報恩講が無事に終了いたしました。
すぐに更新しなきゃと思っていたのですが、
普段頑張らない私が、報恩講ではりきりすぎたらしく知恵熱を出してしまい、
ちょびっと寝込んでしまいました…
さて、それはそうと、当日わたしは大忙し。
実は友人の式の日でありまして、披露宴は行けないのですが、
午前中の仏前結婚式には何とかお手伝いさせていただこうと、司会者の役をかってでました。
10時半からの式でしたので、お朝事が終わると湾岸線を走り岸和田へ。
あわただしく打ち合わせや、司婚者さまとのリハーサルを終え、本番。
式は滞りなく無事終了したのですが、時間がないため、
ろくにご両家のご両親や、新郎・新婦にもご挨拶できず、バタバタと芦屋へ。
お二人ともお仕合わせに
有り難いことに、私が芦屋に帰る頃には沢山のご門徒さんが集まっておられ、
殆ど報恩講の準備やお斎の用意を済ましてくださっていました。
さて、報恩講ご満座も引き続き若林眞人先生のご法話。
親鸞聖人と法然聖人のお出会いのお話し。
まさにその場にいるかのような臨場感あるご法話です。
比叡山で自らが仏に近づこうと懸命に修行をされた親鸞聖人でありましたが、
聖徳太子の夢の告げにより出遇われた教えは、自分が近づくのではなく
仏さまの側が私に近づいてくださる教えでした。
いくら変わるまいと努力しても移ろいゆくのが私たちです。
「善・悪」「老・少」「富・貧」「賢・愚」。
二元論のように感じますが、全て変わり行く私ということです。
その私たちに「いくら自らが変わろうとも、変わってくださらぬ親さまがおられる」
というのが法然聖人のお念仏の教えなのでありました。
いつでもどこでものお救いが阿弥陀さまのお念仏なのでした。
正直、私、とても皆さんに感謝いたしております。
お斎のお手伝いしていただいたり、おみがきをしていただいたり、
まさに皆さんで作り上げていただいた報恩講でした。
更に嬉しいことがありました。
今回の法要は、2日間ともお参りしてくださった方が非常に多かったです。
色んなところで2日間お参りして欲しいと言ってきましたが、
本当に多くの方がお参りしてくださいました。
そればかりか、ご門徒さんの方から「御絵伝」(親鸞聖人のご生涯の掛け軸)の説明をしてほしい、
との声が上がり、法要後、数人の方にお絵説きをさせていただきました。
私もテンションが上がってしまい、全段説明してしまい、相当な時間がかかってしましました。
皆さんの方から、積極的にお手伝いに参加していただき、
法要にお参りしていただき、御絵伝の説明まで聞いていただけるとは、
住職冥利に尽きます。中にはブログを見てお参りしてくださった方もおられました。
本当に本当に有り難い報恩講でした。感慨無量の気持ちでいっぱいです。
お参りくださった方、お手伝いしてくださった方、お参りがどうしても出来ないと言って
前もってお寺にお参りに来てくださった方。
皆さんのお陰で無事にお勤めすることができました。
私は皆さんのお育てに預かっております。
ありがとうございました。
西法寺@芦屋