大相撲の四十八手とは? 2024.07.25 | 京都 de 茶の湯 / 西方庵

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京都・嵐山近くで、四季の移ろいを愛でながら茶の湯を楽しんでいる侘び茶人・ 笹峯宗桓のブログです。400年以上の歴史を持つ鹿児島示現流兵法の門友として、鍛練に励んでもおります。

なにせ、老爺の身なので、このところ、日本の伝統

スポーツで、国技とさえ言われる、大相撲のTV中継

を見るのを楽しみにしている。

現在は、名古屋場所が開かれているが、

これまでに幾場所もの取組を見て来て、某大関の

豪快に決まる投げ技、手足や体の捌き等を、余り

に鮮やか過ぎるし、関節を極めているようにも見

えるしで、不思議に思ってきた。

ふと、NHK・TVで放送されていた「明鏡止水・武の

五輪」という番組シリーズで、大東流合気柔術では、

例えば、襲って来た敵の肘の関節ではなく、その近

くの神経系のツボを押さえることで、肱を極めた

(極められただけで激痛が走って動けなくなる)

うえで投げる。

 

要するに、基本的に敵の肩、肘、手首などの動きを

極めて、足を払う等して投げると言う立ち技が紹介

されていたことを思い出した。

そこで、それに近い技なのだろうなと得心した。

ところで、相撲には四十八手の技があると聞くが、

この四十八手に定義される技の範囲内で戦うもの

と限定されるているものなのだろうか?

それとも、相手の身体を土俵の外に出す。或いは、

相手の身体を土につけることで、勝敗が決まり、

その決まり手の名前を四十八手の中から、分別

して決められるのだろうか?

 

例えば、沖縄空手の突き技では、平手(掌底)で

打っただけで、相手の身体を(相当な距離)後方

へ飛ばすこともできるが、これを「張り手」と称

することも可能かもしれない・・・。

何分、年寄りなので、極め技等で力士が関節部等

の身体を傷つけられたり、損なったりしないよう

に、出来るだけ長く土俵を務めていただきたいと

思う心から、ついついお節介を申しました。

どうぞ、お聞き流しくださいませ。

(了)