日本勢

新世代の五人







【神崎 涼】

奴等から、この国を取り返すぞ――!

日本を背負う次世代のエース


大和学園の個人戦を二連覇し、日本の機動兵士の頂点に君臨する若き天才。武蔵学園で世界機動兵士協会による日本侵攻に巻き込まれた涼は、圧倒的な物量を誇る敵を前にしても冷静に状況を見極め、仲間たちを守るため最前線へと立つ。そして、協会の四天王マックス・ロドリゴとの激闘では、学生同士の競技とは異なる本物の実戦経験の差に苦しみ、一時は焦燥感に支配される。しかし、自らの未熟さを認めて呼吸を整え、相手の攻撃を分析しながら戦いの中で急速に適応。防御から反撃へと繋げる新たな戦闘スタイルを身につけ、久遠 雪乃の援護も受けながらマックスを撃破する。さらに武蔵学園を守り抜いた後も戦いを終わらせることなく、日本国防衛軍からの共同作戦に応じ、仲間たちと共に大和学園奪還作戦へと進撃する。戦争を早期に終結させ、犠牲を最小限に抑えるため敵の中枢を目指すその姿は、もはや自らの強さを競うだけの少年ではない。仲間を信じ、仲間から信頼され、最前線で戦局を切り開く存在へと成長した涼は、やがて日本代表の一人として世界機動兵士協会との正規戦に挑むことになる。

【久遠 雪乃】

私が本気になると、相手の機動兵士は命がなくなります

二十枚の光翼を操る少女


久遠 雪乃は、日本政府が水面下で密かに育て上げた、次世代の機動兵士である。七瀬 唯の戦闘データを基に開発されたマリオネットを操り、日本古来の陰陽術を応用した独自の戦闘スタイルを持つ。純白の光の羽を自在に操るその戦い方は極めて異質であり、十枚の光の羽を操っていた段階から、やがて二十枚もの光の羽を同時に操るまでに成長した。その卓越した戦闘能力だけでなく、相手の戦闘を冷静に分析する類まれな洞察力も雪乃の大きな武器であり、バーナード・オスカーとの戦いでは神崎 涼に的確な攻略法を伝え、勝利を陰から支えた。さらに友香編では、自ら永野 友香をパートナーに選び、「友香さんが、一番強いからです」とその実力を認める。そして代表決定戦では友香との連携によって天野川 茜・小早川 修羅のペアを破り、世界機動兵士協会との正規戦に挑む日本代表の座を掴み取った。唯の戦闘データから生み出された存在でありながら、今では自らの判断で仲間を選び、仲間とともに勝利を掴む一人の戦士へと成長している。


【永野 友香】

軌道を読めないなら、見なければいいわ

他者の才能を己の武器とする模倣の天才


永野 友香は、防衛軍入隊二年目にして、日本を代表する新世代の機動兵士へと成長した少女である。最大の特徴は、他者の戦闘技術を分析し、その技術を自らのものとして再現する「模倣の天才」であること。単純に相手の動きを真似るのではなく、その技術が成立する理由や戦い方の特徴まで理解し、自身の戦闘へと取り入れていく。その類まれな模倣能力によって、友香は戦うほどに自らの戦術の幅を広げていく。代表決定戦では久遠 雪乃からパートナーに選ばれ、天野川 茜・小早川 修羅との戦いに挑む。雪乃との連携と、自らが培ってきた模倣能力を駆使して激戦を制し、世界機動兵士協会との正規戦に挑む日本代表の座を掴み取った。一方、凶夜編では吉祥寺 凶夜の異変にいち早く気づき、危険な道へ進もうとする彼を止めようとする。凶夜が使用していた薬を取り上げた後、その行動が彼の身体に重大な影響を与えた可能性を知り、自らを責めることになる。戦場では他者の技術を自分の力へと変える卓越した才能を持ちながら、仲間のこととなれば、その選択に責任を背負おうとする。類まれな模倣能力と強い仲間意識を併せ持つ、次世代を象徴する機動兵士。それが永野 友香である。

【天野川 茜】

仇敵を前にして逃げ出す剣は、不知火一刀流にはありません

不知火一刀流を極めし、無心の剣士


天野川 茜は、武蔵学園出身の若き機動兵士。学園時代には校内ランキング一位を誇り、不知火 龍之介から受け継いだ不知火一刀流を武器に頭角を現した。龍之介から自身を上回る才能を認められ、防衛軍入隊後、唯率いる部隊の中核として数々の戦場を経験する。パラサイトとの死闘では恐怖を乗り越え、南米での戦いでは仲間たちと共闘して月島 花音に立ち向かった。そして花音との決戦では、勝利への執着さえ捨て去り、不知火一刀流の極致「無心剣」へと到達する。その後の代表決定戦では、かつて競い合った永野 友香と再び激突。友香の模倣能力に苦しめられながらも無心剣で反撃し、己の剣を極限まで高める。しかし最後は友香と久遠 雪乃による連携の前に敗北。敗戦を経験した茜は、それでもなお己の剣を磨き続ける。そしてその実力を認められ、世界機動兵士協会との正規戦に挑む日本代表七人の一人に選出された。

【鳴海 迅】

六年前のロシア戦争で、親父は亡くなったんだ

疾風の如く戦場を駆ける若き機動兵士


鳴海 迅は、武蔵学園二年A組に在籍し、校内ランキング首位に君臨した若き天才機動兵士。シンクロ率92%を誇り、最大の武器は卓越したスピードと、それを自在に操る高い戦闘技術である。リズ・オルレアンとの模擬戦では互角の攻防を繰り広げ、互いの実力を認め合う好敵手となった。一方で、八年前のロシア戦争で父親を失った過去を持ち、その記憶から迷彩柄のマリオネットを愛用している。後藤田 幻水との戦いでは圧倒的な速さで勝利し、その実力を改めて証明。大和学園の神崎 涼と並び、次代を担う実力者の一人として注目されていた。武蔵学園時代は、リズの卓越した才能を誰よりも早く見抜き、互いに切磋琢磨することで自身も成長。クラス対抗戦では仲間たちを率いて強敵に立ち向かい、持ち前のスピードと判断力を存分に発揮した。その後、防衛軍へ入隊。現在は入隊一年目ながら、学園時代から培ってきた卓越した戦闘能力を実戦の中で磨き続けている。次世代を担う機動兵士として、今後のさらなる活躍が期待されている。