以前、真宗にご縁のない知友に対して報恩講を「ブラジル人にとってのリオのカーニバルみたいなもんや♬」と説明してしまったことがあります💦
某師匠に「祭りとちゃうで!」と間髪入れずツッコミをいれられそうですが(^^;
一年間がそこに集約している、これのために一年間お寺をお預かりし切り盛りさせていただいている、そんな感覚であります。
立ち並ぶ幟旗(仏旗)、吹き流し、ど派手な供物、そして出勤法中が身に着ける色とりどりの衣や金襴の袈裟はお荘厳の一部でありますが、
心のなかは質素な墨袈裟、真宗の基本であります。
『報恩講』は親鸞聖人のご遺徳を偲ぶ法要です。
昼夜ともにたくさんのご参詣、そして、御供やご懇念を賜りました。
衷心より御礼申し上げます
■昼座は、出勤ご法中11名で賑々しくお勤めされ、法話は布教実習をふくめると三回目の当山ご出講・義本弘導先生でした。
私にとっては、え?たった三回という感覚で、実は義本先生には本山のお茶所や某食堂でひょっこりお会いさせていただいた回数が非常に多く
大阪の知友住職のお寺にもよくご出講されていたり、坊守もラジオで一緒にお仕事させていただいたり、何かとお世話になり続けています(^^;
夕方の日曜学校生報恩講参拝は五名の出席で、正信偈をお勤めしたあと恒例の特別お内陣ミニツアー(^^;を行いました。
後堂から入り、間近に祖師前参拝、右余間の御絵伝も解説させていただきました。
■夜座は、出勤ご法中7名(一ヵ寺欠席)で、特筆すべきは此処数年取り組んでいる”宗祖讃仰作法音楽法要”を初めて生伴奏で執り行ったことです。
導師は不肖ながら私が登らせていただきました。
オルガン奏者は組内寺院、広陵町疋相・法光寺の坊守・高岡尚子さま。
数日さかのぼって習礼(リハーサル)のため来寺くださりで本番を迎えましたが、門信徒みなさんに大好評で感極まっておられる方も
”音楽のチカラ”はライブで更に倍増、人の心をゆさぶります。
おかげさまで”外陣+内陣”一体と化したすばらしいお勤めとなりました。
お昼にひきつづき義本先生のやわらかいご法話。
旧村内の空洞化、周辺地域の高齢化、私の力及ばない面もあって昔ほどの溢れる満堂とはいきませんが、
それでも、報恩講を中心とする年中行事には沢山の方々がお参りされ、お聴聞してくださり、本当に有難いことです
今年の報恩講一日目も無事に勤修させていただくことができました。
準備段階からの中心門徒の尽力のおかげです。
新発意も踏台を駆使して打ち物(大太鼓と喚鐘)と、
講師紹介挨拶をそれなりにこなしてくれました(^^;
落っこちないでねー
釋俊彰