塩壺と塩 | ALBERO*penna

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タイトルを変更しました。
日々の暮らしを少しでも快適なものに、
お洒落心も忘れずに。

単なる調味料入れとしてはイイお値段なので数ヶ月悩みましたが、

お気に入りのお塩がかなり吸湿性が高くて

所謂ひとつまみ、ふたつまみが上手く出来ない不便さにもう我慢の限界、

大いに期待を込めて買っちゃいました。


結果、

良いです。

常滑の荒い土の調湿力、侮るなかれ、ですね。

唯一の難はもちろん無釉なので底まで荒い、

置き場にちょっと困るので取り敢えずかわらけに載せています。

買う時にはキッチンの人工大理石トップに合わせてグレーを選びましたが

白にしておけば良かったと少し後悔。

まぁ食卓にそう出す訳ではないので暫くはこれで。

 

塩壺の中身は伊勢二見の「岩戸の塩」。

いつも下さる方がいらっしゃって有り難く頂戴しています。

まったく味が違います、

ですから専用の塩壺で特別扱いです。

 

 

こちらは例えばお魚の下処理、ふり塩や立て塩、

また野菜だとオクラやきゅうりの板ずり、下茹でなどに使うお塩。

本当にさらさらで使いやすく、スーパーで簡単に買えるのも便利。

 

 

容器に移して冷蔵庫で保存しているのはイギリス、マルドンのお塩。

「草喰なかひがし」で自家製のカラスミのうえに一欠片のせられた塩、

カラスミも非常に美味しかったのですがその旨味をより引き立てていたのが

ほんのひとひらのお塩でした。

その凝縮された味に思わずどこのものかを聞いてしまい、教えてくださったお塩です。

私はこれは専ら洋食に使っています。

フレーク状なので微妙な調節が難しく思えて、

実際はこれも丸い味なのでそう神経質に量をみる必要はないのですが、

なんとなく使い分けています。

 

お塩に限らず、

意識すれば様々なものが容易に入手できるようになりました。

丁寧に作られたものを

丁寧に使える人でありたい、

まだまだですが。