野菜たっぷリセットごはん。タド・ジュンコです。
福島に行ってきました。
福島の今を訪ねるバスツアー&山菜食べ放題
震災・原発事故から5年後の福島。
浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、川内村。
きっちりと何かを伝えるためというより、自然食のおばさんが、
いまの福島のごく一部でも、本当を知りたくて行ってまいりました。
震災以後は、放射能対策の食べ方講座も、カルチャーセンターを始めとしてさせていただきました。
わたしは、福島の農産物を積極的に食べましょうというキャンペーンには賛成の立場ではありません。その一方、東北の農産物は一切買わず、 とにかく西側から買う。
というのも、放射能汚染だけにフォーカスした、短絡的な考えかなと感じます。けれど、これはとてもデリケートで、語るには難しい問題です。
土作りにもこだわって、農薬を控え、オーガニックな育て方の農家さんの田畑は、土壌の回復が早かったようなのです。
そうした作物も、放射性物質の検査結果は低い傾向にある。
ということは、事故後、お付き合いのある生産者グループの方々の資料で見聞きして来ました。
今回も、参加者の方で福島産、オーガニック農産物の販売をされている方から検査データを見せていただき、同じことを語られました。
先日まで大手英字新聞の編集者だった、井内さんが独立され、お誘いいただいたので、この機会にと。
ごく個人的に参加したのですが、
やはり行ってみると、心のなかは複雑でありました。
時計が止まったままの常磐線浪江駅。
駅舎も流された富岡駅とか見ますと。
さすがに。言葉を失います。
川内村の秋元さんのお宅で、山菜料理をいただきました。
わらび、しどけ、こしあぶら……。
豊かな山の幸です。解説いただくのは、秋元さんの奥様。
おいしくて、ほ~っとか驚きながら食べて写真を撮り忘れました~っっ。

わらびの丘は、なにも知らなければのどかな風景。美しいです。

現在は自宅で食べる分にはOK、来年には出荷できる数字になるであろうとのこと。
除染のため、土壌をけずったので、栄養分もなくなってしまった。
そのため、今年のわらびは細いけれど、来年にはもっと太いものが収穫できると思う。とのことです。
少し摘ませていただき、おひたしにしました。
おいかったです♡

先祖代々の、本来豊かな自然の幸がいっぱいの故郷に住むことを選択した人たちは、
除染と時の経過で放射線量が減ることをも見込み、山を土地を守り伝えながら生きていくことになります。
ナビゲートしてくださった半谷さんがこのようなことをおっしゃっていました。
表現を正確には記憶していないので、やや違ったらごめんなさい。
実際に数字として危険かどうか というのではなく、ケガレという意識があるのでは。という言葉です。
ここも、もちろんわたしたちとひとつながりの日本ですよね。
主催 福島の今を訪ねるバスツアー実行委員会、代表半谷輝己さん
事務局 井内千穂さん
共催 特定非営利法人 持続的平和研究所 代表澤田哲生さん
来年は、わらび摘みがさらに本格的にできるツアーになるようです。
土地の方と同じ方向から、見てみる、肌で感じてみる。
少しでもそんなことをしてみたかったので、
行ってよかった。と思いました。
ありがとうございました。
そして
ここに書けなかった現地の方たち、お世話になった皆様、ありがとうございました。
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引用元:福島に行ってきました。