■始終苦が身に付く?■
ここ数年、数か月ふりかえって、葬儀後のAfterCare七日参りの最終回『満中陰法要(四十九日)』の日取りについて、【三月(みつき)を越したらあかん!】・・・つまり”三月(みつき)越し”という迷信に、その言葉のとおり”迷い惑う”ご遺族に何度か出会わせていただきました。
こういうことは一部ご親族からのアドバイスもあるようで、客観的にお気の毒(文字通りの迷惑)に感じます。
これについては今後の対策として、中陰表といっしょにお渡しできる”きちんとした資料”を作成したいとおもっています。
それをご一読いただいたうえで、後悔のないように判断してくださればと。
シジュウクガミニツク・・・は語呂合わせが好きな日本人ならではの迷信です(^^;
「なにもわかりませんので」・・・とおっしゃる方でも、こういうことだけは知っておられたりします(^^;
初旬に死なない限り、49日間の中陰日程は必ず三ヵ月にわたってしまいます(^^;←亡くなる方も大変だ。
そもそも苦のない人間は存在しません。なにをどうしようが誕生から臨終まで苦悩だらけの私たちです。
中陰参りや満中陰法要の日程の決め方は以下の通り・・・
①先ずは、日程通りが理想
②平日の日程となり、土日のほうがご親族が集まりやすいのであれば、満中陰法要などは前後の土日にスライドするのも良い
※仏事は後ろに日程をずらしてはいけないと思い込んでおられる方がいますが、後ろへ(遅らせても)スライドしてもぜんぜん問題ありません。
★中陰日程が三ヶ月(みつき)にわたる場合は、できるだけ三ヶ月にわたって営むのが理想。(短縮日程にはしない)
理由=葬送儀礼が”喪の作業”として、ご当流においては八つの場面に細分化されていたように、葬送儀礼後に設定されている全7回の中陰法要というお仏事も、できるだけ日程通りに、ゆったり時間をかけてお念仏を相続し営むべきもの。
場面ごとに分けてお勤めするのは、ご遺族にとって、とてもじゃないが一度には受け止められない悲しみを少しずつに分ける(悲しみの細分化)という側面もあり(←ですので、あまりまとめたり簡略化しないほうがよい)・・・中陰は事後ケア(仏教的なグリーフケア)としての役割、週毎ごとに集うという”なすべきこと”がのこるという精神的な支えなど、仏事を営む主旨としての【仏徳讃嘆・念仏相続】だけでなく、それぞれに様々な意味合いがあります。
迷信にとらわれるということは、仏道の歩みから外れていくということ。
外道(げどう)の歩みです。
亡くなった方が命がけで遺してくださった大切なご仏縁、先ずは迷信から離れることから始めてみませんか?
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■法縁廟納骨者法要■
彼岸の入り、9/19午後2時から『法縁廟納骨者法要』を勤修させていただきました。
対象者があまりにも少ないので参詣者ゼロからスタートする心づもりでしたが、なんと!関係のご門徒がお参りくださいました。
本堂での勤行作法のあと、法縁廟前にて勤行。
こんな感じで年二回、納骨者合同法要を予定しています。
また法縁廟には年中いつでも(常識として日照時間内)お参りいただけます。
コチラ山門横の小門から、ご自由に出入りしお参りください。
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近隣にお住いの隣寺ご門徒Kさんが、境内北側の溝をサプライズで清掃くださいました。
見事に綺麗さっぱり
地域の一斉清掃の時期に合わせてやる予定ではいましたが、他にもやるべきこと山積みなので助かります
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少し前になりますが親戚寺院へ。
出産のお祝い
赤ちゃんって癒されますよね
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境内に咲く彼岸花
ハムちゃんのお墓からはヒマワリが
秋のお彼岸も25日まで。
いよいよ報恩講準備が本格化します。
釋俊彰