競走馬、最強世代ガチランキング(第一弾)
古馬王道路線ガチランキング!
古馬王道路線とは、グレード制導入以降、格式の高い中距離以上のG1レースを目標とする路線です。ここではそう定義します。
具体的なレース名は、天皇賞(春)、宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念の五レースを対象とします。これらの五つのレースはグレード制導入人より存続しておりますので、ある意味公平な評価と言えるでしょう。
さっそくランキング1位から発表します!
第1位
2012年クラシック世代
ジェンティルドンナ(ジャパンカップ2回、有馬記念、)
ゴールドシップ(宝塚記念2回、天皇賞(春)、有馬記念)
ジャスタウェイ(天皇賞(秋))
フェノーメノ(天皇賞(春)2回)
スピルバーグ(天皇賞(秋))
合計11勝
単年度勝率5位(5戦4勝)勝率80%
2年連続勝率1位(10戦8勝)勝率80%
3年連続勝率1位(14戦10勝)勝率71.4%
総合ランキング1位(勝率指数231.43P)
古馬王道路線第1位は牝馬三冠ジェンティルドンナ世代と決まりました。単年度勝率こそ惜しくも1敗をきっしてランキング5位に甘んじましたが、それ以外のデータでは殆ど1位。3年間に限らず全期間勝率ランキングでもダントツ1位。2強であるジェンティルドンナとゴールドシップ以外にも3頭の競走馬が古馬王道G1を獲得する層の厚さ。2年間で10戦8勝、3年間で14戦10勝は驚異的とも言えます。ゴールドシップと言えばクセっけの強い馬として有名ですがそれでもG1を勝つのですからポテンシャルの高さなら歴代最強馬に近いかもしれません。ここでは評価対象外ですがジャスタウェイは海外G1、ドバイDFでぶっちぎりのレコードタイムで優勝し国際的なレーティングでもトップに立った事でも有名です。古馬王道路線の最強世代は勝率の高さより2012年世代に決定です。
第2位
1998年クラシック世代
スペシャルウィーク(天皇賞(春)、天皇賞(秋)、ジャパンカップ)
グラスワンダー(宝塚記念、有馬記念2回)
エルコンドルパサー(ジャパンカップ)
合計7勝
単年度勝率1位(5戦5勝)勝率100%
2年連続勝率2位(9戦7勝)勝率77.8%
3年連続勝率3位(14戦7勝)勝率50%
総合ランキング2位(勝率指数227.78P)
惜しくも2位となったのは黄金世代と呼ばれるスペシャルウィーク世代です。単年度勝率1位、4歳末までの勝率1位、2年連続勝率2位と高い勝率を挙げています。惜しむらくは5歳以降のG1がゼロ勝、エルコンドルパサーとスペシャルウィークが引退した後は全く勝てませんでした。古馬王道路線のG1勝利馬は3頭で層が薄かった事も要因かもしれません。しかし上位3頭の3・4歳時の強さは圧巻で2年間のみの活躍でランキング2位は立派と言えるでしょう。エルコンドルパサーが凱旋門賞で2着した時のレーティングは日本競走馬としては最高の134を記録しています。ただし今回のランキングではジャスタウェイと同じく海外G1は評価対象外とします。あくまでJRA公式G1の勝率でランキングは決まります。
第3位(同率)
2015年クラシック世代
キタサンブラック(天皇賞(春)2回、ジャパンカップ、天皇賞(秋)、有馬記念)
サトノクラウン(宝塚記念)
シュバルグラン(ジャパンカップ)
合計7勝
単年度勝率1位(5戦5勝)勝率100%
2年連続勝率3位(10戦7勝)勝率70%
3年連続勝率3位(14戦7勝)勝率50%
総合ランキング3位(勝率指数220.00P)
この世代は5歳時の王道G1が5戦5勝(ランキング1位)と古馬になってからの活躍馬が目立つ世代です。キタサンブラックの大阪杯(G1)を含めれば勝率はもう少し上がりますが今回はカウントしていません。クラシック路線で活躍したドゥラメンテは皐月賞と東京優駿を勝った2冠馬で翌年の宝塚記念ではキタサンブラックを抑えて1番人気となりましたが惜しくも2着敗退、怪我が見つかり引退となりました。競馬にタラレバは有りませんがドゥラメンテが健在なら更にG1を積み増しした可能性もあります。最強馬が引退しても活躍馬が出る辺りは最強世代の一角と言えるでしょう。
第3位(同率)
1999年クラシック世代
テイエムオペラオー(天皇賞(春)2回、宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念)
メイショウドトウ(宝塚記念)
合計7勝
単年度勝率1位(5戦5勝)勝率100%
2年連続勝率3位(10戦7勝)勝率70%
3年連続勝率3位(14戦7勝)勝率50%
総合ランキング3位(勝率指数220.00P)
同率3位は1999年クラシック世代です。と言うかテイエムオペラオー最強世代?。テイエムオペラオーは4歳時のG1で古馬王道路線のG1を完全制覇、年間無敗の記録を残した歴史上唯一の競走馬です。上記勝率もほぼテイエムオペラオー1頭で稼いだ勝率。黄金世代と呼ばれた1998年クラシック世代が翌年以降一つもG1を勝てなかったのはテイエムオペラオーが居たからこそでしょう。ただし、この世代はテイエムオペラオーが強過ぎて他の馬の印象があまり有りません。勝率は高いのに最強世代と言われないのはその為でしょう。また1期しか違わないのに1998年クラシック世代のスペシャルウィークやグラスワンダーとの対戦が少ないのが残念です。
第5位
2006年クラシック世代
メイショウサムソン(天皇賞(春)、天皇賞(秋))
アドマイヤムーン(宝塚記念、ジャパンカップ)
マツリダゴッホ(有馬記念)
マイネルキッツ(天皇賞(春))
アドマイヤジュピタ(天皇賞(春))
合計7勝
単年度勝率1位(5戦5勝)勝率100%
2年連続勝率7位(10戦6勝)勝率60%
3年連続勝率8位(15戦7勝)勝率46.7%
総合ランキング5位(勝率指数206.67P)
2冠馬メイショウサムソンと年度代表馬にもなったアドマイヤムーンとの2強世代。しかしそれ以外の馬も地味に活躍しており、単年度勝率1位、2年連続勝率も7位と健闘。特に春の天皇賞は3年連続優勝し、全て違う馬と言うのも層の厚さを物語っています。そして古馬王道路線では年間G1完全制覇(春天、宝塚、秋天、JC、有馬)を果たした世代は4世代しか有りませんが、その一つに記録されています。ただ、一つ上にディープインパクト、一つ下にウォッカとダイワスカーレットの世代があり話題と印象度では落ちる世代です。勝率は凄いのですが最強世代と呼ばれない幻の世代と言えるかもしれません。
以下20位までのランキングです。
6位 1990年クラシック世代(5.3.5位)
7位 2002年クラシック世代(5.6.3位)
8位 1993年クラシック世代(5.7.10位)
9位 2007年クラシック世代(10.7.8位)
10位 1987年クラシック世代(10.7.10位)
11位 2018年クラシック世代(10.11.3位)
12位 2005年クラシック世代(5.12.15位)
13位 1985年クラシック世代(10.12.12位)
14位 1988年クラシック世代(10.16.12位)
15位 2003年クラシック世代(10.16.16位)
2004年クラシック世代(10.16.16位)
2017年クラシック世代(10.16.16位)
18位 1984年クラシック世代(18.12.16位)
2001年クラシック世代(18.12.16位)
20位 2010年クラシック世代(18.23.12位)
古馬王道路線のランキング発表でした。
集計前の予想通り2012年世代と1998年世代がやはり強かったです!
僅差で2012年世代が1位になりましたが、ほぼ互角と言えるでしょう。ウマ娘の世代、、、やはり強いのですね。
古馬王道路線のレースは記憶に残るレースが多いですから予想に近い結果になりました。しかし、問題はこの後です。最強世代を名乗る以上は他の路線でも勝たなければいけません。短距離路線や牝馬限定レース、ダートG1もあります。
全ての路線で勝ってこそ最強世代!
第ニ弾では短距離最強世代を決めたいと思います。そして、最後の第三弾ではダートも含む全てのG1レースの勝率でランキングを決定します。真の最強世代はどの世代なのか?今から楽しみですね。
それにしても、これ集計が大変です。
次のブログはいつになる事か………(・・;)
それでは、また(^^)