祇園守り | 京都 de 茶の湯 / 西方庵

京都 de 茶の湯 / 西方庵

京都・嵐山近くで、四季の移ろいを愛でながら茶の湯を楽しんでいる侘び茶人・ 笹峯宗桓のブログです。400年以上の歴史を持つ示現流兵法の門友として、鍛練に励んでもおります。

庭の「祇園守り」が満開です。

京都の山鉾町では、「鉾建て」が始まりました。

「鉾建て」とは、「山」や「鉾」を組み建てること。

「山」や「鉾」は組み建て式で、いつもは部材に分解された状態で、会所などに付設されている倉庫に収納されています。

部材を組み合わせ、荒縄を巻いて固定する「縄がらみ」という、釘を使わない伝統的な技法が継承されています。

自動車の緩衝装置のようなもののない時代から続くものですので、この技法で、動く「山」や「鉾」を固定するだけではなく、緩衝装置の働きもできていたのでしょう。

いよいよ17日(日)に前祭の巡行、24日(日)に後祭りの巡行です。