「鶴屋吉信」の「着せ綿」2024.09.04 | 京都 de 茶の湯 / 西方庵

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京都・嵐山近くで、四季の移ろいを愛でながら茶の湯を楽しんでいる侘び茶人・ 笹峯宗桓のブログです。400年以上の歴史を持つ鹿児島示現流兵法の門友として、鍛練に励んでもおります。

今日は「京菓匠 鶴屋吉信」さんの、

「着せ綿 (きせわた)」です。

「菊の花に綿を着せ、翌朝に朝露を含んだ綿で、

身体を拭いて、無病息災を願う」という、

秋の重陽の節句に、宮中で行われた風習に因んだ

お菓子です。

茶道で言われる七種のお菓子のなかで、口当たりも

舌触りも滑らかで、精巧な造りの「きんとん」なら

ではの、美しさです。

今日は、朝から、古巣の共同研究の被験者となる

ためにお出かけ。

邪魔をしないように、古顔と顔を合わさないよう

に、慎重に振舞っていたはずなのに、懐かしさに

負けて、ついウロウロしていたら、3人ほどと

鉢合わせ。正にアワアワアワでした・・・。

皆さん、私の長生きを願って、優しい言葉をくだ

さり、有難いことです。

(了)