2/21(水)は、軽い雨の中、てくてく歩いて歌舞伎町へ雨
いつもはTOHOシネマズへ向かいますが、今日はその隣。
まだ1回しか入ったことがない歌舞伎町タワーへ。
その6階、THEATER MILANO-Za

舞台『HiGH&LOW THE 戦国』を見に行きました。
徒歩圏でやってくれるの、本当にありがたい!!

今回の目的は
パンジー水美舞斗&瀬央ゆりあ!!
専科専科のお二人が、LDHのリアル男子に混ざって男役として出演するという、この興奮の企画!!
最近のリアル男子は華奢でキレイな人が多いから、かいちゃん(七海ひろき)がリアル男子に混ざって男役をやっても「おお!通用する!」と思って見ていましたが、
LDHの方々はムキムキマッチョだし(イメージ)、身長も大きそうだし(イメージ)、ハイローだからオラオラしてるし(イメージ)
さすがに華奢な女性に見えちゃうのでは??とドキソワでした。
でも、これもきっと宙宙組のハイローが好評で、LDHさんもご満足な出来栄えだったからでしょう!うんうんうんうん

当日ようやくページにたどり着けるという仕組みの電子チケットiphone*にソワソワしながら入場。開演30分前。
そう言えば、入口近くで脇に立っている女性がいたけれど、、、
あれはまさか、噂のダブルブッキングされちゃった方なのかしら。

まずは…2時間20分休憩なしなので、お手洗いへトイレ
1階お手洗いには階段上まで行列があったので、2階へ行くと、2階もまあまあ並んでるし、3階にはお手洗いがないので階段上に並びます。
でも回転は結構速かったかも。
途中で「チラシも食い尽くされてる」という言葉が聞こえたのでチラシのラックを見ると、補充されたのか、まだありました。
でもお手洗いから出てきたらもうなかったし、補充もなかった。。。
それよりビックリしたのは
パンフレットが

「お一人様1冊限り」で販売しているのに

売り切れていたこと!
まだ千秋楽まで公演数があるのに!!
パンフレットは見る時に買う派なので残念無念ガックリ・・・

そしてややトボトボ気分で座席へ。
1階席の後ろめの上手側。
普通に見やすい!通路から3つ目くらいでしたが、通路も使いますとアナウンスがあってワクワクらぶ1
10分前には「ドォン!」という音とともにスクリーンに「10」が登場。
そして1分前にはスクリーンでカウントダウンしてスタート。
私は宙組のハイローしか知らないけど、
映像とナレーションで今までのハイローと、今回の状況を説明するのはハイローのお約束なのかな。
そして、もちろんチーム…戦国時代だからいくつかの国に分かれていて、当たり前のように抗争中剣びっくり

グループごとに登場して、華やかに歌い踊って…
やっぱりみんな踊りは迫力があってすごく上手い!!
数名が腕を組んで段差を作って、その腕を階段として駆け上がって宙返りするなんて振り付けはさすがLDH!って感じ。
スピーディーでアクロバティックで、ステージ上にある階段のさらに上で飛んで回ると「ひゃー!ちょっと怖い!」とビックリ。
階段落ちも当たり前って感じで、見ていてドキドキでした。

もちろんせおっち(瀬央ゆりあ)とマイティー(水美舞斗)はそんなことはしないけど、
でも
スカイステージの密着番組で、宝塚では女性用の殺陣をつけられているけれど、今回は男性と変わらない殺陣をつけられていると言っていた通り、
速いし激しい剣びっくり
せおっちなんて、顔の周りの突きをボクシングのようにかわす場面があって、
「これ、何度かは顔に当たってそう…」とか思って、やっぱりドキドキしながら見ました。
マイティーの殺陣も、いつもよりずっと速くて…
マイティーの運動神経でなんか優雅にこなしているように見えるけれども!
迫力満点でした。


せおっちは冒頭に登場。
スタートは本能寺の変ファイアで殺される織田信長と、光秀の裏切りだと告げる蘭丸…が、せおっち。
へえ、蘭丸役なんだー、それなら男役さんが演じるのもわかる、わかると、何の予習もしていない私は思いました。
でもそれにしては、国の名前が変だなぁと思ったら、パラレルワールド…いや、マルチバースのお話だったんですね。
信長と魂をひとつにするマルチバースの黄伊右衛門と、蘭丸と魂をひとつにする吏希丸。
黄伊右衛門を演じる片寄涼太くんが高身長なので、せおっちが小柄に見えますが、片寄くん以外はそこまで大きくないので、全然普通!!
舞台に大勢立ったら、

マイティーもせおっちも普通に…男性でしたラブはーと

スカステの密着で、演出の平沼さんが
「まずは感情を作って、それができてから男役フィルターをかけて」みたいなことを言っていて、なるほどうなずく☆…と思ったし、その芝居の変化も「おお!すごく変わった!」と唸っていたんですが、
その方法を取ったからか、せおっちはより男らしさが増していて…オラオラしてて、国がなくなるかもしれないことにイライラしてて、
そして、スパイ的な策略をこっそり練ることになってしまった流れも、最後には熱い仁義を感じて「漢だねぇうなずく☆という気持ちになりました。

マイティーはエクステつけて花『邪馬台国の風』かな?って雰囲気。
マイティー演じる神洲崎 湧水は国の長ではあるけれど、なんかこう…神秘的なタイプの、高貴な感じで、でもやるとなったらその瞬間は強いんで!な人。
マイティーは最初、この人にカッコ良さを見いだせなくて、

でも自分の弱さを認める強さがカッコいいんだと理解したそうですが、
それ!一番カッコいいやつ!!!
確かに、周りにはオラオラした人がいっぱいいるなか、ずっと物憂げさんではあるけど、でもちゃんと国を治めてるし!!
側近のような藤原樹さん演じる姫川 弦流に…愛されちゃってさ。
これは結構チャレンジだなーと思ってビックリでした目
慕われてるじゃなくて、愛されてて、愛を告げられちゃう目びっくり
だって!
いくらBLに多くのファンが喜ぶかもと言っても、

お相手…リアルには女性ですよ??
これ、うっかりマイティーが女性だわって思われたら終わる。。。
でも、なんかもう全然女性に見えなくて、
普通に(?)アンニュイな男性で…
愛を告げられて、受け入れられはしないけれど、でもいつかそんな時代が来たらと優しく包んでいて…
え?マイティーの包容力って相手が男性でも発揮されるの!?的なぐふ
こちらは仲間と思っていた人に裏切られた!と思う側だけど、その真意を受け入れる度量に「漢だねぇうなずく☆という気持ちに。

そして、
裏切る側のせおっち裏切られる側のマイティーとお役を振り分けたその采配にも拍手でしたパチパチ拍手
2人呼んだ意味がある!!
本当に素晴らしくて、気がついたら2人がタカラジェンヌなこと、2人以外がタカラジェンヌじゃないことを忘れて、本当にニュートラルに男性たちの仁義と戦い…を見ていました。
あ!コロスに女性がいたのもニュートラルに見る助けになっていた気がします。

「全員が主役」というだけあって、もちろん座長は片寄くんなんだけど、
でも全員に等しく見せ場があるので、ひとつのグループの話をしていると他のグループが今どこだったのか忘れちゃうのは私の頭の中の消しゴムのせいですが、、、
群像劇は好きなので、正直1回の観劇では「ああ、さっきこんなこと言ってたかも…くぅ…もう1回見ないと消化できん!」状態でした。

そんな中でも印象的だったのは
鍛冶を生業にしている真っ赤な国…尊武国の上宮地 玄武
THE RAMPAGEのRIKUさんが演じられていた玄武。
お隣にいるのは浦川翔平さん演じる白銀 相生。
浦川さんが小柄でぴょんぴょん飛び回る…ラッパーさんなのかな。
歌う浦川さんの大きさが際立ちます。
(マイティーと並べばそこまでではないから、RIKUさんは平均的な方だとは思うんですが)
玄武はとっても乱暴な将軍で、みんなついていけねーよって感じで、ついていっているのは白銀 相生くらい??
でも彼…刀の呪い剣01にやられて、自分自身の弱さと向き合って、そこに立ち向かって、結果大人になるわけですが、、、
そこで明らかになる彼の生い立ちと思いがね、
基本的に

「お役に立ちたい」「期待してほしい」

なんですよね。
人に期待されて、期待に応えて、また期待されることに自分の存在価値を置いているタイプ。
やばい。おまおれ!!
人からの評価に存在価値を見ちゃうから、強く見えるけどものすごーく弱いタイプ。
くぅぅ…わかる!わかるよ玄武!!
可愛い奴め!
そんな彼が大人になっていく姿にキュンでした。

そしてRIKUさん。
カーテンコールの出ハケの際に、マイティーに何かを話しかけてはゲラゲラと大笑いさせている姿も良きでしたカナヘイうさぎ
マイティー、何を言われてたんだろ。すごく楽しそうな笑顔で良かったカナヘイハート

それからカーテンコールといえばせおっち。
本編の中で、
織田信長の記憶を夢見て苦しむ黄伊右衛門の姿があるんですが、
その理由として…ここがマルチバース…なことを説明するくだりがありました。
劇団EXILEの小野塚勇人さんが演じる颯斗だったかな。説明してくれるの。
彼らの須和国は砂漠なので、戦いの中で水が足りなくなってしまって、雨乞いをして、、、
まずその雨乞いが「雨~雨よ降れ~」と歌いながら「雨じゃん」と福山雅治の「あんちゃん」が挿入されるという面白さ。
この日、なんか頻繁に「あんちゃん」が使われてたし福山ネタが投入されてたけど、なんかあったのかな?福山来てた??

そこから片寄くんがなんかツボに入っちゃって笑いが止まらなくなっちゃって、
せおっちも笑っちゃって、でもせおっちはさすが何があっても笑わない訓練を受けているので、ちゃんと持ち直すんですよね。
でも持ち直したのに片寄くんが笑いながらセリフを言うから、それで笑っちゃって、また一生懸命持ち直すのに、片寄くんが全然帰ってこれないことにまたつられちゃって…
客席も笑っちゃうしで、結局颯斗の「ひとつの魂を共有している」というマルチバース話が全然頭に入ってこないっていうぐふ

で、カーテンコール。
片寄くんが

「瀬央さん、笑いすぎですよ」と突っ込んで、せおっち「いやいやいやいや!!!」
客席も完全に「いやいやいやいや!!!お・ま・え・がっっ!!」状態でしたあはは

それから「全員主役」ってことで毎公演、誰かが誰かを紹介してるそうなんですが、
私が見た日は蛇之内 糜爛(ヴィラン!)の阿部亮平さんがMADD TWIGGZさんをご紹介。
この方はクランプというダンスで日本一になった方だとか。
金髪にしていたこともあり外国の方?と思って調べたら、TWIGGZはグループの方全員についているファミリーネームで(ハマ・オカモトのオカモト的な)
MADDもそのファミリーからいただいたお名前のようでした。
彼は今回セリフもあって、うわーっと気が狂ったようになってせおっち…吏希丸に「おい!場を慎め!」と止められるんですが、
カーテンコールでも阿部さんに「セリフがあったよね」と振られて、ご挨拶のときにうわーっとやって、せおっちが「おい!場を慎め!」って止めてて…
客席は拍手喝采パチパチパチパチパチパチ
うまく入れたことにニッコニコでキャッキャと顔を見合わせてはしゃぐせおっちとマイティーが可愛すぎましたハート達(複数ハート)

せおっち…アドリブの中で「あんちゃん」がわからなかったのか
うえきやサトシさんと小野塚勇人さんが「あんちゃん」「あんちゃん」とやって、自分の番になってしまったとき
「あんちゃん??」ってなってたからなぁニコ
こういうネタが通じないタカラジェンヌ、結構可愛くて好き。
(『MERRY WIDOW』の時にカステラ一番がわからなかったありちゃんとか)

そうそう。
今回は阿部亮平が敵役だったのは、わたし的に嬉しかったです。
というのも、先日日比谷でマネージャーらしき方と歩く阿部さんと至近ですれ違いまして、
「うわ!背高くて、引き締まってて、めちゃくちゃカッコいいんですけど!!さすが芸能人!!」と密かに興奮したものの、
残念ながらお名前が出てこず…
帰宅後、名前を探すのに

「なんかヤクザとか不良とかいっぱいやってる人!相棒で犯人やってそう!確かハイローに出てる!とにかくオラついた顔ばかりやってる!でも私はかなり好みの顔なの!!」をヒントにしたんですよ。
そしたら、本当に相棒出てたしハイローも出てたっていう。
で、今回もご出演。
おかげでもう忘れません!!めっちゃカッコ良かった!!!


というわけで、非常に大満足な舞台でした。
ひとつ突っ込むなら…
なんで歌う時にハンドマイクカラオケを持ったり持たなかったりなんだろ。
お顔にもヘッドセットのマイク付けてるのにねぇ。
ハンドマイク持ってきたときは、お顔のマイクではエコーかけられないのかな?とか思ったんですが、ハンドマイクなしで歌ってたときもあるしねぇ。
なんやかんや、いきなりハンドマイク持ってくるとちょっとビックリするよねぇニコ