日新公いろは歌 2018.07.12 | 京都 de 茶の湯 / 西方庵

京都 de 茶の湯 / 西方庵

京都・嵐山近くで、四季の移ろいを愛でながら茶の湯を楽しんでいる侘び茶人・ 笹峯宗桓のブログです。400年以上の歴史を持つ鹿児島示現流兵法の門友として、鍛練に励んでもおります。

NHK大河ドラマ「西郷どん」の中に出てきた「日新公いろは歌」は、

鹿児島の「郷中教育」で用いられたものです。

 

「ろ」

楼(ろ)の上も 埴生(はにゅう)の小屋も 

住む人の心にこそは 高きいやしき

  

(立派な御殿に住もうが、粗末な小屋に住もうが、

 人の貴賤は、その人の心のあり方によって決まるのである。)

 

「山上宗二記」などに「胸の覚悟ひとつ」と記されている、

茶人たる者の生き様と共通するように思います。