令和6年第2回栗東市議会 上石田昌子議員 | さらのブログ

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上石田昌子議員

 今回は今後道の駅が担う役割や可能性を含め地域や利用者が求める道の駅について当局との意見質問を通じ共に考えてまいりたいと思います。

道の駅は1993年当時の建設庁現在の国土交通省が制度創設したもので、道路利用者が駐車場やトイレなど24時間無料で利用できる休憩機能、施設利用者や周辺地域の住民に道路情報や観光情報、緊急医療情報などを提供する情報発信機能、施設を核として文化教養施設、観光リクリエーション施設などの地域振興施設や防災施設としての地域連携機能を持たさせることを目的とし、四半世紀を経過した現在令和5年8月時点における道の駅数は全国で1,209駅が登録されております。私も存じませんでしたが東京には道の駅は1か所、隣接する神奈川県も4カ所と少なくネットで調べますとその要因として東京は地価も高く十分な敷地が確保できないこと、神奈川県は横浜や湘南の海といった観光地があり道の駅が無くても地域経済の活性化が図られていることが挙げられていました。このことからも本市のような主だった観光資源を持たない地方の自治体はこれからも道の駅に求められる多面的な機能を果たしつつ、地方創世の起爆剤として新たな工夫を模索しながら活用していかなければならないのではないでしょうか。これまでの道の駅のあり方の変遷は制度創設時から2012年までの間を第1ステージとして通過する道路利用者のサービス提供の場、第2ステージとして2013年から2020年まで道の駅自体を目的地となるよう観光に特化した取組に注力してきましたが、令和元年11月18日新道の駅のあり方検討会は2020年から2025年までの間、道の駅が地方創世観光を加速する拠点になるよう提言し国土交通省道路局も第3ステージの取組について2025年に目指す姿を発表しております。第3ステージの概要の主なものは3つで1、道の駅を世界ブランドへ。2、新防災道の駅が全国の安心拠点に。3、あらゆる世代が活躍する舞台となる地域センターにとなっています。特筆すべき点はこれまで休憩場所であった道の駅を防災拠点としての活用を加えたことです。道の駅の防災機能強化については令和2年5月29日の中央防災会議決定による防災基本計画、同年6月18日の国土強靭化推進本部の決定による国土強靭化計画年次計画2020同じく同年7月17日に閣議決定したまち人仕事創生基本方針2022もそれぞれ位置づけられておりまち人仕事創生基本方針2020には第3ステージとして子育て応援施設や外国人観光客案内所など福祉観光等に関する機能や広域的な復興活動の拠点としての防災機能を強化することより地方創世を推進すると明記しました。

 元旦に発生した能登半島地震では多くの尊い命を失い未だ復旧の目途が立たず避難生活を余儀なく送られている被災者が数多くおられます。近年の自然災害をあげれば平成16年に新潟県中越地震、平成23年東日本大震災、平成28年熊本地震、令和2年7月豪雨などその被害は目を覆うほど甚大で私たちの身にもいつなんどき襲い掛かってくるかわからないという恐怖感にかられます。このような自然災害に対し平時からの備え、つまり防災減災は市民の命を守る行政の立場から最も重要かつ不可欠のものですが、同時に被災直後の市民の安心な衣食住の確保策も講じなければなりません。こたびの能登半島地震ではその地形的な弱点から孤立集落が多発し水や食料が届きにくい状況に陥りました。また、報道で見る限り震度7以上の地震が起こった際には道路も通常に走行できない程破損し物資はもとより救急搬送にも影響が出ており、栗東は道路が沢山通っているから大丈夫などと胡坐をかいてはいけないと改めて考えさせられました。先に挙げた新潟県中越地震、東日本大震災、熊本地震、令和2年7月豪雨ではそれぞれ近くの道の駅を一時避難所や炊き出し場、支援物資の集配基地や後方支援拠点あるいは道路復旧活動の資機材保管場所等として活用しています。以上のことから鑑みましても前日の令和2年7月閣議決定されたまち人仕事創生基本方針2020で道の駅第3ステージに防災機能の強化が盛り込まれたのは当然の流れと言えましょう。さて、ご周知のとおり本市には金勝の里栗東、あぐりの里栗東の二つの道の駅があり、共に地域の魅力発信、地域振興に寄与する施設として関係各位におかれて尽力いただいているところですが、利用者からの声や地域の声また道の駅に納品されている農業者等からの意見や課題が反映され地域振興拠点としての機能が十分に発揮されているのかまだまだ改善の余地があろうかと思います。また、先ほど来お話ししておりました防災機能強化についても前向きに議論し予想不可能な自然災害に備えるべきと考えます。また先程来お話ししておりました防災機能についても強化をし予想不可能な自然災害に備えるべきと考えます。県下には道の駅は20カ所、湖南4市には草津市に1カ所、栗東市に2カ所あるのみです。草津市は琵琶湖沿いで本市の道の駅のひとつは山間地に立地しており、本市のみならず近隣市のためにも道の駅を有効に活用できれば広域的な強靭化に繋がる施策になりうるのではないでしょうか。それでは本市の道の駅の現状と課題をふまえつつ、国土交通省の目指す地域振興拠点及び防災拠点としての活用に近づけるべく今回は道の駅あぐりの里栗東を中心に以下質問をさせていただきます。

まず、休憩機能について1、あぐりの里栗東の駐車場についてお聞きいたします。あぐりの里栗東については業績も上向きで連休や年末年始などには国道宅屋交差点まで来場者の車が連なるなど賑わいを見せていますが、限られた時期だけとはいえ駐車場台数が少ないため来場を断念される方や他の通行車両及び歩行者にたいへんご迷惑をおかけしている状況があります。駐車場の拡大については平成30年に予算要求され令和2年3月に減額補正という形で実現しませんでしたが、改めてその経緯と今後の駐車場の増設についての考えをお示しください。また現登録申請内容の確認として当駅が一体型の登録か単独型なのかをお伺いいたします。

2、あぐりの里栗東のトイレについてお聞きいたします。道の駅登録要件においては清潔なトイレが条件になっており原則洋式です。現在洋式トイレは多目的トイレの1据で男性トイレは2据中1据、女性トイレは5据のうち2据が洋式トイレとなっています。高齢の利用者からはズボンを下ろしにくい、膝を曲げるのが辛い、立ち上がりにくい等のご意見もあり和式の難点でもありますが、排泄物で周囲が汚れやすく利用者からの苦情も多々あります。24時間利用できる清潔なトイレとして全洋式化を進めるべきかと考えますが如何お考えかお聞かせください。また、子育て応援施設として現況においてトイレ内に設置してあるベビーチェアは留め金などの腐食が進み落下の可能性もあり大変危険です。また、24時間利用可能なおむつ交換スペースは経年劣化で見た目も不衛生で暖房も無いトイレの入り口付近にあるため、肌をあらわにする赤ちゃんが可愛そうです。また乳幼児連れのお客様に利用できる授乳コーナーが敷地内にありませんが設置について如何お考えかお聞かせください。

情報発信機能について3、道の駅には本市の観光パンフレット等が置いてありますが、後にも先にもそれのみでまだまだ改善されるべきかと思います。今後はニューノーマル対応として観光協会とタイアップし街道筋のお店の紹介や旧所名跡周遊ルートの設定、外国人観光案内所もしくは多言語対応の情報発信ツールの活用、施設やバス会社などの民間活力をお借りして観光バスなどのアプリ展開等、もっと栗東市の観光資源の磨き上げは可能かと思いますがその点においては如何でしょうか。お考えをお聞かせください。

地域連携機能及び防災機能について4、あぐりの里栗東は平成11年度地域農業基盤確立農業構造改善事業費補助金を活用して事業費4億560万円で平成12年に開設された農畜産物処理加工施設でございます。当初は地域の生産する野菜等の販売が主な事業でしたが開設から今年で四半世紀を迎えようとしています。あぐりの里栗東は全国29カ所ある国土交通省による高速道路の休憩施設の不足解消に向けた社会実験の対象道の駅にもエントリーされ、また観光面でも鉄道マニアは勿論のことですが電車や新幹線の好きなキッズからは全国で新幹線を見ることができる唯一の道の駅としてもSNS等で認知されつつあり、その活用に付加価値が付き始めています。補助金等にかかる予算の執行の適正化に関する法律第5条第7条第1項、第9条第1項及び第14条ならびに補助金等にかかる予算の適正な執行に関する法律施行例第3条の規定により定められた農林畜水産補助関係等補助金により建屋等の処分制限期間は24年、付属設備は15年と経過しており補助対象としてのペナルティはほぼ無いかと思います。地域農業の活性化はもとより休憩機能だけにとらわれない体験型の、例えば観光農園併設や新幹線が写せるばえスポットの増設など観光拠点としての活用、また広域防災拠点としての機能強化について当局のお考えをお示しください。以上御答弁を宜しくお願い致します。

 

環境経済部長

地域や利用者が求めるこれからの道の駅を考える、のご質問にお答えいたします。

1、1つ目の駐車場拡大のこれまでの経緯につきましては、県道片岡栗東線4車線化拡幅及び交差点改良工事に伴い駐車区画が減少することから令和元年度において増設にかかります予算計上をしておりましたが、市道の線形変更に伴い影響をうける駐車区画数が想定より少なく駐車場の区画見直しでピーク時の駐車台数を確保できる見込みがたったことから、増設費用の減額補正を行ったものです。今後の駐車場の増設につきましては施設利用者の入込状況の推移を把握しながら、必要となる駐車場規模について検討を行ってまいります。2つ目の当駅の整備形式につきましては市で整備の全てを行う単独型となっております。

2、一つ目のトイレの全洋式化につきましては令和6年度において全洋式化に向けて取り組んでまいります。2つ目の子育て応援施設の設置につきましては男女トイレ内に設置しているベビーチェアやおむつ交換台の劣化状況から取り換えを検討して参ります。また、授乳コーナーの設置につきましては今後子育て応援施設の機能改善に向けて利用者のニーズや道の駅の先進事例も踏まえ施設の管理に十分考慮した上で設置の必要性を検討して参ります。

3、道の駅の情報発信機能につきましては、栗東市内で多くの入込客がある施設であることから利用者に市内の観光情報を提供することは有益であると考えております。この施設を活用した情報発信の具体的な取組につきましては現在実施している多言語観光案内システムによるインバウンド向けの情報提供の他、今後においては道の駅からの市内への来訪を促すべく家族や夫婦一人旅などのターゲットを明確にしたストーリー性のある観光ルートの提示や、ボランティア観光ガイドの活用など情報発信機能の強化に向けて栗東市観光協会と協議して参ります。

4、あぐりの里栗東に対する観光拠点の活用につきましては、3点目で答弁させて頂きました道の駅としての情報発信の他に新幹線が間近で見られるスポットである強みを生かし観光物産展やマルシェなどの来訪者参加型の観光イベントなど施設の活用にむけ関係機関と協議して参ります。次に広域防災拠点としての機能強化につきましては当該施設は災害時における緊急輸送路第3次確保路線に面し、国道8号及び名神高速道路へも大変アクセスが良い立地であることから現行の栗東市地域防災計画において市内物資集積拠点として位置付けております。駐車場の増設やトイレの改修等施設の魅力等利便性向上を図る道の駅としての機能強化は、同時に防災拠点としての活用の幅を広げ防災拠点のひとつとしてより有効な役割を果たすものと考えています。

 

議員

では最初に1、令和2年3月13日開催の予算常任委員会環境建設分科会での議事録で概ね確認が取れました。しかし区画線変更前の大型車用駐車場に現在も平日休日に関わらず大型トラックが駐車され、ほぼ10台分の小型駐車場が駐車できない状況にあります。輸送用トラックなので明け方止めて昼間の開店時は開店時間は止めっぱなし、店の来場者や観光バスに影響が出ています。また従業員が移動のお願いに行くと、道の駅は24時間いつでも駐車できるとこやろ、と逆に怒られるということも茶飯事で従業員のストレスも見ていられません。区画線についても変更前の線の上から新しくひいているのでオレンジや白の線が入り乱れこれでは注意のしようもないのが現状であります。また草津市は来年度に道の駅の駐車場を増設、甲賀市においてはこの3月の予算審査にあいの土山道の駅再整備に20億円が計上され運営する株式会社にも数千万円の補助金を出す計画です。他にも2020年度から計画がまだ動いてませんが守山市も琵琶湖沿いに新しい道の駅の建設を予定しており、近隣市町も地方創世の新たなステージに入ろうとしています。ましてや先ほどの答弁にもありましたが、当駅は災害時における緊急輸送第3次確保路線に面し国道八号及び名神高速道路へのアクセスも良い立地であることから、現行の栗東市地域防災計画における市内物資集積拠点に位置付けられているわけですから災害時にスペースがなければ何の役にも立ちません。農林の立場では施設利用者の入込状況の推移を把握しながらの検討という御答弁になるのでしょうが、近くには済生会病院や淡海荘などの総合病院や老人施設があります。周辺地域はもとよりこうした施設への物資の一時置き場や後方支援拠点としてのスペースの確保は必要不可欠では無いでしょうか。前回の予算要求では780万円ほどでしたが施設に新しい付加価値を組み入れ今こそ生きた税金の使い方をお示しいただきたいと考えますが、如何お考えですか。

 

危機管理局長

広大な駐車場が増設をされる、こういった前提に立ちまして災害時の当該施設の活用を考えますと物資の集積拠点としての機能強化が図れることは勿論のことでございますけれども。周辺住民の方の一時避難所としまして物だけではなく人の対応も見込むことが出来るようになります。従いまして炊き出しでございますとか生活用品の集配場所としても活用が大いに期待できるものになるというように考えます。

 

議員

かの地はですね、野洲川も面しておりますけど野洲川ハザードマップを見ますとハザードマップにかからない結構水害の際も安心な地と認識しております。是非ともそういった面でもしっかりと地域の方があの場所へ災害はあの一括りに地震だけではございませんので水害の際もあぐりの里を利活用していただけるようなそういう周知もよろしくお願いしたいと思います。有難うございます。

とはいえ、財政難を強いられる本市において草津や守山、甲賀市のようには行かないのかもしれません。ここは最大限国の支援メニューをお使いいただきたいと考えますが、質問に先立ち技官に一体型単独型で支援メニューに違いが出るのか否かをお聞きしたところさほど差はなさそうです。駐車場増設にかかる支援メニューについて担当課は検討されてこられてるとは思いますが、どのような状況になっているのかを答えられる範囲でお答えください。

 

環境経済部長

駐車場の増設に係る支援のメニューにつきましては、現在各省庁の道の駅支援メニューにより検討を行っていまして支援対象となる事業の選定や採択要件の確認をしているところでございます。

 

議員

私も令和5年度版の各省庁からの道の駅に対する支援メニューも拝見いたしましたが、まことに豊富で今回能登の方の地震もありましたことから2025年までというのがやや伸びるのではないかと。国の動きもそうですけれども県の方でもそういったことをちょっと仄聞いたしました。なにとぞ農林課だけではなく観光危機管理子育て自治振興など各課を横断してですね、補助金をとってきていただけたらなあと私も思っております。よろしくお願いいたします。

2、御答弁で令和6年度に全洋式化とのこと、有難うございます。またベビーチェアやおむつ交換台の取り換えについてご検討とのこと、感謝いたします。が、建物自体が25年を経過しておりますことと、もしも駐車場が増設出来るのであれば現状のトイレの位置が全体のレイアウトから見て適切な位置にあるのかも含め、また授乳コーナーとおむつ交換ができる空間を多目的トイレと同様に個室として設置するのであれば来年度の便器だけ据えかえる全洋式化を先送りしてでも全面リニューアルが望ましいかな、とも思うんですが当局としてはせっかく予算確保したのにとお思いかもしれませんがその点についてはどうお考えですか。

 

環境経済部長

トイレの全面リニューアルにつきましては、休憩施設をしてニーズの高いところから、トイレの機能改善に向けて優先的に取り組んでまいりたいという風に考えて御座います。またトイレの位置につきましては、休憩施設駐車場からの利用のしやすさや施設の利用者の動線や移動距離こういったところを考慮致しますと、現在の位置が適切であるのかなという風に考えているところでございます。

 

議員

全洋式化、これはここ数年ですね。あぐりの里の皆さんもそうですし、観光協会の方からも陳情なり要望が出てたと思うんですけども、皆さん喜んでくださると思います。県下20の道の駅のアンケートの調査によると、栗東のあぐりの里の残念な点というのはトイレが汚いというご意見が沢山出ておりました。これがクリアできるということは大変喜ばしいことですので何卒宜しくお願い致します。ちょっとあの質問には関係ないかもしれないんですけれども、県の方も先月の27日に防災に絡めてですけれどもトイレをしっかりと今回の県の能登の方に派遣された職員さん等が帰ってきた情報を取りまとめた結果ですね、やっぱりねトイレ、トイレ。避難所やそういったところのトイレが大変これが課題だなということになってます。そういった面でもあぐりの里がもしも炊き出し場、一時避難所ということを考えればトイレもしっかりと整備をかけて頂きたい。県の方もその方針を前回出しているようですので来年度今回しっかりと予算をとられるみたいです。そういった意味でもしかしたら棚ぼた方式ではありませんけれども栗東市でも県の予算が取れるところがあるかもしれませんので、その点についてもよろしくお願いしたいと思います。

3、本市の総合計画においても観光の玄関口に位置づけられている当駅に情報を提供機能が紙媒体のみとはいささかお粗末と言わざるをえません。現行実施されておられる多言語観光案内システムの導入は勿論ですけれども市内の他の観光施設に誘導できるような案内システム、例えば栗東市全域地図に寺社仏閣や銘品名店の写真を添付したり、施設ごとのランプ表示や温泉案内板を作るなども小さな活字の冊子より目や耳にとまるかと思います。また、市内観光の経路案内など現状ではあぐりの里の従業員で対応していますが十分とは言えず、市内回遊コースや食べ歩きコースなど嗜好や要望に応えられるルート案内が出来ればと思います。今までこのようなサービスについて栗東市観光協会とはご協議されたことはございますか。

 

環境経済部長

道の駅における観光案内システムにつきましては、草津市の道の駅の設置例等ではタッチパネルを使用しまして見る体験する買う食べるなど目的別に観光情報が取得できる機能を有するものが設置されているものを確認しているところでございます。本市といたしましても紙媒体だけでなく視覚や聴覚などに訴える観光案内が有益というふうに考えて御座いまして、本市の観光にどのような設備が適切なのか。検討をしてまいりたいという風に考えてございます。また観光協会とは十分な協議は出来て御座いませんが、今後市内回遊コース等につきましてもターゲット、テーマ、利用者に見合ったコースが設定できますように連携をしてまいりたいというふうに考えて御座います。

 

議員

これからもよろしくお願いいたします。

4、観光にも重なりますが当駅が新幹線の見える駅と言われますのも多くの場所は新幹線の上半分、つまり車輪までが見えておらずその全容を見られるのは全国で当駅だからであります。済生会の裏の辺までなんですけれども一部ですけれども天気のいい日などは済生会裏の里道でですね、カメラマンがちらほら並ばれシャッターチャンスを伺っておられますし、子どもたちも新幹線が通るたびに歓声を上げています。にも関わらず駅には新幹線をイメージさせるような滑り台などのような遊具もなく、女の子のイメージキャラクターはあるものの彼女と新幹線とのコラボもありません。インスタ映えする写真スポットは勿論ですが、お土産の包装など小さなところにも新幹線のイラストが入ればもっと楽しい場所になると思います。新幹線の見えるテラスはぜひ欲しいところですが、当局は新幹線についてはどうお考えですか。

 

環境経済部長

道の駅の仰っていただきました新幹線もそうでございますけれども、特徴を生かした施設の誘客のための今現在ありますキャラクター等こういった活用等も含めまして今後利用者の拡大に向けて当該施設を協議して参りたいという風に考えて御座います。

 

議員

手原駅や栗東駅と同様人の集まる場所として賑やかさの創出は必要だと思います。是非とも商工会や観光協会の皆様またJAの皆様のお知恵もお借りしてイベント開催や活用方法を模索して頂きたいと思います。その辺についてもよろしくお願いいたします。まずはスペース確保、お願いしたいところではございますが今回の一番大切なキーワードは防災であります。1、追加質問でも申し上げました通り当駅は災害時緊急時における第3次緊急輸送確保路線に面し国道8号及び名神高速道路へのアクセスも良い立地であることから現行の栗東市地域防災計画における市内物資集積拠点に位置付けられております。そこでお伺いいたします。今回の能登半島地震の同程度の地震を想定難しい事ではございますが、想定した場合当局の考えておられる市内物資集積拠点とはどのような場所どのような役目をお考えか。現状の広さで物資や復旧活動に必要な資材の集積が可能かどうか、また物資を運ぶ自衛隊に限りませんけれども大型車の駐車に対応できるのかも含め拠点としての機能が十分果たせるか否かについて危機管理部局として率直な見解をお聞かせください。

 

危機管理局長

まず、現施設で物資の集積拠点としての機能が十分に果たせるのかといったところでございますけれども、能登半島と同等の地震を想定してということではございますけれど、実際に災害によりましてはその規模でございますとかどういった内容の被害が生じるのか、ということによりましては必要となってきます資材の内容ですとか質とか量とか当然変わってまいりますので、現時点に起きまして明確にこの施設で足りているのか足りていないのかというとこにつきまして判断するところにつきましては正直困難な部分があるのかなというのが率直な感想でございます。次に物資の集積拠点としての立地でございますが、もちろん望ましいという点につきましては交通アクセスの良さ、これが第1番目にでてくるのかなというところから考えますし、この意味におきましてあぐりの里栗東は条件を十分に満たしておりますから施設の機能が拡張されまして防災上大変意義のある、こういった状況になるのかなあとこういった考えるところでございます。ただし市全域の防災というところから考えますとこの施設そのものですとか周辺に大きな被害が生じる可能性、こういったものもやっぱり念頭に置く必要もあるのかな、否定も出来ないのかな、ということも考えますのでリスクを分散されるこういった視点も重要な部分であるのではないかと考えるところでございまして。特定の施設に特定の機能のすべてを集約させるといったような運用では無くてですね、他の公共施設も含めて市全体で対応を図っていく、こう言った視点も持ちながら施設の機能については考えていく必要があるのかなとこのように考えて御座います。

 

議員

仰る通りだと思います。しかしながら宅屋近くの自治会、出庭だったりあの辺の方々は大宝東小学校にも遠く葉山小学校にも遠いです。本当に避難場所に遠いことは市民にとっては命取り、一刻を争う避難になればしっかりと安全な場所を確保して差し上げるのも行政のまた今回来年度ですかね、策定される地域防災計画にも必要なことだと思っておりますので何卒ご配慮の程宜しくお願い致します。続きまして現状はそういったことも踏まえながらですけれども追質の1、をふまえましてあぐりの里に他に必要とされる設備、こういうものがあったらいいなと防災上あったらいいなというもの考えられる限りご見解を教えていただけますと有難いと思います。

 

危機管理局長

物資だけに留まらず新しい付加価値ということで人の避難にも対応する施設っていうこういった前提に立ちますと、当然ながら大型の貯水タンクですとか自家発電装置、或いはそれこそ避難所としての機能を有するわけでございますので現在避難所に備蓄しているような非常食ですとかトイレとか毛布などの各種の日用品等々のこういった備えが必要になってくるものではないかと考えます。

 

議員

駐車場の話から始まりまして大きく防災の話になりましたけれども、スペースが無ければなかなかそういった防災倉庫や貯水タンクなども置けないことになります。そういったことも鑑みながら方々からですね知恵を寄せ合って何卒市民の命を守るという観点から皆様のお知恵を拝借したいと思っております。もう1点、当駅を栗東市地域防災計画における市内物資集積拠点と位置づけておられるわけですが、災害の発生に伴う費用負担ですね。例えば災害が発生したと、その後のことになるんですけども、市が負担する旨を明確にするためあぐりの里栗東との管理運営協定の中で災害時における対応を規定しておられるかどうかお伺いいたします。

 

危機管理局長

現状に起きましてアグリの里栗東と協定は実は取り交わしは出来て御座いません。ところが令和6年度におきましては地域防災計画の改定作業を予定しているところでございますので、この改定作業の検討項目に御指摘を頂きました協定といったものについては検討項目に加えて確認を行いました後、協定締結が必要であると判断される場合は、当然締結に向けた手続等を行ってまいりたいと考えます。

 

議員

災害時における指揮系統ですね、指揮がですね変わるわけですから指揮権を市が持つわけですから、しっかりと協定の中でうたっておかないと現場が混乱する。要は災害時に混乱を起こす元になりますのでしっかりとそのへんも議論してください。またあぐりの里だけではなく指定管理施設のですね。ほぼ全域にあります指定管理施設についてもチェックを怠らないようにお願いいたします。有難うございます。2020年からですね制度が開始され滋賀県で唯一防災道の駅として認定されたせせらぎの里甲良に先日伺ってまいりました。今回の質問の事前勉強のためですけれども、駅長さんにいろいろ話を聞かせて頂く中でですね。広い敷地がありまして大型車の駐車スペースも広々と確保されてはいましたけれども、先ほど危機管理の方が仰っていただいた防災倉庫や発電機等の設置計画がまだ行政との間で調整がとれていらっしゃらないということで防災備品も未設置のままでした。しかしまずは周辺住民に道の駅の機能として防災機能があることを周知して頂き、行政も一人でも多くの命を救うためにこうしたスペースを有効活用すべきではないかと今回私は思っています。言わずもがなですが災害直後の数日間が対応がですね、市民の命やその後の復興のスピード感に明暗を分けると私は思っています。せせらぎの里甲良に伺って思いましたけれども、全てを一気に整備することが難しくても一つひとつを拠点とする努力をすることが大事なんではないでしょうか。防災施設は私たち市町の保険であります。いざという時の保険はたくさんある方がいいんです。縷々申し上げましたが施設の活用目的はひとつではありません。人口減少社会が到来しようとしている今、既存の公共施設に様々な機能を持たせることで価値を上げていくべきです。また、周辺住民のみならず全市民のため、頻発する自然災害に最大限減災対応できるよう準備を怠らないで頂きたいと思います。以上お願いを申し上げ私の今回の質問を終わらせて頂きます。