今朝は暖かったので、今年になってから初めて
セーター無しで、桂川沿いのウオーキングに出発。
ラフな恰好だったけれど、気になるので、
下桂・御霊神社でのお茶会の様子を垣間見ようと、
いつもの時計回りのコースとは逆回りに
「桂離宮」の前を通って、下桂・御霊神社へ向う。
なかなかの賑わいで、細々とした作法に拘らない
気楽なお茶会ということなので、招かれるままに、
汚い風体で、扇子も懐紙も菓子切も無いまま、
席に入らせていただいた。
会費は500円也。
煙草盆を置かずに正客の席を定めず、
自由に客が出入りし、座れるように工夫されていた。
長板での薄茶のお点前。
掛軸を掛け、緋毛氈が敷かれた、ちゃんとした設え。
「桜餅」。
昨日もいただいたが、何度食べても美味しいもの。
葉ごと食べると、葉の塩味が良い加減で甘さを感じる。
こういう肩ひじ張らない、飾らない茶席は、
私が求める「お百姓さんが農作業の途中で、畦道に
座ってお茶を飲んで一服する」ような、日常生活
に則した茶、そのものであると感じられた。
席主は、「中村軒」の御主人。
茶道教室の朝にお菓子をお届けいただいていたが、
私の健康不良のために久しくお稽古を休んでいたため、
有難い再会をさせていただいた。
そろそろお稽古を再開したいものだ。
お茶会の会場は、例年の庭と今年から使用を始め
られた殿舎、風趣のある佇まいの部屋。
来年も、このお茶会が継続して開かれますように。
(了)