医師である夫が、開業となり、

お手伝いが必要になりそうであれば、

院長夫人が準備のための勉強として、

まっさきに思い浮かぶのが、医療事務かもしれません。

 

私も事前に勉強しておこうかと思いました。

学校に通う?それとも、通信?

と思いながら、

結局そんな暇も無く、開業準備に突入。

 

今、思うに、

医療事務できるに超したことはないけれど、

必須ではないかなと。

(ご自身で全てをされたい場合には別です)

受付の人員確保が難しい、

いざとなったら自分も出来るように、

というのであれば、

勉強してもよいのではという感じです。

 

 

 

参考にもなりませんが、

不真面目な私の、医療事務のかじり方です。

 

医科診療報酬点数表とか、解釈とかの本は、

太すぎて、やる気が萎えます。

入院とか手術とか、リハビリとかそんなんは要らん。

必要なところは、ほんの一部分。

そこで、

本の背表紙をはずし、

科目別にカッターナイフで割いて、

自院に必要な部分のみにすると、

あら、不思議!

すっごく薄くなって、やる気アップ。

そして、

開業後3ヶ月間、

全患者のレセプトを紙で打ち出し、

1人分ずつ、

薄くなった本を参考にしながら、

全てに目を通していきました。

 

レセプト用紙は、一ヶ月間のその患者様のスト-リーです。

どんな病気を疑い、

どんな検査をしたか。

その検査に伴う判断料・手技料の様々。

レセプトに書いてある項目を、

医科診療報酬点数表で都度確認。

処方内容も合わせて見て、

薬を覚えていく。

(作用機序や薬理は必要ありません。

この病気には、この薬ってくらいのレベルでOKかと)

それを3ヶ月分していくと、

まぁまぁ覚えられます。

 

そして、当院は、

本を読み込んでいるうちに、

ある加算が、電カル上で検査と紐付けられていないことに気づきました。

電子カルテ業者にすぐに訂正してもらいましたが、

損失は大きい!

他にも抜けがあるかもと怖くなり、

業者に3ヶ月間レセプトチェック入ってもらいました。

(全てを任せず、最後は自分で確認ですね、何事も)

 

開業後半年から1年くらいで、新規開業指導もあるので、

早めにレセプトチェック入ってもらうと安心です。

保険医協会でも、新規開業指導に当たり、

対策を練るため電子カルテチェックしてもらえますよ。

地域の保険医協会にご相談あれ!

 

 

病名まで見ていこうとなると、

もっと勉強が必要だと思いますが、

電子カルテにもチェック機能がついています。

今は、オンライン資格認証もあるので、

カルテの頭書の入力も随分楽になりました。

 

あんまり勉強しすぎてレセプトに長けると、

月初のレセプトチェックが、自分の業務になっても大変なので、

ほどほどに。

そこは受付事務に任せてもよいのでは。

(返戻は毎月必ずチェックしてます)

 

でも、もしかしたら、

私は医療関係者だったから、1人で勉強できたのかもしれません。

ハードルが高ければ、

地域の保険医協会などでも、

初心者向けの講習が開催されていますので、是非。

 

そう言えば、

若かりし頃、

宅地建物取引主任の勉強を1人でしましたが、

法律用語が、さっぱり分かりませんでした。

分野が違うと、大変ですよね。

でも、できなくても大丈夫!

レセプト以外で、院長夫人がしなくちゃいけないことは山積みですから。

そこは力を注ぐところではない。

 

 

宅建、結局丸暗記で挑戦し合格しましたが、

全く実生活で活かされていません。

歯科医師免許も然り、役に立ってない資格ばっかりだな(笑)