【西条昇メンコレクション】澤田隆治さんを偲んで「ダイラケのびっくり捕物帖」の角面子 | 西条昇教授の芸能史研究

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エンタメ評論家で江戸川大学マスコミ学科教授の西条昇のエンタメな日々。浅草芸能コレクション、喜劇、ジャニーズ舞台、アイドル、お笑い、昭和レトロ、ブラジリアンダンスのランバダなどなど。

澤田隆治さんを偲んで。
1957年秋にABCからOTVに出向した澤田隆治さんが演出を担当したコメディ番組「ダイラケのびっくり捕物帖」(1957.4~60.5 OTV→ABC)の角面子。
主演は目明かしのびっくり勘太、天満の五郎長に中田ダイマル・ラケット。与力・来島仙之助が藤田まこと、その妹・妙が森光子。
この番組はNTVでもネット放送され、ダイラケの二人は戦前のエンタツ・アチャコ以来の上方爆笑漫才コンビとして全国区の人気者に。
また、ダイラケとアドリブで掛け合い、おしとやかな雰囲気とは一変して見事な殺陣を見せるお妙さま役の森光子もコメディエンヌとして注目された。
脚本は戦前からの探偵小説作家で、戦後はNHKラジオの「エンタツちょび髭漫遊記」「エンタツの名探偵」を手掛けた香住春吾である。