ベンチャー企業経営において、時に「新規事業の誘惑」が経営者の冷静な経営
判断を惑わせることがある。
よくあることだが、ベンチャー企業がある規模まで成長すると、経営者は新規事業
の誘惑に駆られる。
既存事業が好調で、その勢いで新規事業に手を出すこともあれば、逆に既存事業
の成長に限界を感じ、その危機感から新規事業に手を出すこともある。
いずれにせよ、新規事業という言葉は、今後会社が益々成長しそうとか、
あるいは既存事業の危機感から解放してくれそうとか、経営者の冷静な判断を
惑わせる力を帯びている。
もちろん、ベンチャー企業の成長を支えるために新規事業は必要なものであるし、
やるべきことである。
しかし、新規事業の誘惑に惑わされ盲目になり、会社の強みや戦略と一貫性がない
事業に手を出してしまうと、貴重な経営資源を無駄に費やしてしまったり、最悪の
場合、会社の命取りになることも多いので要注意だ。
私は仕事柄、かなりの数のベンチャー企業の経営を見ているが、経営者が新規事業
を始める際には、その会社が本当にやるべき事業かどうか注意深く見守ることに
している。
実は自分自身もたまに新規事業の誘惑に惑わされそうになることがあり、自戒の念も
込めてこの内容をエントリーしました。