ごぜ唄を聞いてきました❗ | 西条美咲オフィシャルブログ「西条美咲の咲く色」

ごぜ唄を聞いてきました❗

もう何年もまえ、とにかくいろんな美術館に行っていて、たまたま吉祥寺の美術館で出会った斎藤真一さんの展示。
ごぜさんという女性たちが描かれていました✨

私は、一瞬でその絵画に魅了されました❗
そして、ごぜさんについて本を読んだり、DVDを見たり、いろいろ学んできました。

ごぜさんとは、目の見えない女性の職業で、三味線に合わせて唄を唄う、何人かのグループで村村を渡り歩く人たちのこと。盲目の旅芸人です。

これが、不思議な音楽なんです❗

力強く儚い。
生きざま、人生そのものがあるように思えます。


テレビや娯楽の普及などにより、今はなくなってしまったごぜさん。

しかし、ごぜさんから唄と三味線を習い、ごぜ唄を広められる活動をされている方が、東京で小さなコンサートを開かれるということで、行ってきました❗❗❗❗


「ごぜ唄が聞こえる」
薫森直子さんのステージです✨


薫森さんは、ごぜさんではありませんが、私は、今回、はじめて生でごぜ唄を聞くことができて、本当に嬉しかったです🙆

いくつかの唄を披露してくださりましたが、メインの「葛の葉の子別れ」という、お話がとっても良かったです❗

歌舞伎の演目にもなっているお話なのですが、葛の葉という白キツネが森で命を助けてもらいました。でも助けてくれた男性は深い傷をおってしまいます。看病をしたい白狐は、その男性の婚約者のお姫様(葛の葉)に姿を変えて、看病をして、子供まで産んでしまうのです。
子供が5歳になり、本物のお姫様が現れて、子供との別れを決意して、偽物の狐のお姫様は森に帰るお話なのですが、泣ける❗
美しい物語です✨

昨日はとっても素敵な時間を過ごすことができました♥