唯能常称 | 奏楽山西光寺BLOG

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浄土真宗本願寺派西光寺(奈良県香芝市関屋)は、早期から檀家制を廃止し、現在は門徒会で護持されています
環境問題へのささやかな取り組みとして超小型モビリティを導入
グランドピアノを常設し地域交流を意識した音楽イベントなども企画発信中

南無阿弥陀仏とはどういう意味か?といえば、

「南無」には”帰命”と”発願回向”という二つの意味があり、また「南無」には願、「阿弥陀仏」には行の意味があります。


ですから、自力のはからいを捨て、

二心なく阿弥陀如来に帰命するそのときに、

如来は光明を放って行者をおさめとってくださるのです。


それが阿弥陀仏の意味であり、また発願回向の意味です。


そこで南無阿弥陀仏という六字は、

私たちが浄土に往生できる他力の信心のいわれをあらわした、みほとけの名前であるとわかるのです。


それを『大経』(仏説無量寿経)の願成就の文には、「聞其名号信心歓喜」と説かれています。


「聞其名号」というのは、ただ大まかに聞くのではなく、

善知識にあって南無阿弥陀仏の六字のいわれをよく聞くことであり、

そうすれば、浄土に往生することができるのが他力の信心の道理であります。


「信心歓喜」とは、信心決定して往生疑いなしと喜ぶ心です。


阿弥陀如来のご苦労は言葉にあらわすこともできないほど尊いものです。


親鸞聖人はご和讃に、南無阿弥陀仏の恩徳の深さをお示しになっており、

また「正信偈」にも、「唯能常称如来号 応報大悲弘誓恩」とあります。


ですから、いつどこででも、仏恩報謝の念仏を申すべきであります。



御文章 三帖第六通

[参考本ひらがな版御文章]





五月は超ハードスケジュールでしたあせる

なんて書くと、税務署員さんがこのブログを視ておられたら勘違いされるかもわかりませんがあせる勘違いせんといてください。

寺院収入のある法務が忙しいというより、春先から今頃にかけては仏教関連イベントや会議・会合・勉強会などが非常に多いのです。

それに加えて、家族や自分の定期通院・・・寺務/事務仕事諸々。


もともと兼職寺院で門徒戸数の少ないお寺ですが、継職から僅か数ヶ月、なんとなく法務依頼や問合せが増えたような気がしています。

こんな私を全面的に信頼して色んなことを相談してくださるご門徒も多いです。有難いことです。


色んな場所で色んな方々から色んなお心遣いをいただいていますが、きちんと御礼を申すことができていただろうか?

”忙”しいという漢字は、心を亡くすと書きます。

六月はもっと地に足をつけて取り組みたい。


釈 俊彰かお