母も見たいと言っているというのに、友の会で全滅かおしてしまった雪組雪組公演『蒼穹の昴』
なんとか代理店系を駆使して手に入れましたバンザイ


11月27日(日)S席

 

11月30日(水)A席

 

そして12月14日(水)S席。


全部2階席でしたが、3回も見れました!!
やったバンザイバンザイバンザイ

母とは11月27日に一緒に見れました。
月組月組『ELPIDIO』を見て、翌日に雪組雪組を見るなんて!
コンパクトに見たい作品をバシッと見せることができて本当に良かった!

というわけで、クリスマスツリーが美しい東京宝塚劇場へクリスマスツリー


客席に着いたら…おや?なんか、、、後ろの席のおひとり様男性が非常に騒々しい感じ??
お一人で大声でよくわからないおしゃべりをしている感じ??
どきどき…嘘でしょ…どうしましょ。。。
近い席のみんなで係のお姉さんに伝えたのですが、座席の移動などはできないということで、ちょっと不穏な幕開きでした。
ま、始まってみれば、そりゃそのお客さんだって一人で来るくらいのファンなわけですから、多少の唸り声などはあるものの、休憩時間よりはだいぶ静かに。
音楽がないシーンが少し長いと後ろが気になったりもしましたが、まあ何とか乗り切ることができました。よかった。。。母に無事楽しんでもらえてよかった。。。



それにしても、さすが大作一本ものぴかぴか(新しい)ゴージャスぴかぴか(新しい)
セットもお衣装も圧倒的にゴージャスぴかぴか(新しい)
なんならプログラムもゴージャスぴかぴか(新しい)
お衣装、セット、京劇の先生たちのお話も掲載されてるのが非常にありがたくて最高でした手


幕開きは田舎でお友達と過ごす文秀さん(彩風咲奈)
ちょっと訛ってるし、

ゆーちゃんさん(汝鳥伶)に「坊っちゃん」って呼ばれてるし、

すごくいい人っぽいし、、、

なんだか夢さんを思い出しちゃうえへ
でも、夢さんよりも明らかにシャープな印象です。
何しろ科挙に合格しちゃうし。
しかもトップの成績でぴかぴか(新しい)

全体的に咲ちゃんは、夢さんのイケイケバージョンウインク
夢さんは賢いけどぽわぽわしてて、一見おバカさんに見えるくらいだったけど、文秀さんは常時知性爆発ですウインク
しかも優しくて、幼なじみの春児と玲玲のことをずっと考えてるし、国のことも冷静に考えてるし、仲間のことも大切にしているし、、、やっぱりトップ合格するほどの人は器が違うわ。うん。
『シティハンター』『夢介千両みやげ』ときて、

ついに咲ちゃんがストレートにカッコいい、

優しさと知性と美貌…さりげなく超優秀で、静かにナチュラルに全体を俯瞰して、青い炎を燃やしている感じ炎
咲ちゃんにピッタリのイケメン役をようやく演じているような気がしますきらきら
きわちゃん(朝月希和)卒業だけども泣

で、これで退団となってしまうきわちゃんは玲玲。
退団だけど、出番は少なめなのがちょっと寂しい泣
それに、一応咲ちゃんと最後はくっつくけれども、文秀さんにとって彼女は妹のようなもので、幼い頃から一緒にいて、一人にしておけないから連れてきて、そしてなんやかんやで一緒に亡命することにはなったけれども、、、
やっぱり色っぽい何か…はないのよね泣
だからイチャコラもなし!
文秀が玲玲の頭をよく、大きなお手々で優しくポンポンとなでるのはとても良かったけれどもラブ
ギリギリあったのは、最後に船に乗って二人で旅立つ時にハグをしたくらい…でした。
そこで玲玲が
「私が都に来た最初の日は泣いていたけれど、文秀さんが抱きしめて一緒に寝てくれた」
とか言うんですね…

え!?マジ!?そんなことあったの!?
それ…見せて!!!

そんな二人の素敵な場面があったなら、それ…セリフで終わらせないで見せて!!!
と、まさかの終わりに身悶えするのでした鼻血

そんなわけで、場面が少なきゃイチャコラもないというお役ではありましたが、この物語において、玲玲の役割はものすごく大きかったと思いますうなずく☆
基本的に政治のゴタゴタ

政権を誰が握るかのゴタゴタ

騙し合い

殺し合い…のような世界なので、

そんな中で玲玲が出てくると、とてもホッとしましたにこっ
文秀と春児はとんだ世界で生きているけれど、その傍らには普通に生活をしている一人の一般市民がいるというのを思い出させてくれる人でした。
可愛らしい二つお団子でさ、お洋服は最初ボロッボロだったのに、どんどん愛らしくなっていってさ。

文秀さんがあつらえてあげたんでしょうねぇ。うふふぐふ
それを見るだけでも、文秀さんが玲玲を大事に大事にしているのは伝わってくるはくるんですけどねぇ。うふふぐふ
しかも、あんな生まれではあったけれど、文秀さんがいい育て方をなさったんでしょうねぇ、、、

気立てのいいお嬢さんになって。うふふぐふ
もう、なんてゆーか、実質紫の上きゃ
そんな素敵なお嬢さんだもの…男社会で生きてきた譚嗣同さんが一目惚れするのも納得!納得!
(譚嗣同と袁世凱の名前に、あ!歴史でやった!と思った私なのでした)
というわけで、
ラブラブシーンは譚嗣同さんに譲ることになるわけですが、
この二人のお買い物デートとか、愛の告白とか、戸惑って逃げちゃう玲玲とか、、、たぶん結婚を前提にしたお付き合いを始めたであろうところで譚嗣同さんが処刑される道を選び玲玲が駆けつけて見守るところとか、、、
譚嗣同&玲玲のシーンがとにかく可愛くて、愛しくて、本当に素敵で、、、
そんなわけで、
眉間にシワが寄るような物語の中で、玲玲は完全に癒しのひとときなのでしたにこっ
ありがとう、玲玲ハート可愛いよ希和ちゃんハート


あーさ(朝美絢)は春児。
いやもう…すごい人!!
「糞拾い」で小銭を稼いで、病気の母と幼い妹を抱えて、必死に生活している人。
文秀が都へ出る時に一緒についてきて、そこで見た偉そうな…本当に「ふぇっふぇっふぇっ…」と笑うりーしゃ(透真かずき)演じる李蓮英を見て、

自分も宦官になれば文秀のように立身出世できる!

白太太が予言したように西太后に仕えることができる!

と思って、本当に宦官になっちゃった人ええ!!びっくり しかも自力で…

「宦官になる」という思いを文秀に「男でなくなるなんて!」と反対されて、
「俺も出世したいのに、それを邪魔するなんて!自分ばっかり出世する気か!」と喧嘩になるわけですが…
わかる…

春児の気持ちがとてもよくわかる…【o´m`o】
「なんだよ、自分ばっかり!」

「別にお前に食わせてほしいわけじゃない!」

「自分でやりたい!」

「そのためなら命だって賭ける!」
そんな春児の気持ちにはとても寄り添えるし、
そして本当に宦官になり、でもそれだけじゃなく、安徳海との出会いをしっかりとモノ頑張るにして、黒牡丹の弟子として修行に励み、きちんと成果を出して…
さらにチャンスをしっかりと掴んで夢を実現させる姿は

すごいアメリカン・ドリームならぬチャイニーズ・ドリームキラキラ
そんな春児の姿には希望をもらえるし、共感や応援できるもので…
正直文秀さんがあまりにもパーフェクトで雲の上の人すぎるので、余計に春児の方に思い入れてしまうのでした。
観劇後にwikiを見たら、

原作は春児が主人公なのね!

なるほど、なるほど。
確かに雪組でやろうと思ったら、咲ちゃんが主役だから、文秀が主役だわ。
でももし星組でやろうとなったら、琴ちゃんが主役だから…春児が主役のバージョンでも良かったかもしれない。
これが宝塚ならではなのかななんて思ったりもしましたうなずく☆


あーさの春児…必死で生きてたな。
そして、文秀に必死で「生きろ」と訴える姿も泣けました涙
その時に、

「白太太が自分にウソをついたことは知っていた」と告白した場面では涙ボロボロでした泣き3
「白太太は、何よりも大切な夢を恵んでくれたんだ。運命は自分の力でいくらでも変えられる。だから生きてくれ」
うわーん泣き3
健気に頑張る春児に、「お前は飢え死にする」と言えずにウソをついた白太太。
それをウソと知りながら、そのウソを本当にしてしまった春児。
もう…本当に強烈で、ものすごく優しくて、でもやっぱり凄まじい生き様に胸が打たれました。

あ、でも白太太…
文秀が久々に帰ってきて、玲玲と再会して、白太太が「不思議な糸で結ばれている!」と告げた後…
せり下がっていったから、そのまま文秀と玲玲の歌にでもなるのかなと思ったら
「ばあさん!?どこ行った!?」

ってなって、
え?そういう展開?

なんでいきなりファンタジー!?

マジか!!って、

まさかの笑いそうになってしまったわぐふ


閑話休題。
そして生き様といえば、しゅわっち(諏訪さき)演じる譚嗣同さん。
登場時はぽわわんうっとりとした人で、穏やかでいい人そうだけど、

改革という難しい橋を渡れる人なのかな?ちょっと頼りなくないかな?という雰囲気でした。
でも、玲玲に対する誠実さと、それこそ玲玲も心打たれた通りすがりの安徳海にも向ける優しさ…そんな姿は本当に素敵でした。
で、
いざ改革派が追われる側となった時、
伊藤博文に、
「明治維新で死んだ人もたくさんいたけれど、自分は生きた。死ぬは易く、生きるは難し。でも自分は難しい方を選んだから維新を成している」と言われ、
春児が文秀に「生きてくれ」と懇願した時、、、
「お前が死んだら玲玲はどうするんだ!」と訴えた時、、、
譚嗣同さんの表情がみるみる変わっていくのを見ることができました。
目の色が変わっていくというか。
強い瞳で決意を固めた後、文秀に穏やかな瞳で告げる
「文秀さんは難しい方を選んでください。僕は簡単なことしかできない」
ぎゃーーー!!!
なんというイケメン!!!

だって!
玲玲はどうするって!それを支えるのが本来譚嗣同さんなはずなのに!
やっぱり自分ではないのだと。
国のためにも、愛する女性のためにも、自分ではなく文秀さんなのだと、静かに覚悟を決める譚嗣同さんがあまりにも美しすぎましたパチパチパチパチパチパチ
最初はもじもじしていた譚嗣同さん。
彼は「仲間の一人」かもしれないけれど、一人の人間の成長がしっかりと描かれていて感動でした泣く。



さらに今回の注目は専科さん6名のご出演!
すごく豪華ぴかぴか(新しい) 専科ぴかぴか(新しい) 専科ぴかぴか(新しい) 専科ぴかぴか(新しい) 専科ぴかぴか(新しい) 専科ぴかぴか(新しい) 専科ぴかぴか(新しい) 

オールスターと言われた100周年の星組『眠らない男・ナポレオン』だって4名なのに!
確かに、ゆーちゃんさんの伊藤博文のように、短時間だけど存在感と説得力を示す役割がいる…とか、
はっちさん(夏美よう)の楊喜楨のように、咲ちゃんやにわさん(奏乃はると)演じる康有為を導く威厳と…やはりこちらも説得力が必要な役割がいる…とか、
カチャ(凪七瑠海)の李鴻章のように、

え!?文秀さんの上を行きかねないカッコ良さじゃない?ヒーローじゃん!?という役割がいる…とか、
専科さんを数名使わざるを得ない状況なのは納得でした。

特に西太后を演じたヒロさん(一樹千尋)は凄まじかった!
まさかヒロさんが女役をやるとは思わなかったし、しかも普段のトーンのまま女役をやるとも思わなかったけれど、
ものすごく怖いし、ヤバいし、逆らえないし、、、

ま、宝塚としてはありがちな気弱な王子と実権を握る恐怖の女王…ではありますが(ゾフィー的な)
ヒロさんの西太后は有無を言わせない圧力が感じられました。
でも!
すごく慈悲深さもある方!
 

原作の浅田次郎さんから「西太后が悪く見えるようにだけはしないでほしい」とリクエストがあったそうですが、

全然

悪女ではありませんでした!
ちゃんと国のことを考え、自分が上に立とうと虎視眈々としている面々のバランスを考え、自分を犠牲にすることは厭わず、そして自分が決して幸せとは言えないからこそ愛する光緒帝あがちん(縣千)が幸せに生きることを、素晴らしい友を得ることを願い、彼のことを心から案じていました。
幼い日の思い出を春児に語り、光緒帝にもそんな思い出があったら…と語る場面は、優しさに満ちたおばあちゃんでした。

光緒帝だって、西太后のことは親同然に愛していたから、
本当は!現代なら!電話でもしたら一発で誤解が解けてさ、お互いが何を思っているかがわかって解決!なのに、
時代が時代だから仕方ないコミュニケーション不足の結果、とても悲しい形となってしまいました。うぅ泣
やりとりができないからこそ、そばにいる康有為を信じるしかなかったわけだけど、、、
康有為…人格の変貌っぷりにビックリした!
一瞬

「あれ?まりんさん(悠真倫)が悪者だったはずだよね…え?にわさん??」と訳がわからなくなるほどでした。
権力を握れると思った瞬間に人間の醜さというか、暴走した人間の恐怖というか…
強い思いは善にも悪にも一瞬で変わるのかもしれないと、恐ろしくなるほどでした。
そして、そんな康有為の言葉に惑わされたことをきちんと認めて、文秀に「みんなの総意だと思っておったのじゃ…すまぬ」と

ちゃんと謝れる光緒帝あがちん。
可愛いきゃ素晴らしいきゃいい子きゃ

女性に対してはアレな部分もありますが(時代的に仕方ないんでしょうけど)、西太后はこの子をきちんと育てたんだなぁと思いました。
皇帝にふさわしい方と思います。うんうんうん

で、こんないい子を育てた西太后は、光緒帝に自分の思いが伝わらなかったことは仕方ないこととして受け止めていて、彼が自分を殺そうとしていても仕方ないから、彼の幸せを…と願っていて、
なんて情が深く、そして難しい立場で踏ん張っていた人なんだろうと感動しましたうるうるJH
李鴻章が「そんな愚かな女ではない」と言うのも納得な素晴らしい方でしたキラキラ
光緒帝への愛を歌うソロがあった時には
「え!?ヒロさん、ソロあるの!?」とビックリしましたが、
ハッキリ言って、この場面で

「あ!この物語のヒロインって

ヒロさんだ!」と思ってしまいました。
だって、西太后を中心にみんなが動き、西太后を守ろう、西太后を殺そう、西太后を理解しているか、西太后を誤解しているか…そんな中ですべてが回っていたもの。
実質ヒロインでしょビシッ!
というわけで、
専科さんが多いのは納得だし、専科さんは全員素晴らしい仕事をしたのですが、、、
ちょっと思ったのは、やっぱり6名も必要かな?ということでした。
というのは…
何しろ安徳海を演じた天月翼くんが素晴らしすぎてですね!!
スチール写真を見た時点で

「また雪組男役がやりやがったバンザイバンザイバンザイとは思っていたんですが…
(またっていうのは、『ドン・ジュアン』のがおちゃん(香綾しずる)に端を発する、雪組男役の「そのスチール写真…ファンは嬉しいんか!?嬉しいのか!!」という振り切り方のことで、『るろうに剣心』の御庭番衆…なかでもりーしゃとか、お前誰やねん!写真を作り上げていたので、ああ、やっぱり雪組はやりやがる!と思っていますGOOD。
あれ、誰だかわからないくらいおじいちゃんじゃん!!すごいよ!
頬こけてるじゃん!

体ぺそぺそじゃん!

乾ききって水分ゼロじゃん!
面影ゼロパーセントの化けっぷりと、完全に老人な動き、そして台詞回しに感動でした。
パレードではプリプリのほっぺにキラキラ笑顔キラキラ
「いやいやいやいや!再びお前誰やねん!」で、笑ってしまうほどでしたパチパチパチパチパチパチ

で、素晴らしい安徳海を作り上げた天月翼くんを見てですね、改めて思ったわけです。
「専科さん、こんなに投入しなくても、組子でどうにかできたのでは??

てゆーか、どうにかするべきなのでは??」


もちろん、作品としての完成度、完璧さを求めるなら専科さんだと思うけど、宝塚っていかに完璧に仕上げるかがすべてではないわけで。。。
ちょっと原田くんの身勝手さを感じてしまったりもしたのでした。
専科さんに罪はないけど。素晴らしかったし。


そして、演出はとても素晴らしかったですパチパチ
たとえばセットの使い方。
市場が街の裏に変わる時に、市場のお店が反転して動き、それを出演者が動かしているのとか良かったし、
春児が文秀と玲玲を追いかける場面…

赤い壁の通りを走り抜けると、それが二人の乗る船船になり…という仕掛けと、その壁を動かすのが船員の制服を着た面々セーラーというのが素晴らしかったです。
セット転換の音がここ数年やけに大きいな…と気になっていたし、時にはセット転換をしているスタッフさんの姿が見えるのがとても気になっていたので、
このようにやってくれると本当に嬉しいです。
しかもあの赤い壁の奥行き感!素晴らしかった!!


それから、そら(和希そら)演じる順桂がテロを目論んだ時…故郷を思う歌を穏やかに歌う姿に心打たれましたが、
宝塚ファンならみんな一瞬で「あ!阿片窟!」とわかる怪しげな空間ニコ (宝塚、阿片窟&阿片出過ぎ 笑)
そして爆弾爆弾を手に入れた後、後ろの幕がすっと落ちると現れる、神々しい西太后の行列!

あの眩しさキラキラキラキラキラキラ

異世界かのような、夢か現かというあの表現も最高でした。
 

そして爆弾爆弾を手まりと間違えて近づく子供…
そういえば…記憶をたぐると、譚嗣同と玲玲がお買い物に行くとき、花道で手まり遊びをする子供たちがいたのでした。
花道で手まりを本当にキャッチボールしているので、ちょっとハラハラしつつ、目が離せなかったのでした。
そこにいた子が!手まりと思って!!爆弾に!!!
いきなりその子が現れたわけじゃなくて、ちゃんとした流れがあって、、、
舞台上で、観客の視線をきちんと誘導して、記憶に残させて、丁寧に自然な流れを作るこの演出にも、後から思い返して拍手でしたパチパチパチパチパチパチ

それにお衣装!
さすが一本物!という豪華さですごかったですキラキラ
何しろ、胸元の刺繍はプログラムによると日本で丁寧に仕上げているし、
しかも裾の波模様もプリントではなく織り刺繍だとか!

きゃーキラキラゴージャスキラキラキラキラ
次の雪組公演時には殿堂に行きたいーーー!!!
しかもこのお衣装…着回し大変そうニコ
それこそ『眠らない男・ナポレオン』の戴冠式のお衣装は、ナポレオンが登場すると出てくるアイテムになってますが、

今回のお衣装…次はいつ登場するのかしら??

そしてフィナーレ!
これもすごく良かったです!
階段というか橋というか、セットも使ったステップも楽しいロケットやパレード。
シースルーのゴールドのロングコートと扇が麗しくも、振りは勇ましい、ゴールドの裾が炎のように舞う男役群舞炎
咲ちゃんがせり上がる時、男役さんたちが鳥のように両腕を広げる姿と銅鑼の音に、皇帝がせり上がってくるかのように見えました。
それから、ボーンチャイナ…景徳鎮の陶磁器をイメージしたという白地に青で絵柄が描かれた美しいドレスで踊る娘役たち&あーさ。
可愛くてモダンで、でもちゃんと音楽や振りが中国的で素敵でしたキラキラ

そしてデュエットダンス!
お芝居でイチャイチャがなかった分を取り返すかのように、
まずは大階段の上でキスハート。をして、そして抱き合いハート。
何度も希和ちゃんが体を柔らかく反らせて、抱き合ってハート。…反らせて、抱き合ってハート。

…密着度高っっ*
ものすごくイチャイチャきゃブラボーきゃ

それに、夜空のような背景のなか、星を散りばめたような紺のお衣装で、まるで二人が星空の中で踊っているようで素敵でした。
咲ちゃんと希和ちゃん…

初めて二人一緒に踊ったのは『SUPER VOYAGER!』の「海の見える街」なんですよね。
あれは『ラ・ラ・ランド』のようと言われていた場面でした。
で、今回。
星空の中で踊る二人というのもまるで『ラ・ラ・ランド』の天文台の場面のようで、、、
そして希和ちゃんは一人去っていくわけで、、、
なんだか『ラ・ラ・ランド』的に完璧なストーリーができちゃってるんですけど!と、勝手に大興奮したのでしたエヘ

大羽根はないパレードでしたが、マントを翻す3人もとても美しかったです。
専科さんはどんな順番で階段を降りるんだろうと思ったら、
まりんさんとカチャ以外の4名は、階段を使わず、横からそっと登場でした。新鮮。
そして

シャンシャンを持ってステップを踏む伊藤博文の可愛いことといったら!!
目が離せないってばっっ!!

本当に、感動して興奮してときめいて、、、
権力争いの中で必死に生きる人たちの生き様をいくつも見たようで、
もちろん、権力争いの中で醜さが出てくる人たちも多く、文秀たちが初めて紫禁城に入った日に見た愚かなやり取りには古今東西繰り広げられる政治家たちの醜さを見たようで観客であるこちらも辟易しつつ、
でもそこで強い思いを持って歩む人々、そして街の人々の必死さは美しくて、、、
亡命してしまった文秀さんはきっといつか帰ってくるんだろうし、
完全に「俺たちの戦いはこれからだ」エンドだったので、続きが見たいなと思うし、
見終わったあとですごく思うことがある舞台でした。

あ、ところで一禾あおくん。
科挙に3番で合格した王逸役…とても大きなお役なのに、

なんでスチール写真入りしてないのー!?

うわーん泣き3

 

 

おまけ。

ミッドタウンのイルミネーション、キレイだったぁ!