ベジフェスタ2010in代々木
終わりましたねぇ。
朝から、
けやき並木の間に
ぽっかりお月さまが揺れるまで
いっぱい遊んで食べて満足です。
つぶつぶの“まかない”、最高においしく
おやつまで食べちゃいました。
つぶつぶファミリーまたはフレンドの
各お店が入った、オレンジ色の屋根のテントは
並木通りをずーっっと
続いています。
かなりの規模でした。
インフォーメーションコーナーで
会員の方々といっしょに
つぶつぶのご紹介のお手伝いをしつつ
睡蓮の庭のPRもさせていただき、
二日間、たくさんの方と出会い、いっぱいしゃべりました。
さすが、ビーガンばかりのフェスティバル。
不思議な安心感です。
私が植物性の食事をしているのは、
カラダやスピリットのためというのも、ありますが
環境負荷を減らしたい、
みんなで分かち合う世の中でいたい
と思うからです。
女性は、母性的本能で、これからの世界をどう進んでいけばいいか
キャッチしている方も多く、
説明を必要とせずに、すっと意気投合することがあると
日頃感じていますが
今回、意外だったのは、
若い男性たちが、こんなおばさんの私に
人間同士として、率直に話してくれたこと。
これからの世代のために自分にできることをしていきたい
と、とてもナチュラルに語ってくれた方、
私はもう半世紀もこの星で生きてきたけれど
20代の方なら、ほんと、これからどうやって生きていけばいいのか
この星はどうなるのか
自分が判断して、生き方も、食べ方も選ぶことが
世界にとって無駄でないと、
一人の人にとって魂に心地よい生き方が
みんなにとってもよいシンクロを呼ぶものなのだと
信じたい
そんな様子が見て取れました。
同じ人として生まれ、約8億人の人が飢餓状態
そんなのおかしいですよね。
畜産を減らすことで水や穀物を節約し、
原生林を切って牧畜をしたり、飼料のための畑を作ることに
歯止めをかけたい、
そんな話を共有できたのが嬉しかった。
ただ、畜産を減らして農業を振興してといっても
有機農法や自然農では、この星全員の食を賄うのは無理との意見も
ありますが、でも、化学肥料や農薬をたくさん使いつづければ、
土が疲弊して、むしろ収穫増が難しくなっていくということもあります。
食べる人や地球環境という以前に、
作る人がまず、健康を害してしまいます。
また、種と化学肥料と農薬がセットで販売されている現実は
経済力のあるいくつかの企業に
食の根本が掌握されてしまうという危険性があります。
もうすでに十分進んでいますけれど……。
自家採取で、その土地にあった作柄で農薬、化学肥料にできるだけ頼らずに
自然の循環の中で育っていく作物が望ましいのです。
いろーんな意味で。
つぶつぶでは、国産・無農薬の種を残し、つなげていくことを
とても大切に活動しています。
しかし、日本の農家さんは、ご高齢の方が多く、
半分以上が65歳を超えています。
有機農業といっても、例えば(若干賛否両論の)
有機認証を受けている農作物
国が把握している数でいうと、なんと、
日本は2007年現在で全体の農作物の
0.18パーセントだそうです。えっこれだけ?
ですよね。
当然認証を受けていない、循環的な農法をしている方は
もう少しいるでしょうが
それにしても数にしたら、まだまだほんの少し。
私たちにできること、少しでも。
現場に足を運ぶ機会を増やして、
消費するものは、きちんと選んで。
遠慮せず、意見もみんなとシェアしていきましょう。
ほんとはこーなるといいけれど、現実はね…。なんて
一時代前、無明時代のぼやきですよね。
このほうがおいしい、心地よい。そんなことを大切に。
一人のコトバと行動は世界と響きあいます。
☆睡蓮の庭は、生粋のつぶつぶオンリーではなく、
田戸なりのお伝えをしています。
田戸も田畑を借りていますし、
農家の方との繋がりも大切にしてます。
お店をなさっているという、北海道のSilver Leafの森脇真木子さんと。
なぜか一瞬で仲良しになって。
合間にうろうろ。素敵なお店がいっぱいで……。
茨城のオーガニックな栗のお店。茹でて食べました。無農薬ですが、とてもきれいでおいしい。
埼玉で自然農をされている、高木農園ファリンアドーレさん
ローズマリーの入ったシチューセット
ジャガイモと思って切ったら、中はきれいな紫色。
主張のはっきりしたおいしいお芋でした。
今度、お野菜セットを送ってもらいたいと考えてます。
睡蓮の庭ではオーガニックまたは自然農のお野菜のみでお料理しますが
できたら、今後は地元世田谷から近いところの生産者の方との
お付き合いを深めたいと思っています。