経営に終わりはない -6ページ目

経営に終わりはない

I believe the power of internet.

新年あめましておめでとうございます。

まずは旧年中のご災厄を改めてお見舞い申し上げ、本年のご復興ご繁栄を心よりお祈り申し上げます。

昨年は1年のほとんどを駐在先の米国サンフランシスコで過ごし、海外事業の基盤固めに邁進しました。今年も引き続き海外事業にコミットすると共に、他の管轄事業でも積極的に勝負して行くべく年末から既に準備を着々と進めています。

毎年年末から物思いに耽りつつ、新年の目標設定をするのですが、目標設定以上に重視しているのが、「自分をいったんニュートラルに戻す」ことです。「自分らしさ」を取り戻すこと、とも言えると思います。

仕事、プライベートを問わず、日々日常の様々な課題に取り組んでいると、意識していても結構自分のバランスを崩してしまうことがあります。

具体的には、失敗で自信を喪失して本来の自分の力を発揮できなかったり、逆に成功で調子に乗って自分の力以上のことを手広くやってしまうなどです。自分がパフォーマンスが出せているなと感じるのは、ほとんど自分らしさが出ているときです。

私は仕事上、経営者として外部環境と内部環境を見極め、会社の実力にあったチャレンジで成果を出さなければなりませんが、自分のバランスが崩れていると、そのまま会社のバランスも崩してしまう恐れがあるため(もちろん取締役会で牽制は効きますが)、大前提として自分の状態を客観的に把握し、自分をニュートラルに戻し、バランスをとる必要があります。もちろん年末年始以外でも必要に応じてやります。

郷里の徳島を18歳で出て早20年が経ちましたが、年末年始のほとんどは徳島の実家で過ごすようにしています。たぶん20年で年末年始に帰省しなかったのは4,5回くらい。

実家に帰る理由は、今もほとんどそのままの自分の部屋の勉強机に座ったり、昔の友人と語ったりすると、幼少期からの色々な原体験を思い出すことができるからです。自分を客観的に見ると、人格のほとんどが、10代までの原体験の延長線上で形成されているため、この原体験を思い出すことが自分をいったんニュートラルに戻すために必須なのです。実家に帰れない場合、原体験を感じる場所に一人で旅行にいったり、古い友達に連絡をとったりもします。

年越しのタイミングは毎年親父と2人で、実家の近くの小さな神社に初詣に行きます。これをやらないとなんだか1年が始まった気がしません。この神社は小さい頃の遊び場だったり、お祭で獅子舞に合わせて太鼓を叩いたこともあって、原体験の宝庫です。今日も満点の星空の下(田舎なので相当地上が暗く、星がよく見える)初詣してきました。

$渋谷ではたらく経営者のアメブロ

新年からなんだかまとまりのない文章になってしまいましたが、今年も自分らしい、身の丈にあったチャレンジで最大限の成果を出していきたいと思います。

本年もよろしくお願いいたします!
先日、スティーブ・ジョブズの貴重なインタビュー映像をミニシアターで観てきました。
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The Lost Interview
http://www.stevejobsthelostinterview.com/

1995年にテレビシリーズのために撮ったジョブズのインタビュー映像のオリジナルテーブが紛失し、後にディレクターのガレージからVHSにコピーしたテープが見つかったようで、若干の編集はあるものの、ほぼフルバージョンで、70分間ひたすら喋り続けるジョブズの映像が流れます。

撮影時の1995年と言えばジョブズがアップルを出てNeXT社を経営していた頃です。翌年アップルによるNeXT社の買収が決まり、彼のアップル復帰が決まります。

ジョブズの伝記を読んだ人や、よほど彼に興味がある人でないと、正直とても集中力が続かない内容です。ベースがVHSなので映像も悪く、100人ほど入るミニシアターに観客は私を含めたったの5人だけでした。

喋る内容は伝記を読んだ人ならほとんど知っているものなのですが、16年ほど前のジョブズ自身が熱く語る姿は、近年の洗練された彼のプレゼンテーションの姿とはまた違い、強烈に惹きつけられるものでした。

特に、高校時代にヒューレット・パッカード社でインターンした時に会社について考えた経験や、ブルーボックスというAT&Tの電話タダがけ装置を作った時に自分たちの作った小さなものでも世界を変えられると思った経験を、ジョブズが目をキラキラさせて語るくだりには、若い頃に刺激を受けた原体験の重要性を感じさせられました。

映画館でメモをとりながら映画を観たのはこれが初めてかもしれません。私はジョブズやアップル製品の熱狂的なファンではありませんが、多いに刺激を受けて、モチベーションがあがりました!

スティーブ・ジョブズ I/ウォルター・アイザックソン

¥1,995
Amazon.co.jp

スティーブ・ジョブズ II/ウォルター・アイザックソン

¥1,995
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米国だと定価38ドルが割引で約18ドル、kindle版なら約12ドルで買えますが、日本では上下巻に分かれて、さらに各約2000円と高いです。。。
サンフランシスコに駐在して早1年が経過しました。

正直なところ、事前に事業計画もなく、直感を信じて勢いで渡米したため、最初の2ヶ月は新規事業や事業計画を考えることで精一杯でした。

社内起業家としての経験を活かし、気合いで事業計画を書き上げてみたものの、国内と違って一番頭を悩ませたのは優秀な人材の確保。

特にGoogle、Facebook、Zynga、Twitterといった一流ベンチャー企業がひしめくシリコンバレーにおいて、引く手数多の優秀な現地エンジニアを採用するのは至難の業です。

知人の紹介やエージェント利用など、あらゆる手を尽くして採用活動に力を入れてみたものの、最初の段階で、現地エンジニアの採用は失敗に終わりました。(エンジニア以外は若干名採用できた)

ただ、冷静に考えてみると、日本のインターネット企業の海外での成功事例がほとんどないのは、そもそも技術力で劣っているのではなく、起業家や経営者のチャレンジャーが少ないだけで、技術面ではむしろ日本人エンジニアは優秀なので、日本人エンジニアで海外で勝負できるに違いないと思いました。(今は現地エンジニアも作っています)

現在下記の事業を展開していますが、作ったのはすべて日本人エンジニアです(パートナー企業含む)。実績としてはまだまだですが、普通にシリコンバレーのベンチャー企業と戦えているという実感があります。年内にさらに複数のサービスがローンチ予定です。

■スマートフォンアプリ事業

Zombie Restaurant
(最高位:iTunes全米無料ゲームジャンル10位)

(最高位:iTunes全米無料ゲームジャンル21位)

Coin Pusher Mafia
(最高位:iTunes全米無料カジノゲームジャンル17位)


■メディア事業

(最高位:全米無料ゲームジャンル6位 累計300万ダウンロード)

iTunes store ゲームジャンルでTOP50にランクインしている多くのゲーム会社のマーケティング担当者で知らない人はいないくらい広告メディアとしての知名度が高まっています。

■Facebookアプリ事業

Pico World(累計会員登録400万人)
ピグの海外版で、最近では中国国内でもリリースしました。

TinierMe(累計会員登録260万人)



上記事業の中で、日本人エンジニアとして象徴的なめざましい活躍をしてくれているのが、T君(通称ピーター)です。

彼は社員の紹介で入社し、今年春に日本からやってきたのですが、開発経験のないObjective-C(プログラミング言語)を即座にマスターし、メディア事業のFree App KingというiPhone向けアプリを2ヶ月で完成させました。

以後も彼は情熱的に改善を重ね、累計300万ダウンロードのヒットサービスの立役者となりました。今月下旬には更にビジネスを拡大するために待望の新サービスも実装されます。

米国で働くとなると英語の心配をする人が多いのですが、ピーターは英語の面でも象徴的な存在です。渡米当初は英語が全く出来ず、自己紹介もままならない様子でしたが、文法が無茶苦茶でも自分から積極的に発言していきました。

I meeting him.(彼とミーティングをしました、、、と表現したかった)という初期の英語表現が社内の伝説になっています。

ある日、ピーターが技術的な件でアップル社に電話するというので、英語での電話で無事に要件を終えられるのかと周りの皆は耳をダンボにして聞いていました。

ピーターの電話での第一声は

「Are you apple?(アーユーアッポー)」

でしたが、なんとか意思疎通をし、問題は見事に解決されました。

今、CyberAgent Americaのオフィスでは原則日本語禁止ですが、ピーターは普通に英語で業務に携わっています。最近ではスティーブ・ジョブズの伝記を英語版の電子書籍で読むという成長振り。もちろん彼の英語力はまだまだですが、渡米当初に比べると驚くほど上達したし、いまも自ら先生を雇ってプライベート英会話レッスンを受けています。

随分長い前置きでしたが、このブログで私が言いたかったことは、

「日本人エンジニアは海外でも通用する」

のはもちろんのこと、もし自分の作ったサービスを海外のユーザーにも使ってもらいたいという気持ちがあるなら、

「国内のサービスだけ開発していたのではもったいない」

ということです。

ピーターのように世界で活躍できる優秀な日本人エンジニアはまだまだ沢山いると思うので、是非そういった方々と一緒に世界市場で戦いたいと思います。

ここ1年で、だいぶ海外市場の地盤固めができてきました。内製化をさらに加速し、良いサービスで世界市場で成果を出すために、海外に興味のあるエンジニアの方を絶賛募集中です!

ポイントとしては、エンジニアの方々の能力を世界にレバレッジしていただくために

・海外向けのサービス開発に携わっていただきます

・海外出張や駐在のチャンスがあります

・渡米当初英語はできなくても構いません

応募はこちらから。
※会社名がジークレストになっていますが、サイバーエージェントと同一と考えていただいて大丈夫です。

お会いできるのを楽しみにしています!