⑰生誕150年 横山大観展@東京国立近代美術館 | 西条美咲オフィシャルブログ「西条美咲の咲く色」

⑰生誕150年 横山大観展@東京国立近代美術館

お誕生日会で、横山大観展のチケットをプレゼントでいただきましたので、早速行ってきましたー!!

絶対に行きたいと思っていた展示だったので、すっごくうれしいですラブ

ありがとうございます!!

 

 

このポスター、インパクトありますよね!!

「画は人なり!」

今年は横山大観生誕150年なので、大観さんの作品はたくさん見ています。

年明けすぐに山種美術館で横山大観展やっていましたね。もちろんそれも見ました!!

その時は「心神」というタイトルの富士山の作品に心を奪われたのですが、今回東京国立近代美術館での大観展のポスターになっている富士山はその時に見たどの富士山にも似ていなくて、琳派の影響を感じさせてくれるとてもデザイン力の高い富士山です。

晩年の作品なのかなぁ。近代美術館にぴったりの勝負の一枚を感じますラブ

また新しい大観先生に出会えそうで、山種美術館で横山大観を満喫した方にも、わくわくするようなポスターだと思います。

 

あっ、ぜんぜん違う話なのですが、これを見て、酒井抱一の青い背景の富士山を思い出しました。

静嘉堂文庫美術館の「絵手鑑(富士山図)」という作品なのですが、あの富士山も琳派の影響を受けたセンス抜群の富士山だなぁと。

 

とにかく富士山は今も昔も日本人の心に常に染み込んでいる「私たちの山」ですね。(韓国語でならウリ ナラヘ フジサンドキドキ)←余計なことばかり脱線しますウインク

 

 

 

展示は、100パーセント横山大観ですドキドキ

初期から晩年まで大観先生をたっぷり味わうことができます。

 

展示の前半に「白衣観音」と対面することになりますが、これがなんか、とっても違和感満々です!

横山大観大先生の作品なのだから、笑ってはいけないと思いながらも、「ぷっ」と吹き出しそうになります。

なんだか、面白いのです。顔も漫画みたいに面白いし、白衣観音さま、足大丈夫ですか?と突っ込みどころ満載です。

他にも大観先生の人物画がどれもこれもなんだかユニークで、鹿なんて意地悪そうに見えるし、本当に面白いです(笑)

雑誌の特集ページには「横山大観は実は下手だった!?」なんて書かれていたけど、デッサンが苦手だったようです。

でも、これも個性があらわれていて親しみが持てます。

 

ところが・・・晩年の作品の技術の高さビックリマークに驚かされますびっくり

 

「生々流転」も見れます!!

 

とにかく見所たっぷりな、一度では味わいつくせない魅力ある大回顧展です。

この展示も、何度でも楽しめるボリュームのある展示内容でした。

 

あ、図録買うのも忘れたくらい一生懸命展示を味わってました。

図録ほしいなぁ・・・