地球温暖化対策に思う 2024.05.03 | 京都 de 茶の湯 / 西方庵

京都 de 茶の湯 / 西方庵

京都・嵐山近くで、四季の移ろいを愛でながら茶の湯を楽しんでいる侘び茶人・ 笹峯宗桓のブログです。400年以上の歴史を持つ鹿児島示現流兵法の門友として、鍛練に励んでもおります。

地球温暖化の対策の一つとして、

南米のアマゾン川流域の森林伐採と開発による

二酸化炭素の排出の増加が問題視されてきた。

 

しかし、先日、テレビの報道番組を見ていたら、

アマゾン川流域を含む広大な南アメリカ地域の

ジャングルの中に、多くの先住民族による

古代文明遺跡が多数存在することが、

明らかにされたことを知った。

地球誕生以来、無人のジャングルとして信じられて

きたアマゾン流域に、多くの古代文明が存在して

いたことは驚きであった。

 

そして、先住民の国が、スペインを始めとする

ヨーロッパの白人種の武力侵略によって、

国が滅ぼされ、全てが収奪されてジャングルに

埋もれてしまったことも知った。

これに基づけば、

私には、ヨーロッパの白人種による

産業革命に端を発する「地球温暖化」の対策として

アマゾン川流域のジャングル地帯の厳重な保存を

唱えるのは、白人種の身勝手な主張に思えてくる。

 

「どの口が言う」、「天に唾する」、あるいは、

「自分達がやった結果は、自分達で始末しろ」

と言うことになるのではないだろうか。

更に言えば、恐竜時代に、南半球に、これまでに

発見されていなかった、未知の全く別種の恐竜の

宏大な世界が存在したことも知った。

これもまた、驚きであった。

 

要するに、

北半球の人類が研究できる範囲内で得られた化石

等の資料によって、既成の地球観・歴史観・世界観

が構築されていたに過ぎないということであろう。

 

まだまだ、地球の上でさえ、未知の世界が広がって

いる。

お若い世代の方々には、知性を磨き、良識を持って、

良心に恥じない生き方をして、この「地球」という

惑星を、大切に長続きさせていただきたいと願って

いる。

(了)