⑮プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光@国立西洋美術館 | 西条美咲オフィシャルブログ「西条美咲の咲く色」

⑮プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光@国立西洋美術館

行ってきました!!

 

初日です★

プラド美術館展!!

 
 
土曜日だし、混みそうだけど、やっぱりいち早く見たい気持ちが大きくて、
友達を誘って3人で行きましたーラブ
 

 
 
ベラスケスの作品が7点見れるのですが、お目当ては、もちろんかわいい王子さま★
あと、ムリーリョの作品が見たくて(^∇^)
 
時代は、バロックですね。
日本ではそんなに人気がない分野だと思います。
とにかくかたくて暗いイメージがあります。
古典的で、宗教やその国の宮廷・政治が関わってくるので、難しいんですね。
 
しかし!
大きな作品ばかりが61点来ているので、見ごたえあります。
バロックではローマでたくさん作品を見てきたカラバッジョやベルニーニが好きです。
スペインにはまだ行けていないので、ベラスケスは今まであまり注目してこなかったので、お勉強です!!
一気に7点見て、ベラスケスについて詳しくなっちゃおうと思いました(笑)
 
ベラスケスというと、代表作は「ラス・メニーナス」で、これは超超有名なので、これが来てほしかったなーと思いますが、
いつかスペインでプラド美術館に行くまでの楽しみにすることにします(・・。)ゞ
 
まず、ベラスケスはフェリペ4世の宮廷画家です。
6つ年下で新国王になったフェリペ4世に王の画家として、24歳で任命されて、61歳で亡くなるまで宮廷画家として活躍したそうです。
今回の目玉作品の「王太子バルサタール・カルロス騎馬像」も。このフェリペ4世と最初の妻との間に生まれた王子さまです。
そこで、お勉強お勉強!!
フェリペ4世とは?
 
・・・・・
 
スペインハプスブルグ家なんですね。
最近見たルドルフ2世コレクションの展示にもいろんな人が出てきましたが、
ややこしくて、勉強不足です。
 
今回は豪華な展示会図録ではなくて、まず、もっと優しいガイドブックを買いました。
 

 
 
表を見てみると、上の方にフェルディナント1世、マクシミリアン2世、その下にルドルフ2世がいて、もっともっと下に、フェリペ4世がいるのですね。フェリペ4世の方は、カール1世の方から繋がっていて・・・
とにかく、最近Bunkamuraザミュージアムで見た、ルドルフ2世の時代より後ということですね。しかも、向こうはオーストリアとプラハで、こちらはスペイン。ふむふむ。
やっぱり、ハプスブルグ家についてのお勉強をもっとしたいので、これを書きながら、早速アマゾンでハプスブルグ家の本をポチりました(笑)
 
あ、話がずれてきましたが、そうです!今回、お目当ての馬に乗った王子さまは、かわいらしい中にもすでに王としての威厳もありました!
下から見上げて見ることを配慮して、馬の胴体が風船のように膨らんで描かれています。
騎士像は、古くからヨーロッパの王侯肖像画の一つの形式だそうです。
でも残念ながら、このバルサタール・カルロスは、天然痘で若くして亡くなってしまうのです。
王妃も亡くなり、唯一の王位継承者の王子を失ったフェリペ4世は、スペインハプスブルグ家を存続させるために、息子の婚約者だった14歳の姪を妻に迎えたということです。
そして、その間に生まれたのが、「ラス・メニーナス」の主人公のマルガリータ王女ということです。
 
さすが、すごい世界です!!!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
 
この時代の絵画は絵画の中の人物を知ることによって、より深く楽しめますねv(。・ω・。)ィェィ♪
 
 
今回来ているベラスケスの作品では、「マルス」も人間味あふれる感じに描かれていて、色気があり素敵でした。
戦いの神なのに、裸で休んでいるなんて!?
戦いのない世の中を望むという深い意味があるとも言われているようです。
 
あ!!!ヤン・ブリューゲルのすごい作品もありました!!
やっぱり、花のブリューゲルはいいなぁ。改めて、ヤン・ブリューゲルの魅力にはまりました。
 
ジュゼペ・デ・リベーラという画家の作品があったのですが、「え!カラバッジョもある!」と思ってしまいました。
解説にカラバッジョに学んだとあり、納得したのですが、カラバッジョに似すぎていて間違えてしまうほどです(笑)
 
そして、ベラスケスはまだまだ奥深いと感じました。
楽しかったです!!