こんにちは(^∇^)
日本再発見塾学生実行委員の木村享平です。
今回は私たち学生実行委員の中で勉強会を開きました。
講師は東京財団研究員兼政策プロデューサーの吉原祥子さんです。
「日本の山林が外資に買われている」という報道が相次いでいますが、
この問題について一番初めに研究し、私たちに現状を伝えてくださった
のが吉原さんなのです。日本の風土や文化を発信していく私たち
日本再発見塾にとって欠かせないキーワードになってきています。
そんな今、注目されている山林買収の現状を勉強しました。
いま、私たちの土地というのは行政ですら把握できない状況にあります。
地籍調査が行われいるにも関わらず進歩率が49%という状態です。
これは日本の場合、世界でも最も強い所有権があり、土地開発や海外からの
投資というものに規制が緩いということもあり把握できないようです。
このような状態の中、森林売買が行われているという事実が北海道で
初めて発見されています。
ではこれから、どうしていくことが大切なのでしょうか。
現行制度下では、主要な国土資源である森林、離島や沿岸域など安全
保障上、重要な地域を含め、地域の環境や安全を脅かすような乱開発が
起きた場合でも土地所有者の合意がなければ、土地の所有や利用実態を
変更することは極めて困難です。まずは森林の売買、利用にかかる
規制と公有林化を考えていかなければならないということです。
参考:February 2011 WEDGE OPINION