
私が海外に行こうと思ったのは、
「ひとまずここを離れた方がいいかもしれない」
と思ったからです。
「ここ」とは、とにかく当時の私が属していたすべてのもののことです。
会社はもちろん、家族、友人... とにかく一度すべてを切ってしまいたいと思いました。
とにかく1人になって、全部忘れたかったです。
ただみんなから離れるだけだったら、日本の山奥でも良いのですが
せっかくだったら海外で留学しようと思いました。
学生の頃からファッション誌でみる海外の風景や文化に憧れていましたし、
次の就職先を探すときに、留学にしておいたほうが聞こえがいいかなと考えたからです。
(今後のことを戦略的に考える余力が残っている状態で辞めてよかったなと思います)
会社を辞める3週間前に留学斡旋期間に行き
そこで紹介してもらったロンドンの語学学校に行くことにしました。
期間はたったの17日間。
勉強する気はまったくなく、とにかくここを離れて休みたいという
ただただその思いだけですべてを決めました。
退職日も、東京を発つ日も決まってから、母に報告するために病院に行きました。
もしかしたら動揺して、状態が悪化するかなと少し心配していたのですが
母は予想外に私の留学を喜んでくれました。
これは本当に良かったと思います。
入院する前に私が「会社を辞めて留学する」といったら
母は私を引き止めようとしたかもしれないなと思います。
口では言わなくても、きっと鬱状態になることで私を引き止めようとしたと思います。
母は病院に入り、良い意味で、すべてに身を任せることができるようになっていました。
もう自分ではどうにもできないんだなということを認めて、
周りを信頼して(せざるおえないのですが)流れに身を任せることができるようになっていたと思います。
だから、私の決定も素直に受け入れてくれたのだと思います。
また、もともと私以上に活発な性格ですから海外に対する興味もあったのだと思います。
(母は海外の旅番組をよく観ています)
母が喜んでくれたこと、それは本当に嬉しかったです。
私はこれから自由になっていいんだなと、気持ちが軽くなりました。
退職してから出発まで2週間あったので、そのあいだに準備をしました。
留学のことは、家族とイギリスに留学したことがある会社の先輩にだけ話して
他の人には、仲のよい友達にも話しませんでした。
なんというか、話してしまうとその人たちの「思い」がロンドンまでついて来てしまう気がしたからです。
本当にすべてを切っていきたかったので、家族と先輩以外には言いませんでした。
ありがとうございます。
続きます

