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経営に終わりはない

I believe the power of internet.

投資育成事業部の中国チーム主催のイベントに参加するため、中国の深圳(シンセン)に出張してきました。

サンフランシスコから香港に飛び、陸路で深圳に。大体車で1時間ちょっと。香港の出国手続きと深圳の入国手続きはゲートの係員が車中を覗き込んで顔をチェックする程度で、荷物検査もなく非常にスムーズ。

深圳は、上海、北京、広州に次いで中国第4番目の巨大都市で、世界でも15番目に大きな都市です。中国は日本と違って、東京にインターネットベンチャー企業が集中しているというよりも、各都市に分散しています。

深圳に本社を置く代表的企業と言えば、中国人なら知らない人はいないほど有名なQQというインスタントメッセンジャーを提供している中国最大規模のインターネット企業テンセント社です。

我々は北京、上海に次いで、昨年深圳に事務所を開設しましたが、深圳は香港にも近いため、拠点として有望です。代表の石丸さん、メンバーの煬さん共にさっそく大活躍中で、今後の成果に期待しています。

さて、イベント名は、下記。
CyberAgent "Net-Impact" 全国移动互联网以及社交游戏开发者大会
テーマは「スマートフォン」です。

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深圳事務所代表の石丸さん

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投資育成事業部のメンバー

スピーカーとして、日本からDeNA、PANKAKU、中国からテンセント、新浪(SINAミニブログで急成長中)、アリペイ(中国最大の決済会社)等、中国でも注目されている企業が登壇するということもあり、中国全土から約400名の経営者達が集まりました。

中国のイベントでは、最初の方のセッションと名刺交換が終わると、参加者がどんどん帰ってしまうというのが普通だそうです。実際名刺交換の勢いとサービスの売込みがすごくて日本のイベントよりもだいぶ盛んでした。

ところが、今回はテーマが旬のスマートフォンということと、最近ライバルとして注目されているテンセントと新浪が登壇ということもあって、最後までかなりの方に残っていただき、大好評でした!中国チームの企画力も素晴らしい!

また海外投資の責任者で北京駐在の北川さんの中国語がかなり上達していて、プレゼンが終わると、標準的な発音で凄く聞き取りやすかったと何人もの経営者から言われました。さすが!

深圳のイベントの翌日、投資候補先数社と面談後、台湾に異動。台湾にも事務所設立を予定しています。

台湾といえば最近世界最大規模のスマートフォン会社に急成長したHTCが有名ですが、インターネット企業も元気です。

最近台湾のインターネット企業に立て続けに投資したということもあって、サイバーエージェントの知名度がだいぶ上がったようです。投資候補先企業とのアポイントの後、夜のフライトまでの時間に台湾で有名な経済誌2誌からそれぞれインタビューを受けました。どちらも2-3ページの特集記事にしていただけるそうです。


余談ですが、滞在中不覚にも2つトラブルがあり、駐在員に助けてもらいました。頼りになります。

1つ目は下着セットを忘れてきてしまい、親切な張君から120円相当の新品パンツをもらい、翌日戴君が中国のユニクロで数セット買ってきてくれました。ありがとう!

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中国でもユニクロは人気で混雑しています。

2つ目はイベントの翌日風邪を引いてしまったのですが、これまた張君が風邪薬コンタックに加え、謎の水を買ってきてくれて、1日で完治しました。喉が渇いていたので謎の水を一気飲みしようと思い、途中の息継ぎで裏をみたら、どうも医薬品らしく、摂取量が記載されており、危うく飲み干すところでした。

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謎の水 かなり効いた気がする。。。

最近あまり中国に行ってなかったですが、具体的なビジネスの話も複数進むこととなり、非常に効率の良い出張となりました。フライト時間が長いのがネックですが、年に2回くらいは行きたいと思っています。
今週、海外事業部に配属となった新卒の配属式を開催しました。

4月は1ヶ月間研修だったのと、5月頭は連休だったため、このタイミングに。

配属されたのはこちらの4名。

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うち2名は間もなく駐在予定。

配属式と言っても、テレビ会議システムで行う簡単なものです。

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日本側より
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米国側より

海外事業部のビジョン、ミッション、戦略を私から簡単にプレゼンし、最後に新入社員それぞれから抱負を語ってもらいました。

皆すごくヤル気に満ちあふれていて、大胆な目標を掲げてくれました。今後の活躍が無茶苦茶楽しみです。

あと、オマケとして私から本を1冊プレゼントしました。

MADE IN JAPAN(メイド・イン・ジャパン)―わが体験的国際戦略 (朝日文庫)/盛田 昭夫

¥966
Amazon.co.jp

SONYの創業メンバーの1人でSONYを世界的企業に育て上げた盛田昭夫さんの著書です。
(今個人情報の流出問題で大変そうですが、日本を代表する世界的企業のソニーを是非応援したい)

学生時代に英語版で読もうとして挫折し、日本語版があるのを知って購読し、すごく感動した本です。
当時、将来絶対に自分も海外市場を切り開いてやろうと熱くなったのを覚えています。最初の就職先に商社を選んだことにも多少影響があったと思います。(役員の岡本も同じく学生時代に読んで感動したそうです)

私が駐在する直前に、社長に夕飯に誘っていただいたのですが、盛田氏に負けないくらいの気合いで海外市場を開拓してくるという宣言の意味を込めて、彼に手渡した本でもあります。


>海外事業部に配属となった皆さん

開拓者となって、海外市場を一緒に切り開いて行きましょう!

経済産業省からお声掛けいただき、下記イベントに参加させていただきました。

イノベーション・起業・雇用創出促進のための日米対話に関するシンポジウム
U.S. - Japan Dialogue to Promote Innovation, Entrepreneurship and Job Creation


場所は数多くの起業家を輩出する西海岸の名門校スタンフォード大学。

最初のオフィスがスタンフォード大学の近く(パロアルト、現在はサンフランシスコ市内に移転)だったので、一度だけ遊びに行ったことがあり、今回の訪問は2回目。

多くの成功した卒業生が多額の寄付をしていることもあってか、景観も設備も素晴らしい環境です。高校生か大学生の頃に訪問していたら人生変わっただろうなと思いました。(実際には残念ながら高校2年生の夏休みに早稲田と慶応大学のキャンパスツアーに参加しただけ。。。)

さて、私の出番は午前中のラウンドテーブル(円卓会議)。
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私に与えられた発言内容は「ベンチャー企業をEXITに向けてスケールさせる」でした。

日米の政府関係者から著名な教授や投資家まで円卓にずらりと並ぶ蒼々たる顔ぶれ40名。招待された聴講者65名。

この状況で話すだけでも緊張するのに。もう一つ大きな誤算が。。。

それは、事前に同時通訳が入るので日本語での発言で構わない(資料だけ英語で)ということだったのですが、皆英語で当然のようにプレゼンして、誰も同時通訳を使わない。。。そのまま自分に順番が回ってきたので、流れを大切にして原稿もないまま英語で3分間のプレゼンしました。

プレゼンが終わると司会の方が、「彼は恐らく参加者の中で一番若いですね、ありがとう」みたいなフォローをしてくれて、穴があったら入りたいとはまさにこのことです(汗)。他の日本人の方々は英語の原稿をしっかり用意されていたようで、国際会議に参加する上での良い教訓になりました。

ちゃんと伝わったかどうかは怖くて聞けませんでしたが(苦笑)、私の発言内容を要約すると以下の通り。

ベンチャー企業の経営では事業プランの柔軟性が重要。多くの成功したベンチャー企業が最初の事業プランAから別の事業プランBに転換することで成長している。日本のベンチャー企業は、日本の内需がそこそこ大きいせいか国内の事業展開で満足してしまうことがほとんど。事業拡大の際に、国内で成功した事業を海外に展開するという発想よりも、また別の新規事業を国内で立ち上げ多角化するという方向に行きがち。語学の問題は大きいけれど、どちらかというと経営者のグローバル展開に対する意識の問題。最近ネットベンチャー業界においてはfacebookやスマートフォンの登場で海外展開の可能性が大きく開けた。最近では西海岸に日本のネットベンチャー企業の進出が加速しつつある。

自分にとって記念すべき初の国際会議デビュー。結果としてはほろ苦い思い出になること間違いなしですが(苦笑)、議論から多くのことを学び、普段はなかなかお会いすることのできない方々との交流も刺激的でした。

機会を与えてくださった関係者の皆様、ありがとうございました!