今日は「京菓匠 鶴屋吉信」さんの、
「着せ綿 (きせわた)」です。
「菊の花に綿を着せ、翌朝に朝露を含んだ綿で、
身体を拭いて、無病息災を願う」という、
秋の重陽の節句に、宮中で行われた風習に因んだ
お菓子です。
茶道で言われる七種のお菓子のなかで、口当たりも
舌触りも滑らかで、精巧な造りの「きんとん」なら
ではの、美しさです。
今日は、朝から、古巣の共同研究の被験者となる
ためにお出かけ。
邪魔をしないように、古顔と顔を合わさないよう
に、慎重に振舞っていたはずなのに、懐かしさに
負けて、ついウロウロしていたら、3人ほどと
鉢合わせ。正にアワアワアワでした・・・。
皆さん、私の長生きを願って、優しい言葉をくだ
さり、有難いことです。
(了)