いつもながら文章少なめ・画像多めで近況を綴らせていただきます
本山では一月九日~十六日『厳冬』〈御正忌報恩講〉
周辺地域では『初秋』~『初冬』のイメージが強い報恩講(ほうおんこう)
浄土真宗寺院にとって年間最大で要となる法会ですが・・・日本列島は縦に長いので寒冷地などでは春~夏にお勤まりになることも多いそうです。
この連休中には周辺地域ではめずらしい春・報恩講(はるぼんこ)に出仕させていただく機会が二回ありました。
同一宗派の東側の隣寺にあたる西念寺さま報恩講・夜座に出勤
伽藍が立派なのは言うまでもなく仏華が法要当日に合わせて満開であったり、細やかな気配りと報恩講の特別感にほっこりさせていただきました。
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翌日は、野暮用を兼ねて吉野山へ。
私の場合、他宗のお寺さんとのお付き合いがあり色んな社寺に寄せていただく機会があります。
いろいろ学びとさせていただくことも多いです。
ふと目に留まった『新選組』・・・ならぬ『新本組』
2児を帯同しておりましたら、こんなきれいな昆虫をみつけました。
コガネムシかな?
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ある日の法務先でこんなCDをいただきました♫
『屯鶴峯ものがたり峠の少女』
屯鶴峯(どんづるぼう)は私にとって子供時代の遊び場(探検)で、よく化石やサヌカイトを探しにいきました。
戦時中の秘密基地があるとか、鶴が足をすべらせた言い伝えとか・・・詳細は忘れましたがちょっぴり懐かしい。
内容は創作を含む民話(神話)だそうですが、きっとレア盤でしょう。
じっくり聞かせていただきたいと思っています。
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5/4(土曜日)は寺族で北側と東側の外壁側溝を清掃しました。
根が硬くて切るしかない草もありました。
これも人間の勝手なんですけどね(^_^;)
北側は空き家となっている邸宅の庭木が茂っています。
この緑のカーテンの下を毎朝電気自動車でくぐりぬけていますが、電線が垂れ下がっているのが少し気になります。
お寺の周辺4、5軒が空き家状態という時代をむかえました。
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翌日は田原本御坊・浄照寺さまの報恩講・雅楽公演に伶人として出仕させていただきました。
七堂伽藍がすごいのは言うまでもなく、周辺地域をふくめて本山や別院の雰囲気があります。
例年ですと法事等で参加は難しいのですが
本年は月参りと中陰のみの予定で、数軒を夕刻に変更ご配慮いただきの出演可でした。
お昼のお斎は婦人会手作りの精進弁当です。
これはなんとも有り難い。
その習慣がまだ受け継がれていること、と、こしらえるスペース(台所)が在り、人手があること。
本堂の縁には、本山と同じような職人の遊び心が。
そして(画像ではわかりにくいですが)床板が参詣者によって浸食され凹凸が!
どれだけの人が何回歩けばこうなるのでしょうか?
ご満座となる逮夜法要の前にミニコンサートも行われました。
県内外でご活躍の著名なピアニスト榊原明子さんと米国からゲストシンガーのJessicaさんのDUO
心地よい余韻を残して肝心の逮夜法要が始まりました。
ご講師は当山の坊守がラジオでたいへんお世話になった先生で、
前席の少しだけ聴聞することができ夕刻の法務先に向かいました。
田原本御坊/松慶山淨照寺・公式サイト
釋俊彰