京都の山鉾町では、「鉾建て」が始まりました。
「鉾建て」とは、「山」や「鉾」を組み建てること。
「山」や「鉾」は組み建て式で、いつもは部材に分解された状態で、会所などに付設されている倉庫に収納されています。
部材を組み合わせ、荒縄を巻いて固定する「縄がらみ」という、釘を使わない伝統的な技法が継承されています。
自動車の緩衝装置のようなもののない時代から続くものですので、この技法で、動く「山」や「鉾」を固定するだけではなく、緩衝装置の働きもできていたのでしょう。
いよいよ17日(日)に前祭の巡行、24日(日)に後祭りの巡行です。