになりましたが、庭木としては意外に難しいのかもしれません。

 

中庭のほうは前住が植えましたが、この場所は風通しが悪く湿気が多い。完全に”うどんこ病”ですね。

花が咲かないので、私は花見ず木と呼んでいますあせる

幹もなんだか変なことになっています、台風来たら折れそう。

☟こういった枯れ枝は早めに切ったほうがよいらしく、脚立+私の身長で届く範囲は伐採しました。

本格的な薬剤散布は僕は出来ないので、とりあえずハンドスプレータイプの薬をふりかけて様子をみることにしました。

 

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5/8(土)、日曜学校を予定通り行いました。

会所が隣寺でしたので、法話を担当させていただきました。

画像はアリマセン。

 

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850/800バッヂ、坊守が本山でどっさりもらってきてくれました。

パステル系は輪袈裟と合わせるのがむずかしい、僕の好きな黒や白を多めに。

たまたまお渡しできるタイミングの中心門徒さんにお配りさせていただきまして、残りは本堂のテイクフリーコーナーに置いてあります。

 

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故人さまが栽培されていたという”えんどう豆”をいただいて帰りました。

 

さっそく慎重に皮むき。

モモちゃんが興味津々です。←大事そうにカステラを持ってますが(^^;

埋もれながら捨てる部分の皮をうれしそうにかじっていますハムスター

 

坊守が卵とじを。

私が素揚げを。

美味しくいただきましたお願い

 

こういった実りをのこしてお浄土へ還られたこと、未だ受けとめられませんが・・・なんとも感慨深い頂き物でした。

カタチの有るものだけでなく、カタチ無き大切なものもたくさん残してくださったことは言うまでもありません。

 

釋俊彰真顔