2024年12月13日(金)、渋谷・SEABIRD第二金曜(2金)ライブ。今日のテーマは「クリスマスはエリントンと過ごしましょう」である。12月になると街の飾りも巷に流れる音楽もXmas一色になるが硬派なjazz屋は「甘ったるいXmasソングではなくエリントンを演るんだぜぃ!」という事だろう。

エリントンとは“スイング・ジャズの帝王“とも呼ばれたデューク・エリントンと彼の楽団(*1)だ。やはり2金バンドは筋金入りのjazz屋だけあって岩井バンマスはXmas気分なんかにゃ浮かれないんだなと独り納得してライブ開始直前にお店に入ったらビックリ!「うげぇーっ、なんですか?これは…

【中川さとし(Pf)、小島幸三(Ds)、岩井千尋バンマス(Tp)、榎本任弘(B)、加藤求実(Ts)】

岩井バンマス以下バンドメンバーがサンタ帽やトナカイの角を着けているではないか…ええ~これじゃまるで新橋駅前で売れ残りのXmasケーキを売っているアルバイト集団じゃねーかよ、と呆気に取られているうちにライブは始まった。
PROGRAM(各曲名⇒なおちゃん限定公開動画にリンク)
1st.set
1 Things Ain’t What They Used to Be (千尋&求実)
おーこれなんて曲だっけか?そうそう「昔は良かったね」だ!今ならアナクロニズムの歌とでも言われそうだね。
2 Limbo Jazz (山内恵英&求実)

3 Have Yourself a Merry Little Christmas (マッキー&千尋) 今回初めて1st.で2曲歌ったマッキーこと牧かおるさんだが、この曲このテンポで良かったの(速すぎじゃね)?

4 The Christmas Song (マッキー&求実)

5 Winter Wonderland (出雲井裕実&求実)
鮮やかなXmasレッドに身を包んだディーバはサンタ帽も似合う!ブラジル生活を経験している出雲井さんはポルトガル語で。これはXmasソングじゃなくて寒い冬の歌だが南半球ではXmasは真夏!じゃあ真冬の6月頃に歌うのかな?

6 Isfahan (千尋&求実)
7 Prelude to a Kiss (千尋&求実)
2nd.set
1 Take the A Train (恵英&杉山尚子)

なおけいの「A列車で行こう」は16ビートだ。これもなかなかファンキーでイイ感じだネ。
2 White Christmas (千尋&尚子)

私はそもそもjazz屋じゃないけど、バンドの方針だと思ってXmasソングもXmasカラーも封印し、数少ないエリントンレパートリーから「Mood Indigo」を19年ぶりに歌う事にし、浮いてはいけないと思ってインディゴブルーで渋く抑えたのにぃ。これじゃあ逆に俺だけ完全に浮いてるじゃん!

見かねたけいちゃんが「ハイ、これ着けて」と帽子の上からトナカイの角を生やしてくれた。でも浮かれたいのか渋く抑えたいのかどっちつかずで“腰が引けたチンピラの啖呵“のような“急遽搔き集めれられたケーキ売りの応援バイト”のような、この中途半端な付け焼刃感はいかんとも拭い難い

【ヴォーカルコラボする恐竜クンはSEABIRDママの悪戯】
原詞は専門の歌詞サイトに譲るとして例によって今回はナンチャッテ和訳をした詞を朗読してから歌に入ることにした。indigoとは藍色のことでblueより深い青だから、ここでmood indigoとは英語のblue(悲しい、寂しい)より、もっとどんよりした“絶望的な気分”を指している。
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いや、あんたは全然悲しく(blueじゃ)ないよ
あんな気分(mood indigo)になるまではね
そりゃあもう、靴の底まで落ち込んで
ため息をついて「出てけっー!」っていう気分
そんな風になるまではね
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そう、それは「さよなら」を言われてからさ
毎日、暗くなる頃には寂しくて泣きたくなる
気にかけてくれる人なんて誰もいないからね
もう、あの気分(mood indigo)になったら、
ただただ横になって、死んでしまいそう
(translated by Saigottimo)
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3 Mood Indigo (Saigottimo&千尋)
4 In a Mellow Tone (裕実&求実)
5 A Christmas Love Song (裕実)

【可愛いでしょ?え、誰だよ「鬼?」とか言ってる奴は!】
6 Sophisticated Lady (千尋&求実)
7 Perdido (全ブラス陣)

かくして今年最後の2金ライブは賑やかに幕を閉じた。来年は1月10日(金)からスタート。そして今年も“SEABIRD大晦日セッション”において我が2金バンドが栄えあるスターティングバンドの栄誉に与かった!17時スタートです。大晦日も来年も、硬派?の2金jazzを聴きに来てちょ。

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*1:デューク・エリントンの本名はエドワード・ケネディ・エリントンで「デューク=公爵」は愛称だが、同じくjazzバンドのカウント・ベイシーの「カウント=伯爵」も愛称。貴族の爵位は「公侯伯子男」の5階層で公爵が最上位だからエリントンの方が格が上だということ?

Saigottimo