予定していたことがアッという間に過ぎ去っていくことに驚きをかくせません
前記事の『組・年始会』の翌日、『奈良教堂@報恩講』に奏楽出勤させていただきました。
打物をはさんで横一列というフォーメーションでアナンダゴーシャさま方々の足元という座位置
実は持参管の蜜蝋調整が失敗という状況にて主管・・・どうにかこうにかぴーぴゃらぴーひゃら。
今年はお参りが多かった印象・・・ありがたいことです
ミッション終了後は、自坊を経由し県境越え
会員である森ノ宮いずみホールへ。
関西フィル率いる藤岡さん+東儀さんは、平成29年夏の城陽公演以来ですが、
その時は打ち上げ(ビアパーチィ)にまで参加させていただいたのでした。
今回は二列目から篳篥や笙の手元までじっくり観察しつつ演奏を堪能、
そして、また、お二人のトークが最高☆☆☆!!!
この模様はBSジャパン(テレ東)『エンター・ザ・ミュージック』で放映されます。
僕もチラ映りなんかしてたりして(^_^;)
翌24日は、本年も奈良県南部にある浄土宗寺院の御忌会(ぎょきえ)に奏楽出勤。
御忌とは、真宗でいう報恩講のような法要らしく、法然聖人木像がご本尊(阿弥陀如来)の前に配置される特別なお荘厳。
とても貴重で有り難いご縁でした
ミッション終了後は・・・連日の県境越え。
この日の夜は、四天王寺にて笙の習礼でしたが、楽器やコンロは積んだものの肝心の楽譜一式を忘れる大失態
ご親切にコピーをさし出してくださる方がいて助かりました
楽譜たちは・・・自坊客間で賢くお留守番をされていたのでした。。。
翌25日夜は組内若手のグループ”和和の会”例会が拙寺を会所に行われました。
ご指名をいただいておりましたので、『法話』をテーマにプレゼン。
前半は、今まであれこれ個人的に参加してきた法話系勉強会の中から『節談説教』について・・・
基本構成である【五段法=讃題・法説・譬喩・因縁・結勧】を中心に、説教台本の”体言止め”や、印象にのこったこと感銘を受けたことをとりあげました。
中央では、作文や手紙で云われる『起承転結』を法話の基本構成と指導されていた時期もあったようですが、近年は方向修正されているとも伝え聞いています。
兎に角、節談の【五段法】には、経典ルーツによるメソッドとしての根拠があります。
何かなしの”伝統”ではなく、そこには”深い意味がある”
「五段を大雑把にしても、三段(三部構成)という奇数構成であるべき」と先生方が仰っていることに僕はとても納得しています。
(直接は関係ないけど、大陸から伝わった雅楽曲の序破急も三部構成)
また、理想の法話を表わす平たい言葉として伝わる「はじめ(始)哀しく、なか(中)可笑しく、おわり(終)尊く」も三部構成の【始中終】です。
後半は、私が自坊の教化活動やご法事等で取り組んでいる『砂時計法話』『紙芝居法話』『絵本法話』などをご紹介させていただき、最後は満中陰のときに”ほぼ”必ずとりいれる朗読音源を用いた【葉っぱのフレディ】を実演させていただきました。
本来11月会所予定でありましたが、多忙につき二ヶ月スライドとなり、
また、いくつか思うところがあり、今回をもちましてこの会は離脱させていただくことになりました。
考えてみたら、もう若手でもありませんし
今後はますますおあずかりしている西光寺の寺門興隆と、自身がやるべきことに時間と情熱を注ぎたいと思います!
とかカッコつけちゃってちょっとたまににはゆっくりもしたいし(^_^;)←でもやっぱ濃密な日々。。。
釋俊彰