ティーセレモニーdeおもてなしレッスン』主宰 松永貴子です。
畳と敷居について、お話します。
洋室・フローリングが主流になっている現在の家屋では
畳に触れる機会もあまりないのではないでしょうか!
畳は、710年ごろに日本でうまれ育ち、延々と引き継がれてきました。
古くは、「古事記」にも出てきますが、現在の’ござ’に似たものだったようです。
和室にあまり親しみのない若い人のなかには、畳の作法をご存じない方もいらっしゃるかもしれません。
一般的に和室のタブーとされている事は、2つあります。
*畳の淵を踏まない*
(身を守る)
その昔、忍者が床下に隠れて、敷居や畳の隙間から漏れてくる光のいちで人を居場所を確認して、下から刀をさすこともあったそうです。
これによって命を落とす事は武士の恥だったため、それを避ける戒めてとされていたようです。
(敬う心)
格式のある武家屋敷などで見かけたことがあると思いますが、家紋が織り込まれた淵があり格式を表します。この家紋を踏むことは、ご先祖様や家人の顔を踏んでしまうことになり無礼なことです。決してしてはならないマナーです。
家紋以外にも動物や植物などの文様が織られていますが、同様に動物や植物に対しても敬意を払います。
(結界)
畳の淵は、家人と客人を区別する意味もあります。
空間と空間で区別しますので、踏む事により、空間様式を崩す事になります。
*敷居を踏まない*
敷居は、家の象徴といわれ、敷居を踏むことは、家や家人を踏みつけることとされています。また、敷居を踏むと、家が歪むともいわれています。
敷居の役割は、世間と家、廊下と部屋の空間と空間を隔てる意味があります。
敷居を踏む事は、空間様式を踏みにじっていることになりますので、絶対に踏まないようにしましょう。
祖父母や親から伝えられるはずのしきたりや約束事が、核家族化や和室のない住居では
なかなか知る機会はないと思いますが、日本人としての“良識”として、古くから伝わっている慣習やしきたいりは、是非覚えておきたいですね。
ところで、
お茶は「敷居が高くて」という言い方をしますが、これは誤用です。
「敷居が高い」には、以前になにか失礼なことをしてしまい、後ろめたい気持ちがある際に使うことばですので要注意ですね!
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お茶室に入る時は、敷居の前で、扇子を膝前に置き、一礼をして入室します。
その時は、正座をしたまま、にじって中にはいります。
正座をしたまま、両手を座敷に置いて体をすべらすようにして移動します。
この動作は、すーっと流れるようにできれば、とても美しいです。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

