『※本堂で永代供養が五万円で出来ます』・・・こんな文言が書かれてありました
驚くことに実在する同じ宗派のお寺。
葬儀後からご縁をいただくケースでは、首をかしげるどころか憤りをおぼえるケースもあります。
今まであったのは、住職が勝手につけた院号(しかもお金とってる)←レッドカード
都市部では実在しない寺院を語っていたケースも。
『供養』とひくと先ず「死者の霊に供え物をして、死者の冥福を祈ること」と出てくるようですが、
本来の供養は、三宝(仏・法・僧)に供え養うこと
『永代』とは、いろんな言い回しで表現できますが「永きにわたって、未来永劫、いついつまでも」
浄土真宗では永きにわたってみ教え『経/スートラ』を伝えていきましょうという趣旨での”志”があります。
そのお”志”でお寺の仏具や法衣を新調させていただいたり、また、ハード面(椅子や机など)が強化されたりします。
それが『永代経志』という浄財・・・受けとる側が”懇ろなるお志承りました”という意味で『懇志/こんし』とよびます。
それらに発して『永代経法要』を勤修します。
『永代経』と『永代供養』はぜんぜ~ん違います。
永きにわたり三宝に供え養う・・・という意味ならばまだしも、
『先祖供養』『追善供養』と同義に捉えられがちな『永代供養』などという紛らわしい表現は必要なし。
『永代供養』はもちろんのこと、『先祖供養』も『追善供養』もありませんしできません。
もしも「永代供養します」と言い張る浄土真宗のお坊さんに出会ったら「具体的に何をなさるんですか?」とたずねてみてください。
したがって、『永代供養墓』なんかもイエローカード、きわめてグレーな寺院。←注:真宗に限っての話です。
あえて『供養』というならば、『讃嘆供養』でしょう。
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基本的な法務(おもに月参り)以外の出来事をかいつまんで綴ります。
先週の木曜日は、管別の前期最終習礼でした。
昨年の今頃はまったくついていけませんでしたが少しだけ見えてきました。
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金曜は定例法座の準備に没頭
お荘厳や内容テーマ・・・どうにか滑り込み
翌20日(土曜日)は、夜7時より定例夜法座(めぐみ会)
資料作成も間に合いまして、18名のお参りでした。
2時間ほどの一人喋りになってしまい、内容的には反省多々ですが、
教化組織の再編成について一緒に考えていただく機会になったと思います。
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日曜日の夜は個別の永代経法要(別修永代経)
翌22日は早朝法務のあと、真宗興正派光専寺前坊守さま(伯母)の満中陰に坊守とお参りさせていただきました。
お勤め終了後は、自坊をめざしとんぼ返り
途中に連絡アリ、春以来の臨終勤行をはさみまして、
午後2時から、定例昼法座(仏教婦人会)
20名ほどのお参りでした。
同内容の場合、二回目のほうが時間配分や言葉選びがうまくいくような気がします。
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この数日間、並行して没頭していたのが江戸時代の調べもの。
文政、天保、弘化、、、この時代は名字がないので困難を極めます。
字が達筆すぎるのと、現在の常用漢字ではない文字も
ご懇志の額が、青銅六貫文とか金壹両の時代ですよ。。。
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翌23日(火)は午前中が一周忌法要
午後は、布教使課程Aコースの布教実習で引率指導ご講師と三名の受講生が来寺されました。
会所寺院の住職として至らぬ点が多々あったと思いますが、おかげさまをもちまして無事に終えさせていただきました。
受け入れは今回で三回めですが、後半の指導ご講師のまとめの法話には本当にひきこまれます
三年前にも来寺くださった水杉悟史先生(兵庫教区)
ありがたいお取り次ぎでした
いずれの法座も篤信な中心門徒皆さんのおかげによるところです。
ご多用のなかご参拝お聴聞ありがとうございました。
引き続き、夜は三か月以上ぶりのお通夜でした。
称名お六字
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翌24日がお葬儀・・・良いことなので実名をだしても問題ないと思いますが、山村花香舎さんは火屋勤行(炉前でのお勤め)のときにお名号をかかげてくださいます。
フックまで持参されて。これ、本当にすばらしいなあと思います
ほかの葬儀社さんも真似してほしいなあ。
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住職会計から刈り払い機を買わせていただきました!
手作業での草引きに限界を感じるエリアが在りますので
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本日は前期カリキュラムの最終日ということで合奏。
G20の影響で一週間ズレこんだのです。
にいちゃん、ちょいと待ちな!
私「ほっといてんか。」
早めに入っていつものように境内散策
大阪市内は天神祭の影響で交通規制がありました。
日差しが・・・夏ですね~
釋俊彰