航空機事故のCAの避難誘導、

乗客全員が無事であったこと、本当に良かったですね。

 

日頃の訓練の賜、

緊急時に対する意識を常日頃から持ち業務に当たる。

クリニックでも見習いたい所です。

 

そこで思い出した、

夏頃に受講した、

元CAの方によるクリニック向けの接遇の講義。

 

 

 

接遇講習

 

 

 

 

受講した元CAの方による接遇の講義。

お辞儀の仕方は、何度とか、

言葉の使い方。

相手を思いやる=相手を観察し、相手の身になって考える。

患者様を誘導するときの、

体の向きや手の使い方。

気持ちよく美しく見える姿勢。

確かに、接客する上で、

基本的そして欠かせない事ではあります。

如何に接遇が大切かをお話しされていました。

 

最期に、元CAの方は、

相手の方を観察することが大事ですと

結ばれていました。

 

しかし、どうやってその観察力を育てるのか?

については、一言も触れられていませんでした。

それが一番聞きたい!

(それは、人材育成の部門になるのでしょうか?)

 

観察が、大事な事は百も承知。

その観察力を育てるのが難しい。

その力が元から備わっている方はすぐに伸びますが、

その力が乏しい方は、なかなか伸びません。

CAの方であれば、意識が高いでしょうから、

育てることも簡単でしょうが、

いち個人クリニックでのスタッフであれば・・・・

 

なんて思いました。

 

 

 

 

クリニックでは

 

 

 

 

結局、クリニックにとって、

大切な物は、

お辞儀の角度でも、

丁寧な言葉遣いでもなく、

患者様の体調を目で見て、言葉で聞いて、

体調の異変を、危険を察知できるかどうか!

 

頭を下げてお辞儀せずとも、

丁寧語でなく関西弁でも、

患者様の顔色、体の変化、

何を確認し、何を問診するか?

接遇よりも、そこが大事だと思うのです。

 

そして、

自分の所作の美しさよりも、

患者様が転倒しないようにするにはどうするか?

体の不自由な高齢者の方を誘導するには、

どうすればよいか?

視力や聴力の低下している方に、

どういう対応をすれば問題なく診察が行えるか?

そういう接遇よりも、対応の勉強が必要だと思います。

 

 

また、

診察室でのセクハラも問題になっています。

診察室では、医師と患者様を二人にしない、

検査室などで、

看護師と患者様の二人にしない

など、

医科での基本的なマナー(接遇といえるのでしょうか?)

医療安全の講義に近い、接遇の講義があればと願います。

 

 

 

今年の目標は

 

 

 

個人的に思う事

私は、飛行機に乗る際、

接遇よりも安全を求めます。

機内で事件が起こったとき、屈強な男性の方が安全と思いません?

見た目アメリカの国内線のおばちゃんみたいなCAさんでも全然OK

(あのおばちゃん、避難誘導できるかどうか、そこが心配ですが)

 

所作の美しさよりも、

対応の丁寧さよりも、

安心できるかどうか。

もちろん両方ともあれば、鬼に金棒です。

 

患者様にとって、クリニックも同様。

接遇のよいクリニックであることは大切ですが、

やはり安心できるクリニックであること。

 

そんな思いを、スタッフ皆で持つこと!

安心出来るクリニックをつくる!

これを今年の目標にしよう!