霜葉は二月の花より紅なり 2024.01.25 | 京都 de 茶の湯 / 西方庵

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京都・嵐山近くで、四季の移ろいを愛でながら茶の湯を楽しんでいる侘び茶人・ 笹峯宗桓のブログです。400年以上の歴史を持つ鹿児島示現流兵法の門友として、鍛練に励んでもおります。

霜葉紅於二月花(霜葉<そうよう>は二月の花より紅なり)

私の好きな唐の詩人「杜牧」さんの、

七言絶句「山行」の中の言葉です。

直訳すると「霜にうたれた紅葉の美しさは、

二月の桃花にまさる。」かな?

 

高位高官となった杜牧さんが、故郷に帰ったときに、

昔、愛した女性の様子を、そっと見に行くと、

歳月を重ねた彼女の姿は、誠に素晴らしいものであった。

一緒になることは出来なかったけれど、

この人を見染めた自分の目に狂いはなかった。

とでも言うような意味でしょうか。

 

解釈を間違えていたら、お許しください。

(了)