8月5日。 
ヴァロットン展を楽しんだ後、ラ・ブティック・ドゥ・ジョエル・ロブションで軽くランチ。
そしてキャトルレーヴでひとしきり宝塚グッズを眺めた後は、いよいよ今回母が東京に来た本題。 
雪組公演『一夢庵風流記 前田慶次/My Dream TAKARAZUKA』ですグッド(上向き矢印) 
えりたん(壮一帆)・あゆっち(愛加あゆ)・まっつ(未涼亜希)退団公演という、 
ここ2年くらいでこの3名を急速に大好きになってしまった私には 
正直・・・本当に・・・寂しすぎてどうしていいやらな公演です。 
(なんでここ2年かというと、その前は大空祐飛&宙組しか見えていなかったからです) 

前田慶次&まつ・・・ 
大河ドラマで「利家とまつ」ってのがあったなーと思うと、なんで慶次とまつ?なんですが、原作の「一夢庵風流記」が慶次とまつの不倫愛になっていたんですね。 
そんなわけで、利家は唐沢寿明さんとは似ても似つかぬ、冴えないおっさんがお得意のにわさん(奏乃はると)。 
それにしても、最後の最後まで不倫愛&結ばれない愛なえりたんとあゆっち。 
(「心中・恋の大和路」は結ばれたけど死んじゃうし) 
なんで素はこんなに太陽のような二人なのに、寂しい恋ばかりになっちゃったんでしょうね。。。 


オープニングは映像と組み合わせて、徐に始まります。 
えりたんが登場して、かなり進行してから開演アナウンス。 
そしてタイトル&出演者の紹介・・・が、
映画みたいでめちゃめちゃカッコいいです
グッド(上向き矢印) 

えーと・・・もうカッコ良すぎて、正直どこから触れていいかわからない。。。 

じゃあまずは、えーと・・・松風!!(そこからかいっっ!) 
松風。それは慶次の愛馬ウマ 
歌舞伎のお馬さん登場なので、えりたんがしっかりと乗れる大きな馬。

 そう、宝塚歌劇の舞台に男性が立っているのです! 
でもプログラムに松風役としては名前がないんですが・・・たぶん「馬協力」の3名様ですよね。 
この松風が強烈にかわいいんですよねウマハート達(複数ハート) 
松風のぬいぐるみも大人気で売り切れ中です。 

登場はまずいななきが聞こえ、松風来る!松風来る!とワクワクしました。 
出てみたら・・・巨大っっ!でもかわいいっっ! 
松風くんは女の子が好きなので、
男たちにはブルルルブルルルっ!と荒れてますが、 

女の子にはデレンデレン。
そんなところが飼い主(慶次)にそっくりだとか
ウッシッシ 
上手で芝居が進行してる時も、下手に松風がいると気になるし、 
女の子の名前が呼ばれると、顔をぴくっ!と持ち上げるところもかわいいし、 
浮かれて飛び跳ねたり、ともみん(夢乃聖夏)演じる深草重太夫とスキップするところもかわいいし・・・もう目が離せません。 
しかも松風ってば、走るとめっちゃ速いんですよ。 
そしてすごいスピードでUターンするんですよ。 
上にえりたんやともみんが乗ってるのに。すごいすごい。怖い怖い。 
でも軽々乗り降りするえりたん。カッコいいなー。 


さて、今回はえりたんのドヤ顔がたくさん見れたし、やんちゃ顔も満載だったし、どこが台本通りでどこがアドリブか全然わからないくらい“えりたん”でした。 
慶次の超いたずらっ子なところや、秀吉にでも涼しい顔で無礼を働きながらもなんかユーモアいっぱいで、結局アイツ生意気だなーってニヤニヤされて憎まれない感じ。 
下級生でも上級生でも構わずイタズラしたり、轟悠に「なんすかー?」って言っちゃうえりたん、そのまんまって感じでたまらないです。 
ともみん重太夫のほっぺたを指でぎゅっ!って思いっきり突いたり、 
ともみん重太夫の上にどっかりと座ったり、 
ともみん重太夫の腕をペチペチして、しまいには着物の裾までまくって素足をペッチンペッチンといいだけ叩いたり、、、 
ねえ、だからどこまで台本通り?? 
で、いじり倒してウハハハハ!って笑うなんてマジでえりたん。 
何この、
慶次=すごく好きなタイプ×えりたん→超理想の男ぴかぴか(新しい)
な感じ(あ、なんかドMカミングアウトでスミマセンあせあせ(飛び散る汗)。 
男役・大空祐飛はイケメンすぎて、ため息ものすぎて、見つめるだけで精一杯、こちらから近づくなんてとんでもないけど近づきたい・・・なタイプですが、男役・壮一帆はぜひお近づきになりたいタイプです。 
(なお、男役・瀬奈じゅんは近づくのも恐れ多いです。万が一にも向こうが寄ってきたとしても間違いなく逃げさせていただきます。そして私の大好きな3大男役は全部ドSキャラです。なんかスミマセンあせあせ(飛び散る汗)あ、目下大好きなかいちゃん(七海ひろき)は素は最高だけど舞台があと少しなので次点です) 
そして、秀吉をいじりながらも、きちんとお命狙うべく鋭い目つきで脇差に手をかけるえりたん慶次。どんだけカッコいいんだよっ! 


で、そんなえりたんと、ようやくまっとうなラブシーンを演じることができたあゆっち演じるまつ。 
(まつと勢いよく呼ぶと「まっつ」に聞こえてソワソワしますあせあせ 
今回のラブシーン・・・まっとうを通り越えてセクシーすぎてビックリしました。 
鏡の前でなんてなんてエロス。。。 
しかも、まっつ&せしこ(大湖せしる)の、さらに大人なラブシーン付き。 
お子様が見れなーいうれしい顔あせあせ(飛び散る汗) 

私はあゆっちの、ちょっと低く抑えた力強い声が好きなんですが(おさらばえ!的な)、 今回は慶次に「お返事は?」と静かに強く言ってのけたりして、かなりツボでした。 
さらに、それに「はい・・・」としおらしく答えるえりたんもツボ。 
本当に、えりたんの魅力全開だわー。 
まったく、こんなにカッコいい慶次に 
イヤだ・・・イヤだ・・・イヤだぁ・・・イヤだぁぁっっ!!
と拒絶されても、きっぱりと振って去っていくまつ。 
まつさんってば、意志強すぎ。 
あんなにかわいく(?)小中学生の男の子が失恋するみたいに「イヤだ」言われたら、普通は振り切れませんよ。ええ。 

ところで、慶次の命を狙うために慶次の家来になった、ゆうみちゃん(咲妃みゆ)演じる捨丸。 
捨丸が「兄の仇!」と言った時、 
そうか・・・こんなに心が大きそうで、笑顔で、ユーモアあって優しそうな慶次だけど、人を殺してるんだなー・・・なんて思っちゃいました。一瞬しんみり。 
で、捨丸は家来だけど命狙ってるので、 
松風のお世話をしながら(松風は女の子にお世話されてご機嫌ウッシッシも、隙を見て慶次に切り掛かります。そして、それをスルリと交わすえりたん慶次。 
えりたんが一瞬、殺せんせー(from暗殺教室)に見えましたあせあせ 

で、そんな捨丸なゆうみちゃん。 
やっぱりいい声なのよねー。ドシンとした強い声出るし、芝居も上手いし、歌もいいし。 
素だと消え入りそうな声でふわふわほわほわしゃべるのに、こんなに力強くて、度胸良くて感心するわー。 
最近、うちの母は「みゆちゃん普段は、下級生だし、こんな風に遠慮してしゃべろうっていう演技してるような気がしてきた」と言ってます。 
『伯爵令嬢』の制作会見も、うわー・・・マンガから出てきたわーってくらいキラキラでかわいくて、なんていうか、うっかりチギ(早霧せいな)が喰われそうだわ。がんばれ、チギ。 


では、その2へ。