【西条昇の浅草芸能散歩】浅草・猿若町跡探索① | 西条昇教授の芸能史研究

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エンタメ評論家で江戸川大学マスコミ学科教授の西条昇のエンタメな日々。浅草芸能コレクション、喜劇、ジャニーズ舞台、アイドル、お笑い、昭和レトロ、ブラジリアンダンスのランバダなどなど。

待乳山聖天にお参りした後、かつて江戸三座のあった浅草・猿若町跡を探索。
天保13年(1842)に 幕府は堺町・葺屋町一帯にあった芝居小屋を浅草聖天町に移動させ、聖天町は猿若町と改名。
猿若町は、中村座、市村座、守田座の江戸三座を中心に賑わったが、明治に入ると、各座は順に別の場所に移り、芝居街としての役割を終えた。
現在は各座の跡に碑やプレートが立つ他、歌舞伎などの小道具を手掛ける藤浪小道具株式会社があるのも芝居街だった名残と言えるだろう。