Bunkamuraで、オーチャードホール開場までしばらく時間つぶしにギャラリーへ。 
レイモン・サヴィニャック展開催中でした。 
フランスのイラストレーターで、広告ポスターとか描いてた方ですね。 
私もそんなに詳しくないけど、絵を見たら「ああ!」って思う感じです。 

経歴のパネルに 
アメリカの仕事も依頼を受けたけど、 
あれを描けだのこれを描くなだのうるさくて自由にできないから、アメリカの仕事は受けなくなったとかあって好感ウインク 

 

作風はとっても陽気なユーモアがあるってことで、そんな楽しい作品が並んでいました。
言葉がわからなくても伝わるものもいっぱい。 

 


特に気に入ったのはダンロップのポスターかな。 
人がドライブしてるけど、車体が一切なく、描かれているのはタイヤと人だけ。

 
「ここんとこがダンロップだぜ!ダンロップがドライブの楽しさの多くを担ってるぜ!」って感じが伝わってきました。

しかもかわいい。 


それから 
ベッドマットのスプリングから羊がビヨヨーンと飛び出してるのとか、 


毛糸玉に家族三人がくるまれているのとか。 


どれもかわいくて、温かみがあって、眺めていて飽きないですね。 
それに何しろアイディアが素晴らしいぴかぴか(新しい) 
見習いたいものです。。。 



それと、同時に展示されていたのはセムの風刺画と、 
それからジャン=ジャック・サンペのイラスト。 
ジャン=ジャック・サンペは、名前は知らなかったのですが、イラストを見たら一発でした。 
レッドブルです。レッドブルのCMのイラストです。 

翼をさずけるー!

 


それが私、、、 
レッドブルのイラストはそこまで好きではなかったのですが、 
今回展示されていたジャン=ジャック・サンペのイラストは、買いたくなっちゃうくらい好きでした。 
(やっぱりあれですかね、、、この受ける印象の違いは、あれ描けとかこれ描くなとかのせいですかね、、、そわそわ) 
私が気に入った絵は検索しても出てこなかったけど、 
ほかの作品も見てみて思ったのは 
私はジャン=ジャック・サンペの、

舞台裏とかを描いたコミカルなものだったり、

人がいっぱい登場するごちゃっとしつつ、それぞれにいろんなことをしてるような絵が好きってこと。

たくさん人がいるけど、みんな話し声が聞こえるかのように生き生き動いているので、すみずみ見たくなります。 


舞台裏ってのは、 
例えばオーケストラ員が、劇場の裏と思しき人気のない柱にひとりでもたれて、楽器を抱えている絵とか、 
バレエの舞台に出る子供たちが、舞台袖でタイミングをはかりつつ整列してる絵とか、 
これまたバレエを踊る子供たちだけど、舞台稽古中で、客席に服を脱ぎ散らかして階段を上がり、舞台上では揃いのチュチュを着て整列してる絵とか。 

これはレッスンスタジオですね。

これも楽しいです。


どれもかわいくて、柔かくて、物語が見えるようで好きでした。 


これでレッドブルを見る目も変わるかも!?