2月8日(水)
唯一の観劇機会なのに前から2列目の下手端。。。
そんな中で見た初めての星組公演『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』。
お正月にNHKで放送されましたが、生で見る時は生の衝撃を真芯で受け止めたいので、予習しない派の私。
ブログを書き終わったら見ようと思うのですが、、、
絶対に「こんなシーンあったっけ?」ってなる自信があります
というのも…
何が起きていたのか
ほとんど記憶がない。。。
(その割に、1列目の方々が大興奮で「きゃー!」「わー!」と大声で発声鑑賞していたのだけは異常に記憶している…忘れたい…)
白い天使さんたちと黒い天使さんたち(?)に誘われた記憶はあります。
オープニングで登場人物紹介ムービーが…ショーだけど出てきて
「ああ、サイトーくんだなぁ」と思った記憶もあります。
そう…全編通して脳裏にこびりついているのは
「サイトーくんだなぁ」
ずーっとハイテンション
緩急の急のみ
暗転なしでスピーディー
うわわわわわーーーーとなってる間に、
一度デュエットダンスがあって、大階段の上に大勢人が現れて、
「あれ?もう終わり??」となったけど
よく考えたらまだ男役群舞ないじゃん!と思い直して、
するとキワミシン(極美慎)が、
まるで一本物のフィナーレが始まるような顔でせり上がってきて、ついにフィナーレが訪れたのでした。
物語性のあるショーだから、ある意味一本物のフィナーレだったのかもしれない
花道の真横にいるので、せり上がるキワミシンとかものすごーく近いし
ロケットをご案内してスキップして去っていくことちゃん(礼真琴)の笑顔をずーっと近くで見れたり
しかも花道に入っていった奥まで見えたらそこに真っ白いフリルのドレスが掛かっていて「あれ、いつ出てくるんだろう」と思ったり
花道から出てきたり、花道からハケていったりする皆様の風を感じたり…
あ、そうそう!
『ディミトリ』のときは
「あれ?星組さん、香水の匂いがしない??」と思ったんですが、
『JAGUAR BEAT』になった途端、香水が
ふわわわわ~!
おぉ!これはジャングルのかほり!!
野生のにほひ!!と、
脳みそがほわほわになったのでした
さて。あとトゥルトゥルの脳内をほじくり返すと…
あ、ちなみに私の脳がトゥルトゥルなのは比喩ではなく物理的事実です
で、脳内をほじくり返すと…
プロローグのありちゃん(暁千星)が、非常にカッコいい!!
ブラックパピヨンたちも非常にいい
色気があって、怪しくて、美しくて、非常にいい導入!
そして奪われるひっとん(舞空瞳)の羽根
この羽根がその後登場するたびに
「そう言えばそういう話だった」と思い出す私。
プロローグはジャングルなので、それはそれは色使いが強烈!
みんな違うショーの衣装をそれぞれに着て集まったかのよう!
頭の中をゴーギャンがかすめます。
てことはジャングルで正解っっ
お衣装の色でジャングルだって訴えかけてくるー!
そして、私のすぐ左にいる子たちを見ると…めっちゃ見てくれる
めっちゃ笑ってくれる
でもごめん…どなたなのかがわからない
馳琉輝くんがいたような気もするけれど、、、確証がない
下手花道に立ちがちだった子だーれだ!?
素晴らしいと噂で聞いていた詩ちづるちゃんのマシーンガール!
ちょっと遠かったのですが、急に動きが変わったので「お!これが噂の!」と思いました。
マシーンガール…コッペリアみたいな、
『CRYSTAL TAKARAZUKA』にもこういう場面あったし、
話劇談の5周年でもこういう場面がショーで見たいってあったから、
永遠に愛される設定なんでしょうね。男の夢が儚くも…的な。
ちづるちゃん、とても素敵でした。
私の角度からは見えなかったけど、幕が降りるまで瞬きをしていないと聞き、結構長い時間倒れているのでそればっかり気になってしまいました
良くないね、そーゆーの
一番「うぉー」とテンション上がったのは、もうどの流れのどの場面かわからないけど、
男役5人並んでガラス(鏡?)をバーン!と割っちゃうワイルドな場面ね。
なんで割ったのかわからないんだけども
まず、せおっち(瀬央ゆりあ)、あかちゃん(綺城ひか理)、ありちゃん、ぴーすけ(天華えま)、キワミシンが並んだ時点で
ぎゃー!カッコいいー!
大きいー!カッコいいー!
と、興奮だったんですが、私は途中で我に返ってしまったのです。
あ…天飛がいない…だと!?
天飛(天飛華音)抜きでこの布陣…強すぎん!?
こーれーは、あかちゃんを花組にお返しできますわ。
だってこの下に天飛いるんだもん。すごツヨ
そして、それにしてもありちゃんにばかり目がいく私。
なのに、女豹ぴーすけと踊るありちゃんはほとんど見えなかった
女豹ぴーすけは遠かった…遠くにいた…
その代わりキワミシンと踊るありちゃんは割りとよく見えた!
ただストーリーはわからなかったので、あとから
「あれ!ナルキッソスだったんだ!
ヘアスタイルとかも鏡写しになるようにしてたってホント!?
うわー!要チェックやーん!」と思ったのでした。
あれ?鏡割ったのってナルキッソスの後じゃないよね!?
ワンチャン、ナルキッソスの後だったら自分の中で物語つなごうかと思ったんだけども。
で、こっちゃんが持つブーケは近くで見ることができたので
「お!?翼…なのか?」と思ったんですが、翼だったんですね
気がついたらデュエットダンス。
このお衣装大好きでした。ものすごく素敵
ふわふわしてて、いろんな色のオーガンジーが重なり合ってて、特にひっとんのお衣装がこのショーの中で一番好き!
宝塚のお衣装の中でもかなり上位で好き!でした
もっとじっくり見たいな。
で、プログラムを見る時間も取れなかったものだから、まさか天国の踊りとは思っていなかったのですが、
そうか…こっちゃんってば、お芝居でもショーでもお亡くなりになったのか…
てっきりてっきり、この後羽根を取り返して、パレードの大階段でひっとんの背中に大きな羽根が生えるんだ!とか思ってました。
思い込みツヨ!
というわけで、
実はここで、ある意味一本物が終わり、フィナーレに突入だったんですね。
ここから…なるほど…グラムロックだったのか…
いやいやいやいや、ビックリした。
派手派手黒燕尾の袖をまくって、その上ハチマキ…ハチマキっていっていいのかな?ハチマキ…
世良公則っっ!!
頭の中にはそれしか浮かばなかった…
でも、さらにビックリしたのは、
このファッションにはちょっと「お…おう…」ってなったんだけど、カッコいいのよね
これがこんなにカッコいいとか、タカラジェンヌの力業炸裂
そして楽曲!
確かに『JAGUAR』だけど、この耳馴染みがすごい…フジテレビの野球中継のテーマ曲。
ヤクルトのハイライトで流れちゃうやつ
曲を聞くと頭の中でてっとと村神様のホームランがプレイバックしちゃうやつ
テンション上がりました いろんな意味で。
ところで、その前の曲も『愛のジャガー』と『ジャガー』なのね。
やっぱりこういうショーを作るときって、一旦「ジャガー 曲」とかで検索するのかな。。。
こっちゃん・せおっち・ありちゃんとひっとんによる場面も脳みそを駆け抜けていき…
駆け抜けというか、その後のパレードに記憶を全部持っていかれました。
パレード…それは怒涛の視線ちょうだいタイム
銀橋へ向かうみなさま、銀橋から戻るみなさま、、、
こんなに漏れなく視線くれることある!?ってくらい、多くの方々から頂戴して、笑顔の数があふれすぎて、
「すごかった」しか…
一番すごかったのは天飛の視線&笑顔!
あの目ヂカラでキリッと見つめられニコっとされてみなさいな。
ズキュンですよ、ズキュン
当然銀橋にみなさまが並んだ時には、目の前しか見えませんので、
目の前にもう…どなたいたっけー!
みなさんを見つめて思いっきり手拍子してると、めちゃめちゃ笑ってくださるー!状態で、
まあ、そんなわけで、センター付近の方々…およびありちゃんはカーブの向こう側なのでまったく見えませんでしたが、、、
目の前のキラキラ&銀橋から戻る瞬間だけでも特別凄まじいキラキラを放つこっちゃんにやられましたよ
パレードの羽根…すごくキレイだったな
というわけで、うわーーーーー!!!!ってなってる間に終わった『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』。
実は開演前にロビーで友人とバッタリ会いまして、終演後にお茶することを約束して一旦別れたんですが、
彼女は『シトラスの風-Sunrise-』で宝塚にハマりはじめ、その後花組にどっぷりハマり、星組は初めての生観劇だったので、実はちょっと心配だったのです。
こんな体育会系でサイトーくん全開なショーで大丈夫だっただろうか…と。
彼女は言いました。
「すごい楽しかったぁぁぁ…もう1回見たいぃぃぃ…」
良かった。それは良かった。
私は圧倒されているうちに終わってしまったので、どういうショーだったのか全然わからないでも、そう言ってくれて良かった。
そして彼女は言いました。
「あんなに下品な色使いの衣装なのに、上品に着こなすタカラジェンヌってすごい!」
…否定できなかったよ、私は
私も…
おう!なんか…目が痛い…って思ってたから。がおー
でもね、でもね、
帰りはずーっとマジ!マジ!マジーィーック!って歌っちゃうのよね、私ってば。
あの曲、大好き!
ディズニーかと思っちゃった
オリジナルソングだったんですね。
フツーにマジック!マジック!マジーィーック!って歌ってると思って
おぉ!ディズニーソングか!?って思ってたわ。
なんか幸せになるので、時々口ずさんじゃう予感
ちなみに友人とお茶したのは、ミッドタウンでずっと気になっていたこちら林屋新兵衛。
お値段はそこそこいい感じですが、
それに見合った美味しさでした